【World Life】とは?
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「縁がなかった」って英語で言える?

World Lifeな生活
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「それはきっと縁がなかったってことだよ。」

生きていると,こんな思いをすることってありますよね。

望んでいた状況にならなかったり,欲しかったものが手に入らなかったり。

その思いが強ければつよいほど,落胆の気持ちは大きくなりがち。

私も最近,立て続けにそんな経験をしました。

その中の1つを,今回はご紹介したいと思います。

―突然のお誘い!?―

先日,アメリカに住んでいた頃の友人からメッセージが届きました。

“We’re just hanging out in Tokyo. You around?”
(今,東京で遊んでるよ。近くにいる?)

“hang out”は,「ブラブラして遊ぶ」という感じ。
“You around?”は, “Are you around?”の略で,

「近くにいる?(来られる?)」

というイメージです。

私は「えええええ,来るって聞いてはいたけど今日だったっけ?」

と内心焦り気味。

まさに痛恨の日付勘違い。

そのことを伝えるも,予定が合わずなかなか会える時がない。

2日後に,新幹線で京都観光へ行くというので,

「東京駅だったら出発前に会えるかも!?」

と,東京駅で待ち合わせることに。

地下鉄を降りるとすぐに電話が鳴り

“Hey, Cozy, where are you?”と久しぶりの声。

“I’ll be there in 5 minutes.”
(あと5分でそこに着くよ。)

と,出発のホームまで行くのですがどこにも見当たらない。

本当にすごい人数の海外旅行客がいて,少しずつコロナ前に戻りつつあることを実感していると,また電話が。

“Hey, where are you?”
(おーい,どこにいるんだよぉ。)

私は,聞いた新幹線の号,該当車両の前にいるのに姿が見えない。

なんで?

目の前にお互いいるハズなのに,いない。

異空間にでも入り込んだか!?と変な想像をしていたときに,友人が

“Are you at track 24?”
(24番ホームにいる?)

と言うではありませんか。

(え,24?)

“Nope, I’m at track 19 and your Shinkansen is just in front of me.”
(ううん,19番ホームにいるよ。○○号の新幹線の前にいるよ。)

そう,これを読んでいるアナタはもうお気づきでしょうか。

そして,次の私の質問ですべてが終了してしまうのです。

“You are at Tokyo Station, aren’t you?”
(東京駅にいるんだよね?)

“No, Shinagawa Station.”
(ちがう,品川駅だよ。)

前日からText(メール)で, “Tokyo Station”という言葉が何度も出たのにですよ!

まさかの品川ですって。

「東京駅って言ったじゃぁ〜ん!」
私はホームで大爆笑。

そりゃ会えるわけないですよ。

これには友人も,

“Oh noooooooooooo!” と鼓膜が破れる勢いのお叫び。

“I didn’t know there were 2 Shinkansen stations in Tokyo.”
(東京に新幹線の駅が2つもあるなんて知らなかったよ。)

と。

まあ,正確には3つですけどね。

―今回は縁がなかった…―

その後は,友人からTextの嵐。

“Bummer. I’m so so so sorry….”
(がっかり…本当に本当にごめん。)と。

“bummer”とは,「残念,がっかり」という気持ちを表すカジュアルな表現。

なので,親しい人に使います。
くれぐれもビジネスなどでは使わないようにしましょう。

そして,何度も謝りのメールが届き,そこには

“I guess it wasn’t meant to be this time.”
(今回は縁がなかったのかもしれない。)

と来ました。

この, “meant to be”は,歌の歌詞でもよく使われています。

例えば, “Can’t Help Falling in Love”(好きにならずにいられない)という曲。

エルヴィス・プレスリーが歌い,コリー・ハートがカバーしたあの有名な曲ですが,
その中に,

“Darling, so it goes some things are meant to be.”
(愛しい人よ,物事には運命というものがあるんだ。)

という歌詞があります。

この “It was meant to be.”は,

「そうなる運命だった」のように訳して使われます。

これを否定文にすると,

“It wasn’t meant to be.”

「そうなる運命ではなかった。」=「縁がなかった。」

というように訳すことができるんですね。

この表現は,そのまま覚えてしまいましょう。

私たちはつい「縁」をそのまま辞書で調べて訳してしまいがちですが,

日本語の「縁」にぴったりと該当する言葉が英語にはありません。

“bond”だと,「絆」「結びつき」「結束」のような意味合いとなり,
“fate”であれば,「運命」「宿命」のようなニュアンス。

人と偶然出会って,

“It must’ve been fate.”
(運命だよねー/縁だよねー)

のように言うこともできますが,

これを「縁」と訳すか「運命」と訳すかは,人それぞれなんですね。

ですので,

「日本語をそのまま英語にはしない」

ということをまずは基本として覚えておきましょう。

そうそう,Googleで,「縁」を翻訳すると,出てきた結果…

“edge”

そ,それ,「縁(ふち)」ですからぁ〜,残念!」

まあ漢字は同じですもんね。

さて,先日,無事にロサンゼルスに帰った友人ですが,到着早々メールで

“Just arrived and so exhausted.”
(到着したよ,そして疲れた)

と送ってきました。

そして,今回の旅行に同行した友人の子,高校生ですが到着して,そのまま友達と映画を見に行ったんですって。

さすが,若い!

ということで,また来週〜♪

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