スポーツ観戦とはほとんど縁のない私ですが、このところ大谷翔平さんのニュースが、私たちアメリカに住む日本人をとても元気付けてくれているので、少し気になり始めました。先日、偶然テレビでニューヨーク・メッツとドジャースの試合を見て、父が大好きだった野球観戦を思い出しました。
当時子供だった私は、母と歌番組が見たいのに、父が毎晩のようにナイターを見るので我が家に1台しかないテレビを独占していて、それはそれは悔しく、雨が降ってゲームがないと言えば、とても嬉しく思ったものでした。(笑)
もともと、アメリカから来た野球ですが、日本では、和製英語でけっこう通用しているこのゲーム。アメリカ人とゲームの話をしようとしたら、ゲームに関する英単語が割とわからない・・・
なので、ちょうどいいチャンスと思って、ベースボール・ゲームの用語について、ちょこっと勉強してみることにしました。
まずは、「Major League Baseball / メジャー・リーグ・ベースボール」それを略してMLBなんですね。
では、日本で使われる和製英語と比較して単語が違ったものをいくつか。
「ホームラン / Home run」等、日本語と同じものは除きますね。
まず、私の父が大好きだった「ナイター」は、「night game / ナイト・ゲーム」。
「1回表」は、「top of the first inning / トップ・オブ・ザ・ファースト・イニング」、
「9回裏」は、「bottom of the 9th inning / ボトム・オブ・ザ・ナインス・イニング」。
表は「トップ」、裏は「ボトム」って、洋服みたいですね。アメリカでは、上半身に着るTシャツなどのことをトップ、パンツやスカートのことをボトムと言いますので。
コインのトスの時は、「表と裏」は、「ヘッド(頭)とテイル(尻尾)」です。これも、面白いですよね。コインの場合は、表には女王様の顔とかが描いてあるからだそうです。
さて、話はベースボール・ゲーム(野球)に戻して、まずはオフェンス(責め手側)について。
「ヒットを打つ」は「get a hit / ゲット・ア・ヒット」。
「2塁打、ツーベース・ヒット」は、英語では「double / ダブル」。
「3塁打、スリーベース・ヒットは、「triple / トリプル」。
「満塁」は、「Bases loaded / ベーシズ・ローディド」。
「満塁ホームラン」は、聞き慣れた言葉だと思います、「Grand Slam / グランド・スラム」。
テニスやゴルフでは、スポーツの世界四大大会すべてに勝利することを、グランド・スラムと呼ぶのだそうですね。もともとは,カード遊びのブリッジで、一人勝ちして賭け金を総取りすることをいったそうで、「大成功」の意味だそうです。
そして、「点数を入れる」は「score a run / スコア・ア・ラン」。
さて、投球に参りましょう。
変化球のことを「breaking ball / ブレイキング・ボール」。
デッドボールの事は、「hit by pitch / ヒット・バイ・ピッチ」。なるほど。
三振は「strikeout / ストライク・アウト」
フォア・ボールは、「base on balls / ベース・オン・ボールズ」。
とりあえず、このぐらい把握しておけば、英語でも野球中継が楽しめそうで、英語を話す友人たちとも、一緒にワイワイできそうですね。
さて、実際に試合を見に行くとなるとチケットってどのぐらいするのかな、と思って調べてみました。
先日行われていた、LAドジャースとニューヨークメッツの試合の1番安いチケットで、すごく端っこのスタンディングルームで、1人220ドル(約33,000円)とありました!
アメリカの野球ってすごくお金が動くと聞いていたけれど、こんなに高級なものなのかとびっくり。
さてさて、アメリカの大リーグ、ワールドシリーズ。とうとう最多優勝記録を誇る、ニューヨーク・ヤンキースと、大谷さんのロサンジェルス・ドジャーズの対戦と言うことが決定しましたね☆
乗り掛かった船ですから、私はどちらも応援します!思い出深い、秋になりそうです。
季節の変わり目で、日本も涼しくなってきたと聞きました。どうぞお風邪など召されませんように。
それではまた来週♫
Kayo
平木かよ / Kayo Hiraki
ニューヨーク在住 2017年より、世界屈指の米国グラミー賞の投票権を持つ。同じく米国スタインウェイ・ピアノ公認アーティスト。現在、グリニッジ・ビレッジのジャズの老舗「Arturo’s」のハウス・ピアニストとして、週に5日、自己のトリオで演奏活動を続けて26年目。ニューヨーカーに、スイングの楽しさを届けている。ベースの巨匠、ロン・カーターとのトリオで、ブルーノート・NYへも出演。JALの国際線機内誌でも、海外で活躍する日本人として大きく取り上げられた。また、舞台「ヴィラ・グランデ青山」では山田優がジャズシンガーに扮するシーンでの、ミスティーのピアノ伴奏。カナダ・トロント・リールハート国際映画祭でブロンズメダルを受賞した映画「Birth Day」への挿入曲提供と共に、ピアニスト役で出演。フランス・パリ日本文化会館での館長招聘コンサートや、台湾にて、最大規模を誇る、台中ジャズフェスティバルへの出場など、世界を股にかけるスイング感あふれる彼女のピアノとボーカルには、定評がある。定期的に、くにたち音楽大学ジャズ専修で講義を持つ。