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スラングって悪い言葉ばかりじゃない!?

World Lifeな生活
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「スラング」と聞くと,あなたはどんなイメージを思い浮かべますか。

きっと多くの方は,

「汚い言葉」や「罵り言葉」

を思うのではないでしょうか。

いわゆる “Fワード”や “Sワード”と言われる言葉です。

でもスラングはそれだけではないんです。

友達など身近な人との会話やカジュアルな場面で使えば,あなたの英語もより自然に聞こえるかもしれませんよ!

それでは,今回はとっさの時に使えるスラングをご紹介します!

―軽い気持ちで使っちゃダメ!―

先日,近所を歩いていたら小学生のチャリ軍団が通り過ぎていきました。

その時に,一人の男の子が

「こういう時は,“Fu◯◯ you!”って言うんだよ」

と言って,大きな声で

“Fu◯◯ you!”

と言ったんです。

私は思わずびっくり。

いやぁ,いいんですよ(やっぱりダメです!)。
使い方や意味を知った上で言っているのであれば。
その言葉は「日本人が思う以上に不快な言葉である」と知ってるのであれば。

おそらく「バ〜◯」くらいの軽いノリで言っているのだと思います。

であればダメ。

本当にダメ。

ま,そもそも使っちゃダメだけど。

本来であれば,そんな言葉を使ってしまったらキツく叱る。
そして,今後は使わないように指導しなければいけないレベルなのですが,日本語ではない分,その子たちはそこまで悪い表現とは思っていないのでしょう。

近くにきちんと教えてあげられる大人がいればいいのですけどね…

実は,そんな言葉の代わりになる

「マイルドなスラング」

があるんです。

ということで “Let’s get started!”

―有名な “F◯◯k”は要注意―

まず,「悪い言葉」として日本ではよく知られている “fu◯k”“fu◯◯ing”

強い怒りを表したり,驚きを表したりする表現です。

また,名詞や形容詞の前に置いて

“fu◯◯ing bike”
([ク◯自転車]・◯には「ソ」)。

のように,その事柄を強調して言う場合にも使う人もいます。

かなり攻撃的な表現で使われるこの “fu◯k”

親しい友人同士で冗談が通じる場合などでは使う人もいますが,
ビジネスや目上の人,公の場などではNGです。

多用してしまうと,

「下品な人」「教養のない人」

と思われることもあります。

ですので,やっぱりこの言葉は基本的には「使わない」方が無難。

それだけ嫌悪を抱く人もいることも事実なんです。

その代わり(といっては変ですが)

事柄を強調して言いたい場合,

“freaking”

という語が使われます。

映画「アングリーバード [The Angry Birds Movie]」は,子ども向けですが,

“Are you freaking kidding me?”
(私をからかってるの?)

のように「からかう」ということを強調するのに “freaking” が使われています。

(50秒目くらい)

“freaking”は, “fu◯◯ing” のマイルドバージョンで,カジュアルな場面では使う人が結構います。

しかし,やはり “fu◯◯ing” の代わり。

フォーマルな場面では避けた方がよい表現です。
使う場合は,あくまでも親しい人たちの間にしましょう。
言葉にとても厳しい人は,たとえ“freaking”であっても顔をしかめるかもしれませんよ。

―「撃つ」じゃない“shoot”―

昔,まだ英語の先生だった頃のお話。
中・高生10名を連れて,アメリカへ行ったことがありました。

このイベントは毎年行なっていたもので,現地で移動するときは必ずある会社のドライバー付きバンを依頼していました。

その車で,ロサンゼルスからラスベガスまでまわっていたのです。

運転手は気の良いヒスパニック系アメリカ人。

その彼がよく口にしていたのが,

“Oh, shoot!”

でした。

運転中,脇道から急に車が飛び出してきたり,タンブルウィード(回転草)が道に出てきたり。

そんな予期してないことに出会ったときや,何かしら良くないことをしてしまった時に使う言葉です。

実はこれ, “Oh, shit.”を言い換えた表現。

“shit”は「ク◯」を訳されるように,お世辞にも良い言葉とは言えません。

それをマイルドにしたものが “shoot” なのです。

こちらの動画の説明にもあるように,

“Oh, shoot! I left my smartphone at home.”
(しまった!スマホを家に置いてきちゃった)

“Oh, shoot! I spilled a bit of coffee on my shirt.”
(しまった!シャツにコーヒーをこぼしちゃった)

のような場合に使うことができます。

“shit”よりも全然マイルドなので,これまで “shit” と言ってしまっていた人は,
ぜひ, “shoot” に変えてみてください!

―似ているけれど全然違う―

最後に紹介するのは

“heck”

映画などで,

“What the hell…”

というのを聞いたことがありませんか。

“the hell”は「地獄」という意味ですが,

“what, who, when, why, where, how”などの疑問詞と組み合わせて使うことで,

「一体〜なんだ?」

のように

「強い怒りや驚き,困惑」

を表すことができます。

でも,この “the hell” もFワード同様強くて下品ととられる表現なので要注意なんです。

“What the hell are you talking about?”
(一体お前は何を話しているんだ!?)

“Who the hell are you?”
(お前,一体誰なんだよ!?)

のような感じです。
日本語にするとそうでもないかもしれませんが,英語ではやっぱり強い強調。

なので,その代わりに “heck” がよく使われるんです。

“What the heck are you talking about?”
(何言っちゃってるの?)

“Who the heck are you?”
(あなたいったい誰?)

のようなニュアンスでしょうか。
日本語ではちょっとわかりづらいですね(汗)

“the heck”は, “the hell” をマイルドにしたものですが,カジュアルな表現ということは代わりありません。
ですので,相手と状況には注意して使うことが大切です。
そこはよく頭に入れておきましょう。

そして, “f◯◯k”“the hell”のような強い言葉は使わないようにしましょうね。

今度,小学生がFワードを使っていたらこの説明をしてみようかな。

いや,変なおじさんと思われるだけなのでやめておきましょう。

でも,これを読んでいるあなたは覚えておいてくださいね。

それではまた来週〜♪

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