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『木乃伊』って読めますか?

World Lifeな生活
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先日,むか〜しの時代劇を見ていたんです。

ほら,暴れん坊の将軍様が出るあのドラマ。

今ではキンキラキンの衣装でサンバを踊っているあの方が出ている時代劇です。

そこで,登場人物があるカタカナ語を言ったのです。

私は思わず,

「え,その時代にそんな言葉あったの?」

と呟いてしまいました。

あなたはその言葉,何だと思いますか?

日本語では,

「木乃伊」

と書きますよ。


―大昔に日本に来た外来語!?―


私,割と時代劇を見るんです。

先日も見ていたら

「木乃伊取りが木乃伊になっちまってるよ!」

というセリフが。

そうなんです。

「木乃伊」とは

「ミイラ」。

この言葉,私は勝手に明治以降くらいに日本に入ってきたイメージを持っていました。

だから,ドラマのセリフに出てきた時に,

「時代考証してないのかな」

と勝手に思っていました。

そこで調べてみたんです。

すると,この「ミイラ」という言葉,なんと江戸時代にはすでに日本で使われていたようなんです。

少なくとも1709年の『大和本草』には「木乃伊(ミイラ)」が出てきますし,日本には中国経由でも早くから知られていたのだそう。

しかも当時のミイラは,ただ不気味なものではなく

「薬になる」と信じられていたのだとか。

実際に,オランダ人がエジプトのミイラを日本へ運んでいた記録まであるんですって。

びっくり!

そんなわけで,江戸時代にはミイラブームなるものもあったくらい浸透していた言葉だったんですね。

これで納得!

時代劇に「ミイラ」という言葉が出てきても,なんら不思議ではなかったのです。

では,どうして「ミイラ」というようになったのでしょうか。

「ミイラ」という言葉自体は,もともとは外国語。

語源をたどると,アラビア語の “mūmiyā”(防腐に使う物質)に行き着きます。

それがヨーロッパを経てポルトガル語 “múmia” となり,さらに中国語で「木乃伊(ミイラ)」と音写され,日本にもその形で入ってきましたのだとか。

つまり,「ミイラ」という言い方は,エジプトから直接来たというより,

アラビア → ヨーロッパ → 中国 → 日本

という流れで伝わってきた言葉なんですね。

それも大昔に。

やっぱり言葉に歴史あり。

面白いですよね。

ちなみにミイラは英語では

“mummy”

と言い

“I went to an Egyptian mummy exhibition last week.”
(先週,エジプトのミイラ展を見に行った)

のように使います。

読み方は,お母さんを表す「マミー」と似ています。

アメリカ英語では,お母さんは

“mommy”

ですが,

なんと

イギリス英語では「ミイラ」の “mummy”と同じスペルなんです。

“dad”(お父さん)を “daddy”というように, “mum”“mummy”と言っただけですので,ミイラの “mummy”とはたまたま同じスペルになっただけなんですね。

これも面白いですよね。


―「ピンキリ」って日本語?―


同じように私たちが日本語のように使っている言葉って,まだ他にもあるんです。

それが,

「ピンからキリまで」

「ピンキリ」

とか言ったりしますよね。

実はこれも,もともとは日本語じゃないんです。

「ピン」はポルトガル語の “pinta” という言葉がもとで,

「点」とか「1」を意味していたもの。

それがカルタやサイコロの世界で

「最初」や「一番」

という意味になっていきました。

一方で「キリ」は,同じくポルトガル語の“cruz”(十字架)から来たという説が有力。

そこから「10」,つまり「最後」や「終わり」を表すようになったと言われています。

つまり,もともとは

「1から10まで」
「最初から最後まで」

という,すごくシンプルな意味だったんですね。

それがいつの間にか,

「いいものから悪いものまで」

みたいな使い方に変わって,今の「ピンキリ」になっているんですって。

最後にもう一つ。

「バテる」

ってよく使いますよね。

夏バテとか,私も普通に使っています。

これもよくカタカナで「バテ」って書くから何かの外来語かな?って思うじゃないですか。

実はこれは日本語なんですって。

「疲れ果てる」

の「果てる」から転じて

「バテる」

というようになったのだとか。

スポーツや競馬の世界で使われていた言い方が,

そのまま日常に広まっていったんですって。

ちなみに英語で「バテる」は,

“I’m tired.”
“I’m worn out.”
“I’m exhausted.”
“I’m beat.”

など,「疲れた」を使って表現しますよ。

私たちが普段なんとなく使っている言葉も,

このように

「どうしてこう言うんだろう?」

と考えてみると,

意外な発見もあって面白いですね。

それではまた来週〜♫

See you next week♪

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