Hey!guys.
Swatchです。
あなたは、友達と待ち合わせをして、時間を間違えたことがありますか。
日本人は、時間を守ることを美徳としていますので、何分か前には待ち合わせ場所に到着するという感覚で行動します。
Swatchの経験では、時間厳守というのは、日本の常識、世界の非常識という感じがします。
それってどういうことに関係があるのかを、経験をもとに考えてみました。共感される人が多いかもしれません。
アメリカでは、アナログの12時間表示の時計が読めない人も多くなっています。
実はそういった状況の中に、コミュニケーションのコツが隠れています。
<17時に会いましょう>
これ、普通の待ち合わせの約束に聞こえる人は、少し考えが古いのかもしれません。
Swatchが、大学から防衛省自衛隊に入隊した当時は、時間は、午前5時、午後5時という言い方をしていました。
当時というのは、昭和50年代ですので、今から50年前、半世紀も前の話です。汗
当時、大人が持っている腕時計は、アナログの文字盤で12時間、長針と短針がぐるぐると回る時計です。高校生とか中学生は、腕時計を持っていない時代。
時間を確認するには、学校の大時計、街中や駅、公園にある時計塔などで確認していました。当時の多くの日本人は、腕時計ではなく、街中にある時計で時間を確認してたのです。
その頃、カシオのデジタル時計が売り出され、防水、耐久性、電池式で、さらにデジタル表示で、若者のあこがれでした。
デジタル表示だと、24時間表示ですが、当時は午前、午後の12時間表示が普通でした。
24時間で時間を口にする人は、あまり多くなかったのです。
Swatchが自衛隊に入った50年前は、午前・午後を使って、時間を言うのが当たり前で、午後5時を、17時という人はほとんどいませんでした。
前回も自衛隊の規則について書きましたが、自衛隊は作戦上、時間を午前、午後という言い方をせず、24時間標記で、午後5時を、17時と言わなければなりませんでした。
これ、Swatchにとっては、ある意味カルチャーショックで、慣れるのにかなり時間がかかりました。
さらに、自衛隊独特の表現の仕方があって、午後5時10分は、「17:10」ではなく、そのままストレートに数字を並べ、「1710」と表記するのです。さらに、数字の読み方が、「ひとなな、ひとまる」と発音するのです。
一が「ひと」、0が「まる」、7が「なな」、4が「よん」と発音し、「時・分」は省略しなければならないのです。
人は、今まで慣れたこと以外のことをするのは、気が進みません。ある種の拒否反応があります。
自衛隊で「ひとななひとまるに集合せよ」と言われても、ピンときませんでした。
ところが、郷に入れば郷に従えの教え通り、そうしなければならない状況であれば、人間は順応していきます。月日が経つにつれ、「ひとななひとまる」は、す~と頭にはいって、自分から時間を伝えるときも、
「ひとななひとまる」の居酒屋に集合、などと自然に出てくるようになります。
これは米軍の兵士も同じで、「17:15」は、二けたに分け、
“seventeen fifteen”
と言います。
これでお互い時間をぴったりと確認できます。ところが、これを軍人ではないアメリカ人に言うと、変な顔をされる。
実際には、少なくとも“five fifteen pm.”と言わなければならない。
ところが、最近はデジタル腕時計(digital watch)が主流になってきており、スマートウオッチでは、24時間標記されます。
人々の頭も一日24時間の時間標記で行動するようになってきています。
アメリカでの統計では、アナログの12時間の時計の表記が読めない若者が増えているそうです。
え?ですよね。
アナログ表示の時計の文字盤と長針短針の位置関係が良くわからない若者が増えているそうです。本当の話です。
ということは、いくらあなたが相手に午後5時10分を正しく英語“ten past five pm.”と言っても、伝わらないかもしれないのです。
これは、アメリカ人や英語圏の人たちと、英語でコミュニケーションをとるときの、ヒントにもなります。
<明後日って何曜日ですか>
次に、あなたは、英語で「明後日」を言えますか。もちろんです。
“How are you?”と同じように、中学校の英語の教科書で習いました。
“day after tomorrow”ですね。
それでは、「一昨日」を英語で言うと
“day before yesterday”ですね。
でも、最近のアメリカ人は、そういう表現をしないのだそうです。
表現自体は、日本の教科書に載るぐらいですし、ググればすぐに
「day after tomorrowは、明後日という意味です」
とAIが答えてくれます。英語としては正しい。だけど、日常生活では、使わないということなんです。
英語の表現で使える使えない、という例を上げるのではなく、教科書で習った表現が、何故アメリカ人(英語圏の国民といった方が良いかも)は日常的に使わないかについて説明します。
それは、昨日の一日前という曜日の計算や、明日の次の日という計算が面倒だからです。例えば、今日が水曜日だとすれば、
“day before yesterday”は、昨日が火曜日で、その一日前だから月曜日と計算しなければなりません。
その計算がアメリカ人は面倒なのです。最初から“Tuesday”と言ってくれということなのです。
ここまで書くと、今回の主題が見えてきますね。
言葉は時代とともに変化していきます。日本語も変化しています。それが好ましい変化かどうかとは関係なく、日々、月々、年々言語は変化していきます。
Swatchの経験でも、50年前は、午後5時を17時という人は、少なかった。17時という人は、少し変わった人だった。
今は、午後5時という方が古めかしく感じます。17時と会話しています。
アメリカでは、アナログの時計表示を見ても読めない若者がいます。
“day after tomorrow”と言われても、すぐに曜日を思いつくことができない人が多くいます。
だったら、直接、曜日を言ってください、という文化になっていることを認識してください。
<時間に遅れても気にならない感覚>
日本人は、時間に正確で、規則正しい生活をしていると、良くアメリカ人から言われます。
“You are punctual”(時間をまもる)です。
それを良く考えてみると、そもそも時間の感覚がしっかりしているのは、アナログ時計の読み方もしっかりと理解し、時間をいう時には、「午前・午後」を相手に伝え誤解されないようにする気遣いも、小学生のことからしてきた結果です。
今のように、携帯電話や腕時計を小学生でも持っている時代ではなかったのですが、公園の時計を見て時間を知り、あと何分で家に着くという時間感覚を身につけてきた日本人は、時間に関する訓練をしっかりと受けてきた結果です。
通学や通勤で公共交通機関を利用すればわかるように、数分の遅れで駅の掲示板に「遅延状況」と共に、「ご迷惑をおかけします」と謝罪のメッセージが表示されます。
公共交通機関の運用時間の正確さと、少しの遅れでも謝罪をするという日本の文化が、あなたの時間感覚に組み込まれて、生活していると言えますね。
ところが、世界の状況は違います。遅れて当たり前、謝罪などもないという状況です。そういった文化の違いが、時間に関する行動に影響を与えています。
遅れても、別に大したことではない。もっと言えば、遅れて当たり前という考え方になるのかもしれません。
であれば、あなた自身が、世界に目を向けるときに、考え方を変えなければならないかもしれません。
時間に遅れて当たり前という考え方も「あり」という考え方です。それに「多様化」という理屈をつける必要はありませんが、時間の感覚がしっかりと培われて、時間に正確な行動ができる能力を持った日本人は、すこしばかり、他国と比べて優秀な民族であると考えた方が納得がいきます。
世界では、交通機関が分・秒単位で正確に運用されている国は皆無です。あなたが他国に人とコミュニケーションをとるときに、日本人がしっかりと基礎教育を受け、非常にレベルの高い生活をしているという自覚は必須です。
その前提に立って、周りの国々の慣習や文化を受け入れていくと、非常に良好なコミュニケ―ションが取れるようになります。
その際、出来る限り簡易な表現法を心がければ、さらにうまく内容が伝わるようになります。
言葉は生き物です。使う人の気持ちによって、伝わり方が変わってきます。相手に理解しやすいように話す工夫ができれば、本当に面白いほど、相手に気持ちが伝わるようになります。
そういった気持ちで、外国人とのコミュニケーションにトライしてみてはいかがでしょうか。
執筆家・英語教育・生涯教育実践者
大学から防衛庁・自衛隊に入隊。10年間のサバイバル訓練から人間の生について考え、平和的な生き方を模索し離職を決断する。時を同じくして米国国費留学候補者に選考され、留学を決意。米国陸軍大学機関留学後、平和を構築するのは、戦いを挑むことではなく、平和を希求することから始まると考えなおす。多くの人との交流から、「学習することによって人は成長し、新たなことにチャレンジする機会を与えられること」を実感する。
「人生に失敗はなく、すべてのことには意味があり導かれていく」を信念として、執筆活動を継続している。防衛省関連紙の英会話連載は、1994年1月から掲載を開始し、タモリのトリビアの泉に取り上げられ話題となる。月刊誌には英会話及び米軍情報を掲載し、今年で35年になる。学びによる成長を信念として、生涯学習を実践し、在隊中に放送大学大学院入学し、「防衛省・自衛隊の援護支援態勢についてー米・英・独・仏・韓国陸軍との比較―」で修士号を取得、優秀論文として認められ、それが縁で定年退官後、大規模大学本部キャリアセンターに再就職する。
修士論文で提案した教育の多様化と個人の尊重との考えから、選抜された学生に対してのキャリア教育、アカデミック・アドバイジングを通じて、キャリアセンターに新機軸の支援態勢を作り上げ、国家公務員総合職・地方上級職、公立学校教員合格率を引き上げ高く評価される。特に学生の個性を尊重した親身のアドバイスには、学部からの要求が高く、就職セミナーの講師、英語指導力を活かした公務員志望者TOEIC セミナーなどの講師を務めるなど、大学職員の域にとどまらぬ行動力と企画力で学生支援と教員と職員の協働に新たな方向性をしめした。
生涯教育の実践者として、2020年3月まで東京大学大学院教育研究科大学経営・政策コース博士課程後期に通学し、最年長学生として就学した。博士論文「米軍大学における高等教育制度について」(仮題)を鋭意執筆中である。
ワインをこよなく愛し、コレクターでもある。無農薬・有機栽培・天日干し玄米を中心に、アワ、ヒエ、キビ、黒米、ハト麦、そばを配合した玄米食を中心にした健康管理により、痛風及び高脂質血症を克服し、さらに米軍式のフィットネストレーニング(米陸軍のフィットネストレーナの有資格者)で筋力と体形を維持している。趣味はクラッシック音楽及びバレエ鑑賞。
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