生まれて初めて日本に行った!というアメリカ人の友人に、初めての日本の感想を、色々と聞いてみたシリーズ。
今回は、ニューヨーカーが選んだ日本の名所三選
行って楽しかったところを3つ、挙げてもらいました。このニューヨーカーの友人は、今回、仕事をリタイヤ(定年退職)して、初めて長く休暇が取れる、というので日本に訪れたわけで、アニメやゲームに憧れて日本へ来る若者とは、ちょっと訳が違います(笑)どこが気にいったのか、興味深いです。
1、鎌倉・大仏殿高徳院
13世紀に建立され、その後、台風や地震による損壊を受けながらも江戸時代には修復され、21世紀の現在に至るまで見事に鎮座まします鎌倉大仏。奈良の東大寺の大仏ほど大きくは無いものの、鎌倉という地に、しっかりと腰を下ろしておられます。
中にも入れるそうで、入ってみたのか聞いてみたのですが、何でも噂では、中は薄暗く、階段の上り下りがあり、道幅が狭く、右側通行になっており(つまり相互通行)、足腰に自信のない方はご遠慮くださいとの事だったので、今回は入らなかったとのこと。
なるほど、それは正解かも。日本人で道幅が狭いと感じるのであれば、身体の大きなアメリカ人にとっては、とても窮屈なことになるでしょうから。でも、どんな感じなのか見てみたいですね。
YouTube出してる人おられました。
↓ ↓ ↓
https://youtu.be/vQpLH3DSOmg
なるほどなるほど。確かに足腰に自信がないと、周りの方にご迷惑かもしれませんね。
拝観料20円は、可愛らしいですねぇ。そのためにわざわざ、1人会計係としてそこにおられるのも、何故か不思議です。
アメリカの独立記念日が18世紀末ですから、13世紀建立の大仏像と言うのは、確かに凄いことだと思います。
大仏Tシャツを、3枚もお土産に購入されたそうです。
2、会津若松、鶴ケ城
これは、地元の方のご案内があり、城内も、リニューアルオープンで入れたそうです。数々の新しい展示の試みがあり、日本刀など多くの展示が、とても興味深かったようです。
ただ、残念だったのが、案内文が全て日本語。西暦まで全て漢数字だったそうで、せめて英数字が使ってあれば、いつ頃この刀が使われたとか、分かりそうなものなのですが、漢数字では海外の方には全く伝わらないのでは。
ここで楽しかったのは、お抹茶券も一緒についてきたようで、歴史あるお茶室を見学した後に、そのお庭の赤い毛氈の上でお抹茶を点ててもらい、おまんじゅうと一緒に頂いたことだそうです。
これはナイスですね!
3、新宿、思い出横丁
これは、Netflixでロングランを続けている日本の人気ドラマ、ミッドナイト・レストラン(深夜食堂)のおかげかも、と思います。
私もよく知らなかったので、YouTubeなどで見たりしました。戦後すぐに始まったバラック小屋での飲食店街が、いまだに残っている、そんな感じみたいです。
Youtube
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https://youtu.be/5IKJZo-zyEE
昭和レトロ、なるほど、まさにそれですね。当時、統制品でなかった牛や豚のモツを使っていたので、もつ焼やもつ煮込みのお店が半分以上を占めるとのこと。そうか、つまり日本の、ソウルフードなんですね。これだけ国内外の人々に人気なのも、頷けます。
新宿は、高層ビルがバーンと立ち並ぶことでも有名ですが、少し歩いただけで、こういう小路があると言うのも、とても対照的で、魅力的ですね。
この思い出横丁の常連さんが案内してくださったそうで、一見さんではなかなか入れない、もつ煮込み屋さんやバーなどにも、入れたそうです。なかなかスペシャルな体験だったと、話してくれました。
自然にも恵まれて、美味しいものや素敵なものがたくさんある国、日本。かけがえのない思い出になったことと、思います。
次回は、日本人って凄い!って思ったことを話してもらいましたので、お楽しみに☆
それではまた来週♫
Kayo
P.S.
番外編
「チームラボ・プラネット豊洲」
とても美しい体験だったようです。ただ、高齢者用の注意書きが何もなく、入場した後、途中でちょっとひやっとする場所もあったとか。赤ちゃんや幼児用には、安全のために脇道があったようですが、高齢者には何もアテンションがなかったそうで。
入場者を若い人たちとしか想定していない感じがしたと。きっと、考案者が若い人たちだから、年配の人がくることは想定しなかったのかもしれませんね。そこは、何か起こってからでは遅いので、自主的に気をつけないとですね。
平木かよ / Kayo Hiraki
ニューヨーク在住 2017年より、世界屈指の米国グラミー賞の投票権を持つ。同じく米国スタインウェイ・ピアノ公認アーティスト。現在、グリニッジ・ビレッジのジャズの老舗「Arturo’s」のハウス・ピアニストとして、週に5日、自己のトリオで演奏活動を続けて26年目。ニューヨーカーに、スイングの楽しさを届けている。ベースの巨匠、ロン・カーターとのトリオで、ブルーノート・NYへも出演。JALの国際線機内誌でも、海外で活躍する日本人として大きく取り上げられた。また、舞台「ヴィラ・グランデ青山」では山田優がジャズシンガーに扮するシーンでの、ミスティーのピアノ伴奏。カナダ・トロント・リールハート国際映画祭でブロンズメダルを受賞した映画「Birth Day」への挿入曲提供と共に、ピアニスト役で出演。フランス・パリ日本文化会館での館長招聘コンサートや、台湾にて、最大規模を誇る、台中ジャズフェスティバルへの出場など、世界を股にかけるスイング感あふれる彼女のピアノとボーカルには、定評がある。定期的に、くにたち音楽大学ジャズ専修で講義を持つ。