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米のモールにはある日本の百貨店にないモノ

World Lifeな生活
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Hi!
火曜のJiroです。

ここ数年、全国で百貨店の閉店や縮小が相次いでいます。

そんなニュースを見ていて、ふと頭に浮かんだのが、アメリカで目にした「モール」です。

色々な店が軒を連ね互いに競い合い、言わば小さな町全体が「百貨店」。

(そういえば前に「アメリカのモールが危機に」と読んだっけ。日本の百貨店が苦戦しているように、アメリカのモールもそうなのかなあ)

と気になり、調べてみたら意外なことが分かりました。

モールは「死んでいない」

CNN Business“The US mall is not dying” という記事によると、アメリカのモールはなくなりつつあるどころか、環境の変化に適応しているというのです。

実際、多くのモールで高いテナント占有率を維持し、人の流れも戻ってきているそうです。

では、なぜなのでしょう?

あなたは、アメリカのモールに人が集まる理由は何だと思いますか?

少し意外な理由なので、考えてみてください。

若い世代がモールに行く理由

記事によると、特にZ世代はモールへ足を運ぶ傾向が強く、約3分の2が、特定の商品を買うためだけではなく、人との交流を求めてモールへ行くというのです。

ネットで何でも買える時代なのに、若い世代がわざわざモールへ行く。

しかも、その理由の一つが「人との交流」。

私はこれを読んで、自分のアメリカ留学時代を思い出しました。

アメリカの店員との会話

私が留学していたのは、アメリカ中部の田舎。

店のレジに並んでいると、前にいる客が、レジの店員と世間話らしきものを延々としていることがよくありました。

私も最初は、

(早くしてくれないかなあ……)

とイライラ(笑)。

でも、そのうちに私もアメリカ流に何となく慣らされていったようです。

入店時に、

Can I help you?
(何かお探しですか?)

と言われたら、

Yes, I’m looking for thick, warm boots.
(厚くて暖かいブーツを探してるんです)

とか、

No, I’m just looking around.
(いえ、見てるだけです)

とか、何かしら「会話」をするようになりました(笑)。

今考えてみると、買い物をする場所でありながら、人と言葉を交わす場所でもあったんですね。

日本ではどうでしょう?

日本では、店員さんとお客さんが、買い物と関係のない世間話をすることはそれほど多くありません。

店員さんの「いらっしゃいませ」に、お客さんが「こんにちは」と返しただけでも、ちょっと意外に思われるかもしれません。

私も日本で店員さんにアメリカ流に世間話をしかけて、「ひかれる」ことが結構あります(笑)。

でも正直言うと、私は今でも、何のお店でも店員さんに気軽に話さない方が、かえって不思議に感じることがあります。

店員だって客だって人間。

少しくらい話したっていいじゃないですか。

本当に誰かと話したかった?

そんな「人との交流」について、身近でこんなこともありました。

家の者が近所のスーパーで、見ず知らずの高齢の女性に話しかけられたんだそうです。

その方はずっと脇から離れず、やがて身の上話を始めました。

「夫が亡くなり、姑の介護を20年近く……」

「ご苦労なさったんですね」

と家の者も、いつの間にか話に引き込まれていったそうです。

ひとしきり話すと、

「あんた、聞いてくれてありがとうね」

という言葉を残して、その女性は他の買い物客の中に混じっていったそうです。

その話を聞いて、

(その方、本当に誰かと話したかったのかな)

と、私は胸が迫るようでした。

買い物だけではない

ネット通販なら、家から一歩も出ずに買い物ができます。

それでも人は店へ行く。

アメリカの若い世代がモールに求めているものの一つが「人との交流」だと知って、何となく分かるような気がしました。

人は買い物だけを求めて外へ出るのではなく、誰かと同じ場所にいて、ちょっと言葉を交わすことも求めているのかもしれません。

そう考えると、日本でも、もう少し店員さんと気軽に言葉を交わしてみてもいいのではないでしょうか。

「こんにちは」

「今日は暑いですね」

そんな一言だけでもいい。

思いがけず、こちらまでちょっといい気分になるかもしれません。

Talk to you soon!
Jiro

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