【World Life】とは?

「行ってらっしゃい」が英語にないって本当?

World Lifeな生活
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おはようございます。
木曜日のCozyです!

我が家からすぐの場所に,お花やさんがあります。

朝早くから営業していて,

毎朝の愛犬とのアサンポで前を通ると,いつもそこのお母さんが

「行ってらっしゃーい!」

散歩を終えて帰ってくると

「おかえりー!」

と声をかけてくれます。

さて,この挨拶,

英語ではどう言うかわかりますか?


―「行ってらっしゃい」には複数の意味がある!?―


私の住んでいる周辺には,いろんなお店がたくさんあります。

カフェ,パン屋さん,洋菓子やさんに八百屋さん,お惣菜屋さんにドッグカフェ…

いろんな種類のお店があって,歩くだけでも楽しい街です。

毎日愛犬と散歩をしていると, いろんなお店の人が声をかけてくれるんです。

「今日は暖かいねー!」

というお決まりの挨拶だったり,

「昨日の会議どうだった?」

と,ちょっとツッコんだ話まで,その内容はいろいろ。

でも,その後,ほとんどの人が言ってくれるのは,

「行ってらっしゃーい!」

という言葉なんです。

実はこの言葉,そのまま英語にしようとしてもなかなかできないのです。

それはなぜだと思いますか?

それは,日本語の「行ってらっしゃい」って,一つの意味ではないから。

「行ってらっしゃい」には,

「行ってくる」と「帰ってくる」

という2つの意味が基本になっていて,そこに

「気をつけてね」
「今日も一日がんばって」

という思いも込められている表現なんです。

反対に英語には,これに当てはまる言葉がないのです。

英語では

“Bye.”
“See you.”

これがごく普通の挨拶。

もし,今日これからの一日を気持ちよく過ごして欲しいなら,

“Have a good day!”
“Have a nice day!”

のように

「今日はいい一日を過ごしてね!」

と言ったり,

“Take care.”(気をつけてね)

と言ったりします。

日本語では,

「行って」「無事に」「帰ってらっしゃい」

という複数の意味が込められた

「行ってらっしゃい」ですが,

英語では「出かけること」「帰ってくること」自体にはあまり触れず,

「その瞬間」

の声がけをするんですね。

どのような声をかけるのかは,

「単にその場の別れの挨拶なのか」
「その後の時間への一言なのか」
「安全への気遣いなのか」

その時の気持ちやポイントで決まります。

でも,出かけるときの声がけとして最も一般的なのが

“Bye!”
“See you later!”

のような「とりあえずの一時的な別れ」のような挨拶なんですね。

それは「お帰り」も同じ。

“Welcome back.”とも言えますが,それは

「しばらくぶりに戻ってきたとき」

のような特別な感じ。

日常のちょっとした外出のあとなら,

“Hey.”
“Hi.”,

あるいは,さっき会った流れなら

“Hi again!”
“Back already?”(もう戻ったの?)

くらいが自然なんです。


―「行ってきます」は?―


このように,英語という言語は

「その場で必要な部分を言葉にする」

というのが基本。

だから,

「行ってらっしゃい」

だけではなく,

「行ってきます」

という出かける側の挨拶も特に決まったものはありません。

“I’m leaving.”って言えるんじゃない?」

と思う人もいるかも知れませんが, “I’m leaving.”だとちょっと大げさで重い感じ。

単なる外出というよりも,

「その場や状況から離れる」

という「終わらせる感」のようなニュアンスがあるんですね。

出かけるときに使うと,

「え,どこか遠くに行くの?」
「しばらく戻らないの?」

そんな空気になってしまうかもしれません。

たとえば,

“I’m leaving the company.”
(私は会社を去る=退職する)

“I’m leaving this town.”
(私はこの街を去る=引っ越す)

こういう使い方を見てもわかるように,

単なる移動ではなく,

「その場所にいる状態を終える」

という感じが出るんですね。

だから,ちょっとした外出で

“I’m leaving.”

と言ってしまうと,なんだか話が大きくなりすぎるんです。

では, “See you.” “Bye.”以外で,「行ってきます」を表す場合はどう言えばいいのでしょうか。

それは結構カンタンな単語を使って!

“I’m off.”
“I’m going.”

と言うんです。

“I’m off.” は,

「じゃあ出かけるね」

という,いわゆる“出発宣言”。

“I’m off ( to work )”.
([仕事へ]行ってきます。)
“I’m off ( to school ).
([学校へ]行ってきます。)

家を出るときの「行ってきます」に一番近いのはこんな感じです。

一方で,

“I’m going.” は,

「今,動くよ」

という“その瞬間”の一言。

ドアに手をかけて,今まさに出る,そんなタイミングです。

日本語は「行ってきます」の一言で言うことができますが,

英語は「どの瞬間か」で言葉が変わるんですね。

だからネイティブは深く考えずに

“Bye!”
“See you!”

で済ませることも多いし,状況によって

“I’m off.”
“I’m going.”

を自然に使い分けているんです。

この感覚が分かると,

「行ってきます」や「行ってらっしゃい」を

「一つの言い方に当てはめて訳せない」

という感覚がわかるような気がしませんか。

その一言を探すのではなくて,今の自分の動きや気持ちに合う言葉を選ぶ。

英語って,そんなふうにできているんですよね。

それでは,

“See you.”,

行ってらっしゃーい!

“Have a nice day!”

See you next week~!

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