【World Life】とは?
スポンサーリンク

アメリカの寝台列車の話を聞いて、ちょっと驚いたこと

World Lifeな生活
この記事は約6分で読めます。

こんにちは。
NYのKayoです。

知り合いが、この冬のバケーションで、ニューヨークからフロリダまで約1150マイル(約1845km) 往復の列車旅を、年越しは列車の中だった!、というのを聞き、4時間以上の列車旅行の経験がない私は、興味津々でお話を伺ってきました。

アメリカでも列車の旅は、飛行機よりも高級なイメージ。列車ってお金と時間に余裕のある人々が使う選択肢ですよね。

だって、飛行機みたいに、セキュリティー・チェックで長い列に並ばされたり、ベルトや靴、マフラーまで、身ぐるみ剥がされたりしませんからね。(笑)

旅の最初は、ニューヨークのペン・ステーション駅から、ジョージアのサバナまで (850マイル、約1300km) の約17時間の旅で、寝台車を使ったとのことで、今回はその寝台車の旅のお話をお届けしますね。

アムトラックの「ファーストクラス寝台車」

まずこのカップルが旅行で利用したのがアムトラック。アムトラックとは、日本のかつての国鉄のような感じで、1971年に発足した、アメリカ連邦政府が出資する、全米鉄道旅客公社で、アメリカ合衆国全土およびカナダの一部を結ぶ旅客鉄道サービスです。

その中でも、夕食と朝食の食事が含まれている「ファーストクラス寝台車」を利用したのだそうです。

以下は、アムトラックのサイトから、ファーストクラス寝台車についての説明を要約してみました。

Amtrak

ーーーーーーーーーー
アムトラックのファーストクラス寝台車「ルーメット」でプライバシーと節約の両方を求めるお客様のために、ルーメットには以下の特典があります。

・昼間は快適な2席、夜間は上下2つのベッドに変身します。
・寝具、枕、タオル、リネンをアップグレードしました。
・共用トイレとシャワーをご利用いただけます。
・専属のファーストクラス乗務員が付きます。
・専用ラウンジを無料でご利用いただけます。
・優先搭乗をご利用いただけます。
・お食事も、無料でお楽しみいただけます。

ご予約後、客室番号は自動的に割り当てられます。チケットには、お客様の車両番号と客室番号が記載されています。ご搭乗後、ファーストクラス乗務員が、客室までご案内いたします。


ーーーーーーーーーー

という感じで、なんかとっても素敵なことがいろいろ書いてありました。

気になるお値段と、リアルな感想

ちょうどクリスマスシーズンだったこともあるでしょうけれど、料金は高級ホテル並みだったそうで、さすがファーストクラス。

ネットで検索してみたら、1月の週末で、この寝台料金は2人で、$973(約15万円)でした。

そして利用したお二人の感想は、

「とっても70年代バイブ(Vibe/雰囲気)な感じ!」

だったそうです。(大笑)

部屋は狭くて、とにかく揺れて、全く快眠どころではなかったそうで、多分、二度と使う事は無いだろう、と言っていました(笑)

実は、彼女たちが利用したファーストクラスの更に上に「Bedroom Suite / ベッドルーム・スイート」というランクがあって、それが多分一番上のクラスで、その部屋だと、4人まで入れて、ちょっと広いのだそう。

これも気になったので、お値段を調べてみたら、なんと1769ドル (約273,000円)!

時間や曜日によっても、多少値段は変わってくるようなので、だいたいの目安の金額ですが、17時間で27万円・・・・うーん。

尚、飛行機のように、ファーストクラス以上のお客さまには、出発駅ペン・ステーションで、ソフトドリンクや軽食、WiFi があって、ゆったりできるスペシャル・ラウンジが無料で使えるそうです。

この高級ホテルくらいの値段になっちゃう「Roomette / ルーメット(個室寝台)」に手が届かない場合は、「ビジネス・クラス」というのもあります。

ビジネス・クラスは寝台じゃないけど、席が広めで足元もゆったりしてるらしいです。でもダイニング・カー(食堂車)には入れないので、食べ物は持ちこむか、カフェ・カー(喫茶車)で購入するしかないようです。

ファーストクラスのお食事

ファースト・クラス以上のゲストしか入れない「ダイニング・カー」の気になるディナーは、ステーキ、チキンのグリル、サーモン、そしてパスタ。
うん、とっても美味しそう。デザートも選べます。

そして翌朝、ブレック・ファーストでは、オートミールや、卵などが選べるようです。

ちなみに、カフェ・カー(喫茶車)で販売されているこちらのサンドイッチは、$10 (約1500円)。

列車でビールは御法度!?

さて、ここで日本の皆さんは驚かれるかもしれないお話をひとつ。

日本だと、新幹線など、長距離列車に乗ったら、まずはつまみを片手に、缶ビールをプシュッと行きたいところですよね。

でも、アメリカでは公共の場所でアルコール飲料を飲んではいけないので、一般座席での飲酒は御法度なんです。

ダイニング・カー(食堂車)もしくは、寝台個室での飲酒のみ、許されているんです。

でも、知り合いに聞いた話では、仕事への往復にアムトラックを使っている同僚がいて、彼曰く、仕事帰りには、紙袋に入れた缶ビールとストローは欠かせない!、とのこと(笑)

そういえば私も、若い頃お花見に行くのに、グレープジュースの空きボトルに、赤ワインを入れて持参していたことを思い出しました(笑)

アメリカの寝台列車事情

ファーストクラスなのに、狭くて揺れて、というお話でしたが、ニューヨークからフロリダという、こんな人気路線がそんなレベルっていうのは、実は驚きでした。

なんでだろうと思って調べてみたら、どうも、ニューヨークとフロリダを結ぶ、長距離旅客列車(主にアムトラック)は、自家用車や航空路線の普及により、慢性的に収益性が低く、政府の資金援助でなんとか運行を維持している状況なのだそうです。

アメリカでは線路の大部分が貨物専用なので、寝台車であっても、とにかく揺れて、よく眠れなかった、というわけだったようです。

そして、電化率が非常に低く(なんと約1%)、専用線や高速インフラが整っていないため、長距離移動は、列車ではなく、航空機や自動車が主流となっているのですね。

列車の旅は高級で値段が高い、って見えていたのは、実は需要と供給で乗る人が超少ないから、値段を上げなくちゃ運営できない。そして予算もないから、良いサービスを提供することもできない、というのが実情。

なるほど、アメリカの寝台車、少なくともこのニューヨーク・フロリダ線は、オワコンなわけでした。

と、この歳になっても、世の中知らないことがいっぱいありますね。

それでは最後に、そんな寝台車内から撮影された、素晴らしい「2026年の初日の出」のフォトを。

1月も終わりですが、今年も皆様にとって、お幸せな1年となりますように。

それではまた来週♫
Kayo

 

追伸:70年代バイブ!の個室についている洗面台の下に、なんとトイレが付いてたそうで、動画を送ってくれました(笑)

 

タイトルとURLをコピーしました