おはようございます。
木曜日のCozyです!
ご存知の方も多いと思いますが,我が家には愛犬がいます。
性格は温厚で超がつくほどの平和主義。
ボクシングジムの前を通れば,ケンカと間違えて止めようとしちゃったり,
家族がちょっと口調を強めようものなら,すかさず間に入って「ワンワン!」と怒っちゃったりするくらい(笑)
そんな愛犬を見ていると「ペット」ではなく「家族」だとつくづく思います。
でも思ったことありませんか?
「なぜ “pet” って言うんだろう?」って。
実は “pet”って言葉,そもそもの意味が関係していたんです。
― “pet” って,もともとどんな意味? ―
「ペット」は,もちろん英語でも “pet”です。
“pet” と聞くと,あなたはすぐに何を思い浮かべますか。
きっと多くの方は,
「犬や猫などの,飼っている動物」
のことを思い浮かべますよね。
もちろん当たりです。
でも “pet” には,名詞だけでなく,「動詞」としての意味もあるんです。
実は,動詞の “pet” は
「撫でる」
という意味。
欧米では,道で散歩しているワンコに触りたいとき,
“Can I pet your dog?”
(あなたの犬を撫でてもいいですか?)
と,飼い主に聞くのが一般的。
「ペット」を「ペットする」。
なんだか不思議な感じがしますよね。
ちょっとこれをみてください。
“Can I pet? Prank”という,短いいたずら動画です。
“pet”という言葉がどのように使われているか,英語も聞いてくださいね。
そして,この「撫でる」という意味が,実は “pet” の語源に深く関わっているかもしれないんです。
― “pet” の語源… ―
実は,“pet” の語源,はっきりした答えはないのだそう。
だからこそ,いくつかの説があるのですが,最も有力だとされているのが,
「お気に入りの」「可愛がられている存在」
から来たというもの。
“pet” は,16世紀頃のスコットランドや北イングランドの英語で「可愛がられている子ども」や「お気に入りの存在」を意味していたそうなんです。
そこから「お気に入りとして飼われる動物」という意味とも深く結びついている,という説です。
そしてこちらの説を裏付けるように,
動詞 “pet”(撫でる) には,ただ触れるだけでなく
「愛情を込めて撫でる」
というニュアンスが含まれています。
愛情なしでは,それはただの
「 “rubbing”(さする)になってしまう 」
とも言われているほど,愛情のある言葉なんですね。
― “pet” は,愛情そのものだった ―
語源は「不明」とされていますが,
「愛情を込めて撫でる」「お気に入りの,大切な存在」
という意味と深く結びついている “pet” という言葉。
そう考えると,ちょっと見方が変わりませんか。
実は “pet” には,動物以外にも使われる表現があるんです。
「えこひいきされた人」「特別扱いされている人」の意味で,
“teacher’s pet”
という言葉も存在するんです。
“He’s a teacher’s pet.”
(彼は先生にえこひいきされている)
また,この慣用句の応用として,
“boss’s pet”(上司のお気に入り)
という言葉も口語として使われることもあります。
“She’s a boss’s pet.”
(彼女は上司のお気に入りだ)
これらは揶揄するような感じなので,あまり気持ちの良い表現ではありませんよね。
ですので,これは知識として覚えておいてくださいね。
さらに,こんな使い方もあります。
“pet project”
と聞いて,あなたはどんなことを思いつきますか?
つい,ペット関連のプロジェクトかな?と思いがちですよね。
でも違うんです。
これは,
「自分が特に力を入れている,お気に入りのプロジェクト」
という意味なんです。
“Expanding to America is his pet project.”
(アメリカ進出が彼のお気に入りのプロジェクトです)
「特に大切にしている」「力を入れている」という意味として使うんですね。
なので,
“Gardening is their pet project.”
(ガーデニングが彼らのお気に入りの取り組みです)
“Writing a novel is my pet project this year.”
(小説を書くことが,今年,私が力をいれている取り組みです)
“Training new staff is our boss’s pet project.”
(新人研修は上司が特に力を入れていることです)
のように使います。
このように,”pet” という言葉は動物を指す言葉としてだけでなく,
「大切にしている存在」「お気に入りの」
というニュアンスが込められているんですね。
最初にお話しした動詞の “pet” は,「愛情を込めて撫でる」でしたよね。
「撫でる」という行為の中に,すでに愛情が込められている。
“pet” という言葉には,動物を指す意味も,大切にする気持ちも,どちらもずっと一緒に息づいてきたんですね。
だからペットって,
「愛情なしには語れない存在」
ということなのかもしれません。
あなたの周りにも,そんな “pet” な存在,いますか?
それでは,今日も良い一日を!
See you next week~!
英語教材開発・制作者
米国留学から帰国後、幼児・児童英語教師を経て、中学・高校英語、受験英語、時事英語等多岐にわたる指導を行い英語教師経験を積む。また、ホテル勤務での実践英語経験を積んだり、カナダにて現地の子どもたちの英語教育にも携わりながら、CertTEYL(世界での児童英語講師認定コース)の認定を受ける。さらに、青山学院大学でTutoringの研究員としても活動。英語講師養成のeラーニングコースの日本での立ち上げメンバーとなる。「現場での経験を教材に活かしたい!」と、現在は英語教材開発会社にて日々教材開発に勤しむ。高校入試用のリスニングトレーニング教材(塾・学校向け)は累計10万部以上のベストセラーとなる。英語教材開発の傍ら、全国の英語教師への研修なども行う。また、土堂小学校(広島県尾道市)での英語指導や、初の民間校長として一躍時の人となった藤原校長(当時:杉並区立和田中学校)が手掛けた英語コースの指導に2年間携わるなど、英語教育に関する多様な分野で活躍。大の犬好きから、ホリスティックケア・カウンセラーなどペット関連の様々な資格を取得し、ペットライターとしても活動中。










