「初体験を繰り返せ」
この言葉を言ったのは菊池凛子さん。最近NHK大河に出演の女優さん。
字面は挑発的ですが、新しいモノに挑戦しろということでしょう。さすが実力派俳優の言葉。
私もその気になり生まれて初めての経験に挑戦…で、化粧品を試しちゃったんです。
家人の使い残しのローションを見つけ、手探りで風呂上がりの顔に。乳液もその上についでに。
瓶の金や銀の文字が何だか気恥ずかしい。生まれて初の不思議な感覚…は大げさでしょうか。念の為ですが、この挑戦は化粧に目覚める為ではなく、入浴後の肌の乾燥防止ですw
私がやはり気になっちゃうのは「ローション」の語源。服を着ながら調べ出すともう没頭。
今日はDNAの LEUE(レウエ)、英単語はlotion、laundry, launder, lavatory等を。
DNAとは英語やラテン語等を9000年遡った(という)昔~の単語パーツ。この記事で時々お話して
います。
<「洗う」から広がる意味>
LEUE[レウエ](洗う)→ 洗浄液(☛化粧水) lotion[ロウション]
発音は長い間に「レウがロウ」に変化しています。コンビ二のローソンLawsonは全く無関係。
また「化粧水」には「トナー」(toner正しくは[トウナー])もあるようです。肌のトーンを整える意味かも。
LEUE(洗う)→ 洗浄液(☛化粧水)lotion[ロウション]
さてお次「洗濯物」はlaundry[ローンドリ]です。
LEUE(洗う)→ 洗う衣服・シーツ等→ laundry[ローンドリ]「エウがオ―」へ変化。洗濯した/する物、コインランドリー。
ただ「コインランドリー」は日本での言い方。アメリカで見かけたのはlaundromat[ローンドゥロマット] 。これはlaundryとautomatic(オートマティック/自動的)を融合した単語のよう。
LEUE(洗う)→ 洗うモノ・場所(☛ランドリー)laundry[ローンドリ]
さて今度はヤバいお金の洗濯。「お金のヤバい出所を洗い落す」感じがlaunder[ローンダ]です。
LEUE(洗う)→ 資金の違法性を落す(☛資金洗浄)launder[ローンダ]「レウがロー」へ変化。
He was jailed for laundering drug money.
(彼は麻薬でもうけた金の洗浄で投獄された。)
お金の貸し借りのローンのloan[ロウン:]は無関係です。
LEUE(洗う)→ 汚いお金を洗う(☛資金洗浄)launder[ローンダー]
また「洗う」が遠回しに、トイレへと繋がります。「お手洗い」なら日本語と同じですね。
LEUE(洗う)→ lavatory [ラヴァトリ]「エウがヴァ」へ変化。お手洗い≒「便所」
LEUE(洗う) → 手洗い(☛トイレ)lavatory [ラヴァトリ](遠回しに便所)
最後に洗うイメージが繋がるのは消毒や殺菌です。
LEUE(洗う)→ 消毒・殺菌→ lavender(ラヴェンダー「エウがアヴェ」に変化)ラベンダー(殺菌や入浴の香付け)
LEUE(洗う) → 消毒・殺菌(☛香り)lavender[ラヴェンダ](ラベンダー)
<あなたの次の「初体験」?>
繰り返しになりますが、私の人生第一回目の化粧水は、地味でも立派な「初体験」。
化粧水の感覚も、単語の関係に迫る語源調べも、いつもより新鮮w
あなたも英単語の繋がりを知る知的初体験、あるいは人生初化粧で世界が広がる?といいですね。
See you soon!
Jiro
<英語版>
知ってる内容を英語ルートで理解。洋画で字幕を読んで英語を聞くように。
↓ ↓ ↓
英語版はこちらから☆
私立学校に英語教師として勤務中、40代半ばに差し掛かったころ、荒れたクラスを立て直す策として、生徒に公言して英検1級に挑戦することを思い立つ。同様の挑戦を繰り返し、退職までに英検一級(検定連合会長賞)、TOEIC満点、国連英検SA級、フランス語一級、スペイン語一級(文科大臣賞)、ドイツ語一級、放送大学大学院修士号などの成果を得る。
アメリカで生徒への対応法を学ぶ為に研修(地銀の助成金)。最新の心理学に触れた。4都県での全発表、勤務校での教員への研修を英語で行う。現在も特別選抜クラスの授業を全て英語で行っている。「どうやって単語を覚えればいいですか?」という良くある質問に答える為、印欧祖語からの派生に基づく「生徒には見せたくない語源英単語集」を執筆中。完成間近。常日頃洋書の読破で様々な思考にふれているが、そうして得た発想の一つを生かして書いた論文がコロナ対策論文として最近入賞。賞品の牛肉に舌鼓をうっている。元英検面接委員