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「しょうがない」って英語でどう言うの?

World Lifeな生活
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「英語関連の仕事をしています」

と言うと,高確率で

「◯◯って英語でなんて言うの?」

という質問をされます。

たいていは英語に詳しくない人から訊かれるのですが,

多くの方は,

「日本語にある言葉は英語にもある」

と思われている感じなんですよね。

最近聞かれた中で説明しにくかったのが

「◯◯」という言葉。

よく使う言葉なのですが,

さーて,その言葉とは一体何でしょうか?

―だってしょうがないじゃないー

ヒントもなく「それは何でしょうか?」って訊かれても,わかるわけありませんよね。

それはしょうがないこと。

そう,今回のお話は

「しょうがない(仕方ない)」

という表現なのです。

日常でも結構使いますよね。

あなたなら,これをどう訳しますか?

まずは「しょうがない(仕方ない)」の状況を考えてみたいと思います。

・予定が合わないなど,軽めの「しょうがない」。
・自分ではどうすることもできないような重めの「しょうがない」
・他に選択肢がなかった「しょうがない」

など,これらはすべて「しょうがない(仕方ない)」と日本語では表しますが,英語では状況によって変わってくるので,ちょっとみてみましょう。

―カジュアルな「しょうがない」―

私,なぜだかよく経験することがあるんです。

それは,

「今日は,あの店でランチをしよう!」

と意気込んで行くじゃないですか。

すると,ものすごい確率で

「臨時休業」

なんです。

ネットで定休日等を調べ,
Googleでも「現在営業中」という文字を確認しているのに,ですよ!

店まで行くと,

「勝手ながら本日,臨時休業させていただきます。」

という貼り紙があることが多いのです。

「マジかよ!」

と思うのですが,こうもたびたびあると,

「さすがワタクシ!」

と妙に関心したりもするのです(笑)

だって,嘆いても「しょうがない」ですもんね。

こんな時に使える英語は,

“Oh well.”

肩をちょっとすぼめた感じでカジュアルに “Oh well…”

これが,「ま,しょうがないか。」という感じです。
すでに結果がわかってしまった感じの「しょうがない」ですね。

他にも,

「残念!」「がっかりだね」という感じの

“Too bad.”もあります。

「久しぶりの友人に会おうにも,仕事の予定があって会えない」

そんな場合は,

“I don’t think I can see you this time because of my work.”
(今回は,仕事の都合で会えないんだ。)

“That’s too bad.”
(残念だ[しょうがない]。)

のように言うことができるのですね。

どちらもすごく深刻ではないけれど,でもやっぱり残念な「しょうがない」という感じです。

―ちょっと深刻な「しょうがない」―

初めて働く職場,慣れない仕事でミスばかり…

(周りに迷惑をかけてるんじゃないか。)と落ち込んだり,

一生懸命考えて作った企画書だったけど,社長に「こんなのじゃダメだ,と言われた…」

など,生きていれば落ち込むこと,誰にだってありますよね。

そんなちょっと重めの「しょうがない」は,

“It is what it is.”

直訳すると,「それはそんなもの」。

「そういうことなんだから,しょうがないよ。」

という感じです。

A: “I showed the company president my business proposal for a new project but it was rejected.”
(社長に新プロジェクトの企画書を見せたけれど,却下されたよ。)

B: “That is your first proposal, isn’t it? It is what it is.”
(あれは君の初めての提案だよね。そんなもんだよ。[しょうがないよ])

同じような表現で,

“That’s just the way it is.” もあります。

この表現,80年代の洋楽が好きな方なら,ご存知の人もいらっしゃるのではないでしょうか。

Bruce Hornsby & the Range(ブルース・ホーンズビー&ザ・レインジ)の名曲,

“The Way It Is”

1964年に制定されたアメリカ公民権法の問題を歌にしたものですが,その歌詞に

“Some things will never change”(どうしても変わらない物事があるんだよ。)

“That’s just the way it is”(そんなものなんだ[しょうがないんだ])

という歌詞が何度も出てきます。

その歌から,ちょっと重い感じの場合に用いられるということも感じられると思います。

是非,その歌を聞いて歌詞を考えてみてくださいね。

―よく使われる表現―

「人生そんなものだよ。」
「生きていればそんなこともあるよ。」

の意味を込めて,「しょうがないよ」という感じでよく使われるのが

“That’s life.”

もうこれは,そのまま「それが人生さ」という感じですよね。

先述した “That’s just the way it is.”などと同じように使うことができますが,
こちらの方が断然覚えやすい気がしませんか?

試験が不合格だったり,恋人と別れたり。
思い通りにいかない…
そんなときにも使えるのが,

“That’s life.”

これは私の完全な個人の意見ですが, “That’s life.”というとなんとなく,
「そこからまた頑張ればいいじゃない。」という前向きな感じも含まれている,
そんな気がするんですよね。

あくまでも個人の感じですが…

―それしか選択肢がなかった「しょうがない」―

「なんでそれを選んだの?」と聞かれて,
「しょうがないじゃん。だってそれしか残ってなかったんだから。」

というような場合,

“I had no choice.”(選択肢がなかったんだ)

ということもできます。

私もつい最近,全く携わっていなかったプロジェクトに参加するように言われ,

内心,「ちょっとそれは・・・」と思うものの,会社の指示には逆らえない…。

これがサラリーマンの性…。

やはり,

“I have no choice.”

なのでございます。

「しょうがない(仕方ない)」

“Oh well.”
“Too bad.”

“It is what it is.”
“That’s just the way it is.”

“That’s life.”

今回ご紹介した,この5つの表現。
ぜひ,使ってみてくださいね。

「しょうがない」って英語で何て言うの?

と訊いてきて,

“No ginger?”(生姜ない?)

という人がたま〜にいます。

ま,そういうギャグを言ってしまう性も,

「しょうがない」

ですけどね。

それではまた来週〜♪

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