今週は、先週に引き続き、ニュージャージー州のセブンイレブンのご紹介、今回はフード編です。
アメリカのセブンイレブンは、日本ほど食べ物の種類が多くないような気がします。まず、おにぎり、弁当、蕎麦うどんの類は一切ありません。あっても、日清のカップラーメンのオリジナルのみ。しかしながら!諸外国のセブンイレブンも、新製品開発を日夜、頑張っています。
その中で、やはりアメリカなので、代表的アメリカンの軽食と言えば、ホットドッグ!大きいお店だと、ハンバーガーも。
後は、ちょっとお腹が空いたときに、つまめそうなのは、メキシカン・フード。なんたって、アメリカからすれば、お隣の国。きっと、日本で中華料理がおいしいのと同じ感覚なんでしょう。
では、まず写真の左から、1つ目は、クォーター・パウンドのジャンボ・フランクフルト。「クォーター」の意味は4分の1ということですから、1パウンド(約454グラム)の4分の1、つまり113グラム位のフランクフルトです。
大きいので、食べ応えすっごくありそう。その隣にあるのが、アメリカのセブンイレブン新製品の、バッファロー・チキン・ローラー・タキート。
コーンのトルティーヤでくるっと、バッファロー・チキンを巻いてあるそうです。揚げてあって、外側はクリスピーな感じ。これは見るからに人気が出そう。
次はモントレー・ジャック・チキン・タキート。具は、グレーズド・チキンと、トロっと溶けたモントレー・ジャック・チーズ。同じく、コーンのトルティーヤで巻いてあります。
このグレーズドは、蜂蜜等で照りを出した、日本語で言うと照り焼きのイメージかな。
メキシコで食べるときには、これらは、上にワカモレと溶かしたチーズ、時には細かく刻んだレタスとサワークリームを付けたりもするらしい。それに、冷えたマルガリータがあれば、最高の組み合わせですねぇ、うふふ。自然とニコニコしちゃう。
気になるお値段は、1本で1ドル79セント、2本で2ドル、79セント、3本で3ドル49セント。庶民のお財布に優しい、セブンイレブン・フードですね。
次は、セブンイレブンのホットフード、鳥唐です。1番上の棚のは、コリアン・バーベキュー・ボーンレス・ウィング。ウィングと言うと、大概骨付きの唐揚げ。だから、Bonelessとわざわざ書いてあると言うのは、面白い表現ですね、おまけに手書きですし(笑)。
最近アメリカでは、唐揚げにコリアンのバーベキューソースが大流行り。甘辛醤油がちょっとスパイシー、な感じが人気の秘密みたいです。私も実際、病みつきになった時期がありました。
今日の3つめは、本日作りたてのドーナツです!
ドーナツでひとつ思い出したことが。昔、小学校の給食で「揚げパン」っていうのが出る特別な日があって、普段の給食用のコッペパンを油で揚げてそれに白砂糖を振っただけなんだけれど、すっごくおいしかったのを、とてもよく覚えています。今考えると、それが、私が1番最初に食べたドーナツの原型かなぁ。
さて写真左上から、アップルとシナモンのフリッター。お砂糖たっぷりのアイシングがかかっていて570kclもあるけれど、魅力的です。価格も、こんなに大きくて 1ドル89セントとは、良心的です。日本円にすると300円弱ですかね。
その棚の右のは、ワイルドベリーのカップケーキ。カップケーキでも思い出したことが。一度家で作った時、ダイエットを気にして、白砂糖を極力減らしたところ、ものすごくまずいカップケーキが出来上がったのでした。(笑) カップケーキは甘くないと、美味しくないんですよね。
さてその下2段目は、チョコレートのアイシング付き、長いドーナツ。アイシングと言うのは、表面に付いているお砂糖の塊のようなものです。この場合はチョコレートですね。
Icing on the cake / アイシング・オン・ザ・ケーキ
と言う慣用句がありますが、「さらに嬉しいこと」という意味です。甘いもの大好きな方にとって、カステラとかスポンジケーキだけでも充分おいしいのに、そこに何か甘いクリーム状のものが載っていればもっと嬉しいですよね。
It’s like an icing on the cake!
みたいな感じで使うかな。
ほんとうに、世界でも、まだまだ飢餓で苦しんでいる人たちが多くいるこの世の中で、こんなふうに、おいしいものが簡単に手に入る私たちの生活って、ただ感謝するばかりですよねぇ。
それではまた来週♫
Kayo
平木かよ / Kayo Hiraki
ニューヨーク在住 2017年より、世界屈指の米国グラミー賞の投票権を持つ。同じく米国スタインウェイ・ピアノ公認アーティスト。現在、グリニッジ・ビレッジのジャズの老舗「Arturo’s」のハウス・ピアニストとして、週に5日、自己のトリオで演奏活動を続けて26年目。ニューヨーカーに、スイングの楽しさを届けている。ベースの巨匠、ロン・カーターとのトリオで、ブルーノート・NYへも出演。JALの国際線機内誌でも、海外で活躍する日本人として大きく取り上げられた。また、舞台「ヴィラ・グランデ青山」では山田優がジャズシンガーに扮するシーンでの、ミスティーのピアノ伴奏。カナダ・トロント・リールハート国際映画祭でブロンズメダルを受賞した映画「Birth Day」への挿入曲提供と共に、ピアニスト役で出演。フランス・パリ日本文化会館での館長招聘コンサートや、台湾にて、最大規模を誇る、台中ジャズフェスティバルへの出場など、世界を股にかけるスイング感あふれる彼女のピアノとボーカルには、定評がある。定期的に、くにたち音楽大学ジャズ専修で講義を持つ。