おはようございます。
木曜日のCozyです!
「サウスポー」
この言葉,聞いたことありますか?
ちょっと懐かしい感じがしますよね。
左利きの人を指す言葉として,昔はけっこう普通に使われていた気がします。
でも最近ではどうでしょう。
あまり日常会話では聞かなくなってきたような気がしませんか。
それでも,
「左利き=サウスポー」
というイメージは,私たちの世代にはなんとなく定着しています。
でもこの「サウスポー」,英語ではちょっと違うんです。
どう違うと思いますか?
― “southpaw” って,もともと何? ―
「サウスポー」という言葉。
英語でももちろん「左利き」という意味で使われることはあります。
でも一般的ではなく,普段の会話ではあまり使わないんです。
まずは「サウスポー」という言葉から見ていきましょう。
この言葉,スポーツの場面で耳にした記憶がある方も多いのではないでしょうか。
野球中継の解説で出てきたり,試合の話の中で出てきたり。
さらに,48年前の1978年に大ヒットしたあの曲の影響も大きいと思うのです。
そう,ピンク・レディーの「サウスポー」という曲。
この曲で,
「左利き=サウスポー」
というイメージが,一気に日本国内に広まった,そう考えられます。
この「サウスポー」,英語では,
“southpaw”
と書き,もちろん左利きとしての意味はあります。
しかしそれは「左利きの選手」というイメージ。
もともとは野球用語として「左利きの選手を指す語」のことを言っていたそう。
じゃあなぜ,左利きの選手を “southpaw”と言うようになったのでしょうか。
“south”は「南」, “paw”は「手」という意味ですよね。
左利きとは関係のないように思われます。
でもちょっとだけ奥が深いんです。
実は,昔の野球場はバッターが東を向くように作られることが多かった,という話があります。
そうすると,ピッチャーは西に向かって投げることになります。
ここで,マウンドに立つ左投手を思い浮かべてみてください。
左手はどの向きにありますか?
東にいるバッターに向かって立つピッチャーの左手は,
そう,南側になりますよね。
そこから “south”(南)+ “paw”(手)で “southpaw” になった,という説があるんです。
面白いですよね。
それが,いつしかこの言葉は野球だけでなく,ボクシングでも使われるようになったのだそう。
“He’s a southpaw boxer.”
(彼は左構えのボクサーです)
“She fights as a southpaw.”
(彼女は左構えで戦います)
こうして見ると,“southpaw” はただの「左利き」というより,
「左で構える人」
「左で勝負する人」
そんな空気のある言葉なんですね。
― じゃあ,ふつうの「左利き」は? ―
先ほど,「 “southpaw”という言い方は一般的ではない」とお伝えしました。
そうなんです。
普段の会話で左利きを表現するのであれば,
“I’m left-handed.”
(私は左利きです)
このように言うことが多いんです。
もう少しカジュアルに言うなら,
“He’s a lefty.”
(彼は左利きです)
のように言うこともできます。
つまり,
“Southpaw”という表現は英語にもある。
でも,どちらかと言えばスポーツ寄り。
ふだんの「左利き」は “left-handed” や “lefty” の方が自然なんですね。
じゃあ右利きはどう言うと思いますか?
勘のいいあなたなら,もうおわかりかもしれませんね。
そう,「右利き」は
“I’m right-handed.”
(私は右利きです)
“He’s a righty.”
(彼は右利きです)
のように言います。
では「両利き」は?
“She’s ambidextrous.”
(彼女は両利きです)
ちょっと長いし,覚えにくいですよね。
そんな場合は,
“She can use both hands.”
(彼女は両手を使えます)
このように「両方の手」というふうに表現することもできます。
私たちの世代には馴染みのある「サウスポー」という言葉,
実際には,英語ではスポーツの言葉だったんですね。
だから,
「左利き」を,そのまま “southpaw”
と思っていると,日常の会話ではちょっと違うんですね。
覚えておいてくださいねー!
あなたは左利きですか,右利きですか?
それとも両利き?
それでは,今日も良い一日を!
See you next week~!
英語教材開発・制作者
米国留学から帰国後、幼児・児童英語教師を経て、中学・高校英語、受験英語、時事英語等多岐にわたる指導を行い英語教師経験を積む。また、ホテル勤務での実践英語経験を積んだり、カナダにて現地の子どもたちの英語教育にも携わりながら、CertTEYL(世界での児童英語講師認定コース)の認定を受ける。さらに、青山学院大学でTutoringの研究員としても活動。英語講師養成のeラーニングコースの日本での立ち上げメンバーとなる。「現場での経験を教材に活かしたい!」と、現在は英語教材開発会社にて日々教材開発に勤しむ。高校入試用のリスニングトレーニング教材(塾・学校向け)は累計10万部以上のベストセラーとなる。英語教材開発の傍ら、全国の英語教師への研修なども行う。また、土堂小学校(広島県尾道市)での英語指導や、初の民間校長として一躍時の人となった藤原校長(当時:杉並区立和田中学校)が手掛けた英語コースの指導に2年間携わるなど、英語教育に関する多様な分野で活躍。大の犬好きから、ホリスティックケア・カウンセラーなどペット関連の様々な資格を取得し、ペットライターとしても活動中。








