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自己紹介で名前を憶えさせるテク

World Lifeな生活
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「あら,あなたもあの場にいたの!
 “Oh, you were there!”

会ったことのある外国人に,私が言われた言葉です。うそ~!忘れられている。

自己紹介の後に,名刺交換までした相手と再会したときに,「君もあの会議にいたのですね。」といわれた時のむなしさは,言葉では言い表せません。無茶苦茶,落ち込みました。

若い時の経験は,人生に役に立ちます。

今回は,そんな苦い経験から体得した自己紹介を憶えてもらうテクをお話しします。

相手に憶えてもらうのではなく,憶えさせる感じで攻める!

日本人は,礼儀正しく,英会話本のマニュアル通りに自己紹介して,最後は,笑ってバイバイ!しています。でも,外国人の日本人個人の印象は,無茶苦茶うすいです。

外国人は,初対面で,「日本人は礼儀正しい」というイメージは持ちますが,個人的な印象は残らない。考えてみると,日本人って,,やることが一緒!それでは個人的な印象は,残りません。

「あなたもその場にいたのですね」という会話は,外国人が,悪気で言っているわけではありません。あなたの印象が薄くて,思い出せないだけのこと。

素直に,日本人との再会を喜んでいると考えるべきです。外国人,特にアメリカ人は,忘れていようがいまいが,再会できたことは「とても素晴らしい!」と思っています。
素直に,ポジティヴに受け入れて,再会を喜びましょう。これで共感を得ることができます。

外国人と日本人,もう少し絞って,アメリカ人と日本人って考え方が大きく違います。

国の教育制度も違います。日本のように総合的な教養教育を受けていません。日本人は,世界のことを良く知っています。アメリカ人は日本のことは,ほとんど知らないでしょ。

アメリカ人は,自己中心的に生きているので,自分にとって重要だと判断すれば,記憶する習慣があります。そこを考えて,相手にとって自分が重要であることを認識させると効果的です。

憶えてもらうのではなく,「憶えさせる」というぐらいの上から目線で攻めることが必要です。これ,ポイント。

相手にできるだけ憶えやすいように,私たちが工夫をすることが大切なのです。

自分の名前を憶えさせるテクニック

実際に,外国人とどのように接すれば良いのでしょうか。

私が良く使う「自分の名前を憶えさせるテクニック」は,3つあります。

 

1>「私の名前って,外国人には発音がむずかしいんですよ!」
   ‟My name is sometime not easy to pronounce for foreigners!” 

“Nice to meet you!”
(初めまして)

,挨拶をしたら,自分の名前を言いますね。

その直後に,

“My name is sometime not easy to pronounce for foreigners”
(私の名前って,外国人には発音がむずかしいんですよ)

と,外国人に告げます。
自分の名前の発音が難しいとか難しくないとかは,関係ありません!

相手が乗ってきたならばしめたもの。自分の名前の発音を相手に丁寧に「教えます」。名前を何回も言ってもらう。大人の記憶法の実践です。相手が「憶えるまで」繰り返します。笑

外国人の大人にそんなことをしたら,失礼に当たるんじゃないの? 大丈夫です。

ハーバード大学ビジネススクールでは,相手の名前を正しく発音することが人間関係の基礎となる論文が発表されています。名前の発音を確認することは,アメリカ人の常識になっています。

 

<2>自分の名前の由来などを説明する

My name is Suwa.
(諏訪と申します)
の後に,私はいつもとんでもないことを言っています。

“Suwa sounds like a sewer, an underground pipe in English”
(私の名前のスワは,英語のスワー(sewer,下水に発音が似ています。)

自分の名前を「下水」とはあまり表現しないでしょう。その意外性が印象に結びつきます。

 この表現を使うことになったエピソードは,「お前の名前は下水って言える?」をご覧ください。

 

<3>愛称で呼んでもらう

 愛称で呼び合うのは,外国人の好きな慣習ですね。呼びやすく,憶えやすい。

“Call me Swatch.”
(スワッチと呼んでください)

です。私は,日本人にも,言っています。

「サム,ジョニー,トム,ジミー」などなんでも結構です。特に長い日本語名や複雑なものは,アメリカ人の良く使う愛称にすると便利です。アメリカ人に考えてもらうのも一案。

英語の名前を選んで,自分でイメージをつくり,そのキャラ(人物)を演じ続けることです。

それにより,英語を話す恥ずかしさや,消極的な考えが払しょくされ,超ポジティヴになります。

相手の名前に興味を示そう!

 日本人同士で名刺交換する場合も同じですが,氏名の読み方が難しい場合は,丁寧に聞きますね。外国人にも,同じことをすればOK!ハーバードビジネススクールで認められたテクです。

名刺交換できない場合は,メモに名前を書いてもらいましょう。

”How do you pronounce your name?”
(お名前,どうお読みするのですか?)

相手の名前の読み方を確認するのは,非常に効果的です。
さらに,相手を「よいしょ」する一言を付け加えましょう。

“It’s very important for me to memorize your name!”
(あなたの名前を憶えるのは,私にとって大切です)

日本語にすると,口はばったい言い方ですが,相手には気持ちが伝わります。相手の名前に興味を示すと,他にも良いことがあります。興味を示すことで脳が活性化し,記憶しやすくなるのです。

外国人が真剣に向き合ってくれる。日本人は,初対面の他人との間に,必要以上に距離を置く傾向がありますが,名前に興味を示すことで,その距離が,ぐっ~と縮まります。

本人に,直接発音を教えてもらえる。レッスン好きの日本人には,たまりません。絶好のチャンスです。目の前で懸命に練習して相手の名前を正しく憶えれば,相手の心に響くこと請け合いです。

会議などに参加している場合は,こんな殺し文句も用意しておきます。(役職は,関係ありません)

”You are the Key person at the meeting”
(あなたは,この会議のキーパーソンですからね)

別れ際には,日本人が少しオーバーだと思う表現で挨拶を返して,好印象を与えましょう。

“Nice to meeting you
(会えてよかったです)

と言われたら,

”I’m happy to meeting you, Mr. A”
Aさん,会えてウキウキでした)

と必ず相手の名前を入れて笑顔で返しましょう。

<記憶に残る日本人になりましょう!>

最近は,日本人も個性的な人が多くなりましたが,外国人の対応はまだまだ代わり映えしません。何十年も昔とかわらない同じ反応,同じ対応を,外国人にしています。

英語が話せる総理大臣の就任は,国民にも前向きな時代の変化を感じさせてくれます。総理が,海外に自分で直接発信し,海外の要人に理解されていくポジティヴな変化にワクワクします。

今までのように外国人と日本人の違いを見るのではなく,共通項を探していくほうが,前向きで楽しく仕事ができます。お互いの名前を正しく発音する努力が,共感する第一歩です。

英語ペラペラだけでなく,お互いを理解し,記憶に残る日本人を目指していきましょう!

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