※今回は味覚のお話。あくまで私の個人的な感じ方です。
最近大阪で食べたレバニラ炒めが驚きの美味しさでした。
他にも大阪やその近辺で食べるもののおいしいことといったら。
まさに京の着倒れ、大阪の食い倒れだと感心しました。
でも、そのうちに、感心ばかりしてられなくなりました。おいしい原因は食べる私の方にもあるとピンと来たんです。
ひょっとして普段食べている地元の外食が、実際にはそれほどおいしくないのではと考え出しました。だから県外で食べる旨いものがさらに旨く感じるのかと。
まるでイギリス人みたい。俗説では自国の料理に旨いものが少ないイギリス人はどこへ行っても食べるものが旨く感じたらしいです。
なのでイギリス人は海外で強かったと。イギリス人は食べ物にあまりうるさくないので、海外での食材の許容度が高かった。だから厳しい軍隊の食事にも耐えることができて植民地を拡大した…というわけらしいんです。
確かに勤務校の修学旅行の引率で行かせてもらったロンドン。宿の近所のスーパーで買った野菜は、ちょっと表現できない感じ。英語ならbeyond descriptionかも。
また、私が高校生の時経験できた、夏休みの英国ホームステイの語学研修。お世話になった家では各自塩と胡椒をかける薄味の料理が主体だったみたい。あの薄味が批判の元凶なのかも。
そう言えば、イギリス人は産業革命や2度の大戦も乗り越えました。これもシンプルな食事(法)のおかげでしょうか?
ますます英国人は海外に行っても大丈夫に見えてきます。
統計はどうなのだろうと見てみました。
2019年(令和元年)の海外旅行者数は、ドイツが1億 854万人で2位、英国が9,309万人で3位!やはり多い感じ。ドイツ人も食事は質素らしいですよね。(1位は中国1億5,463万人。日本は2,008万人14位)
<静岡と英国は似てる?>
仮にですが、我が郷土、静岡県(島田市)も、どちらかと言えば外食産業が花形でないなら、海外に行きやすい強みに恵まれていると言えるのかも?ちょうど大阪でレバニラに感動した私のように。
青年海外協力隊に、どの県が多く参加したかを統計で見てみました。人口差があるので、単純比較できません。そこで参加者の多い上位10県について、県民人口の中で協力隊参加経験者の割合をそれぞれ出しました。
すると静岡県は、人口中の協力隊経験者の割合が最大。つまり日本最大の海外ボランティア参加県でした。
また卑近な例ですが、ご近所に、退職後海外ボランティアとして十数年活躍された方がいます。またご夫婦で海外旅行によく出かけられる様子。勿論静岡県で、島田市の方です。
結論:静岡県(島田市)出身者は海外の食糧への許容度が高い、なので多くが海外ボランティアに行く(のかな???)
何はともあれ、あなたも時には自分の住んでいる所からリアルに出てみると良いですね。食生活一つとってみても、面白い発見があるかもしれません。
See you soon!
Jiro
追記1:参考
JICAボランティアの状況
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/uploaded/life/384215_54371446_misc.pd
都道府県人口
https://uub.jp/rnk/p_j.html
追記2:地理学者Hans Roslingによると、世界人口の約8割は、生まれた土地100km圏内に住み続けるそう。違う文化のリアル体験は誰でもどこでも、まだ簡単にできるわけではなさそうです。
追記3:レバニラ以外に、たこ焼きとお好み焼き、パン各種もおいしかったです。
<英語版>
知ってる内容を英語ルートで理解する。洋画で字幕を読んで英語を聞くように。
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私立学校に英語教師として勤務中、40代半ばに差し掛かったころ、荒れたクラスを立て直す策として、生徒に公言して英検1級に挑戦することを思い立つ。同様の挑戦を繰り返し、退職までに英検一級(検定連合会長賞)、TOEIC満点、国連英検SA級、フランス語一級、スペイン語一級(文科大臣賞)、ドイツ語一級、放送大学大学院修士号などの成果を得る。
アメリカで生徒への対応法を学ぶ為に研修(地銀の助成金)。最新の心理学に触れた。4都県での全発表、勤務校での教員への研修を英語で行う。現在も特別選抜クラスの授業を全て英語で行っている。「どうやって単語を覚えればいいですか?」という良くある質問に答える為、印欧祖語からの派生に基づく「生徒には見せたくない語源英単語集」を執筆中。完成間近。常日頃洋書の読破で様々な思考にふれているが、そうして得た発想の一つを生かして書いた論文がコロナ対策論文として最近入賞。賞品の牛肉に舌鼓をうっている。元英検面接委員