【World Life】とは?

アメリカ献血に年齢上限なし?

World Lifeな生活
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こんにちは
NYのKayoです。

今回は献血についてのお話。

「献血」と聞くと、日本では駅前に停まる献血車を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、アメリカでは、まず仕組みが少し違うようです。

ここニューヨークで中心となっているのは、American Red Cross (アメリカ赤十字)や、New York Blood Center / ニューヨーク・ブラッド・センター のような専門機関。

そして大きな特徴は、「献血は予約して行くもの」という考え方です。

ふらりと立ち寄るのではなく、日時を決めて、きちんと足を運ぶ。まるで歯医者さんの予約のように、生活の中に組み込まれているようなんです。

自分の1時間が、誰かの命を数年延ばすことにつながると考えれば、リピーターのドナーが多いこともうなずけます。

ニューヨークではありませんが、アメリカ南部では、自分が提供した血液が検査を終え、最終的にどこの病院に運ばれたかをメールで知らせてくれるサービスもあり、自分の貢献を実感しやすくなっていたりもします。


なぜ献血車を見ないのか

 

ではなぜ、日本のように献血車が街にあふれていないのでしょうか。

理由のひとつが、衛生管理と効率だそうです。

アメリカでは医療に関する規制がとても厳しく、設備や環境を安定して保てる常設施設の方が、望ましいとされているのですって。

また、予約制で人が分散されるため、通りすがりの人をその場で集める必要があまりありません。つまり、献血車がないのではなく、なくても成り立つ仕組みになっているのですね。なんとも合理的な感じがします。

街頭ではなく、コミュニティで集める

とはいえ、人を集める工夫がなされていないわけではありません。アメリカでは、学校や教会、職場、コミュニティセンターなどで、献血イベントが開かれます。

さらに血液が不足すると、メールや広告、時にはニュースで「今、血が足りません」と呼びかけが行われます。

いわば、街角ではなくコミュニティ単位で人が動く仕組みです。日本の「通りがかりの善意」とはちょっと違い、「声をかけられて応える善意」とでも言いましょうか。これもまた、その国らしい姿ですねぇ。

ご褒美に見るお国柄

そして、ここがちょっと楽しいところ。

日本では、献血をすると、ジュース類などが飲み放題とか、キャンペーンの際に卵1パックとか、食パン一斤をもらった、なんていう話を聞いたことがあります。

なんとも実用的で、その日の夕飯が一品増えそうですね。(笑)

アメリカでは、クッキーやジュースに加え、なんとギフトカード(15ドルぐらい)がもらえることもあります。

善意にほんの少し、おまけを添えるあたり、いかにもアメリカらしい発想です。「いいことをして、ちょっと得する」。その合理性が、参加のハードルを下げているのかもしれません。

聞いた話では、20年前位に献血をすると、公務員の場合、1日労働した分、ということになったそうです。ただ、だんだんとその豪勢さが失われてきて、1日ではなく、3時間分の労働、と時間が減ったりしていたようですが、それでも、たとえば金曜日の夕方3時間早く帰れるとなれば、とっても人気があったようです。(笑)

高齢も厭わない

これが日本の献血と一番大きな違いなのでは、と思われるのが、年齢の考え方です。

日本では年齢制限が設けられているようですが、アメリカでは基本的に上限がなく、健康であれば高齢の方でも献血が可能です。

年齢よりも、今の体調が重視されるようで、若い人も、人生の先輩も、同じように社会に関われる仕組みですね。

血液は体の中を巡るものですが、その集め方には、その国の価値観が静かに流れているのでしょうか。

日本の街角でふっと思う慈愛の心と、アメリカの合理性。そのどちらも、誰かの命を助けることには変わらない。

そして誰かの命を助けることになる行動を取る自分が、とても心地良い。その気持ちよさは世界中きっとどなたも、一緒ですよね!

それではまた次回♫
Kayo



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