今日も楽しくニューヨークのアメリカン・バー、ハッピーアワーのご案内。
今回は、「アメリカン・バーってどういうバー?」「カードで支払う場合チップはどうやって払うの?」という質問をいただきましたので、その辺もお答えしていきますね。
ではまず、「アメリカン・バーって、どういうバーのことなの? 」について。
通常、アメリカン・バーは、ビールが専門のバーと思ってください。アメリカン・バーのバーテンダーは、いろんなビールの種類を知っていて、今日の季節のビールはこれがおいしい、と教えてくれたり、アルコール度数が強めのが飲みたいとか、フルーティなのが好きだとか、好みを言ったらその願いに叶うものを出してくれたり、主に、ビールのプロフェッショナルです。
本日のアメリカン・バー・ハッピーアワー
そして本日もパッピーアワーへ☆
ここはニューヨーク、マンハッタンの北西にあるモーニングサイド・ハイツ、超エリート校コロンビア大学の、門の真ん前にある、「アート&クラフト・ビア・パーラー」
ダウンタウンのグリニッジ・ヴィレッジ、名門ニューヨーク大学のすぐそばに本店があり、そこでの人気が高く、近頃このモーニングサイドにも支店を出したのだとか。
屋内はアートギャラリーっぽくなっており、本日のクラフトビアが大きな黒板にびっしりと書き込まれてある。丸で囲んだものが、今日、ハッピーアワー(月から金、オープンから6pm)のビール。$6になるらしい。
アメリカン・バーのイメージは、大画面のモニターが頭上に何台もあって、アメリカンフットボールや、ベースボール、レスリングなどがブロードキャストされていて、音楽は大音響のロックンロール、客層は割と男性が多い、ビアホールの感じが想像されます。
しかし、ここはそうではなく、アートが飾ってあったり、自分の家のリビングルームの延長のように、お友達とカンバセーションを楽しんだり、ちょっとラップトップで仕事をしたり、とさすが名門大学のそばにあるだけに、インテリの大学生が好きそうな感じの、カフェバーです。確かに、女性のお客さまも多く、入りやすい感じでした☆
ARTS AND CRAFTS BEER PARLORサイト
http://www.artsandcraftsbarnyc.com/
ちなみに、お伝えしたアメリカン・バーのイメージはこんな感じ↓
チップのカードでの払いかた
「アメリカに行った時に、バーでクレジットカードを使うとき、チップをどうやって払うのがスマートなのか、わからなかったのよ。どうしたらよかった?」という質問をいただきました。
これには、二通りあるかな。
クレジットカードを使うとき、伝票が渡されます。
まずひとつのは、その伝票に自分でチップ額を書き足して、飲食代+税金+チップの合計額も書いて、カードと一緒に店員さんに渡して支払う、という方法。
もう一つは、伝票には、飲食代+税金のみにして、その合計額を書いて、カードと一緒に店員さんに渡して支払い、チップのみキャッシュで、渡したい方に手渡しする、と言う方法です。
尚、クレジットカードの伝票には、チップ(tips) の代わりに、グラチュイティー(Gratuity) という単語が書いてあるかもしれません。これは、チップのことです。たまに、観光客が多い店で、勝手にこのチップ(グラチュイティー)を事前に書き込んであったりすることがあるので、気をつけましょう。
それが書き込んであったら、チップを書き足して払う必要はありません。ニューヨークでは、6人以上のグループだと、チップ(グラチュイティー)が事前に書き込まれていることが多いようです。私自身、しばらくの間それに気づかず、よくわからずに、チップを書き足して払っていた時期がありました。(笑)
さて、アメリカでは熱波が来たり、急に涼しくなったり、ハリケーンが来たり、なんだか気候が落ち着きませんが、観光スポットにはすでに、たくさんの観光客がマスク無しで詰めかけています。
このまま、本当にコロナが落ち着いてくれれば良いのですが。毎日祈っています。
皆さまも、どうぞお元気で、ではまた来週〜!
平木かよ / Kayo Hiraki
ニューヨーク在住 2017年より、世界屈指の米国グラミー賞の投票権を持つ。同じく米国スタインウェイ・ピアノ公認アーティスト。現在、グリニッジ・ビレッジのジャズの老舗「Arturo’s」のハウス・ピアニストとして、週に5日、自己のトリオで演奏活動を続けて26年目。ニューヨーカーに、スイングの楽しさを届けている。ベースの巨匠、ロン・カーターとのトリオで、ブルーノート・NYへも出演。JALの国際線機内誌でも、海外で活躍する日本人として大きく取り上げられた。また、舞台「ヴィラ・グランデ青山」では山田優がジャズシンガーに扮するシーンでの、ミスティーのピアノ伴奏。カナダ・トロント・リールハート国際映画祭でブロンズメダルを受賞した映画「Birth Day」への挿入曲提供と共に、ピアニスト役で出演。フランス・パリ日本文化会館での館長招聘コンサートや、台湾にて、最大規模を誇る、台中ジャズフェスティバルへの出場など、世界を股にかけるスイング感あふれる彼女のピアノとボーカルには、定評がある。定期的に、くにたち音楽大学ジャズ専修で講義を持つ。