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“Shut up.”使うと超危険!

World Lifeな生活
この記事は約5分で読めます。

人に対して「黙って欲しい」時,

あなたはどんな英語を思いつきますか。

“Be quiet.”

でしょうか。

それとも

“Shut up.”

でしょうか。

日本では,なんとなく短くて覚えやすいのか

“Shut up.”,「シャラップ」と覚えている人が多いのだとか。

でもこの “Shut up.”は,本当に危険な表現なのです。

― “Be quiet.”はOK…だけど―

静かにして欲しい時,

“Be quiet.”

という表現があります。

これは「静かにしなさい」という命令形なので, “, please.” をつけて

“Be quiet, please.” にすることで「静かにしてください」のように,若干ですが
表現を和らげることができます。

この表現は学校の先生なども使うよくある表現ではありますが,やっぱり命令文なので

“Could you be quiet, please?”(静かにしてもらえますか。)

のように言いたいところ。

でもやさしく

“Be quiet, please.”

と言えば特に問題があるわけではありません。

しかし “Shut up.” となると話は別。

日本でも有名なこのフレーズ “Shut up.” ですが

実はとても危険な表現なのです。

― “please”をつけても危険―

“Shut up.”は命令形だから “please”をつければいいんじゃない?」

と思われた方,それも危険です。

私たちって

“please”をつければ丁寧になる]

と思いがち。

でも,それはあまり考えない方がいいかもしれません。

詳しくは,

こちら

「Please!つけても丁寧にならない訳 | World Life」

にSwatchさんのご説明があります。

さて,問題の “Shut up!”ですが,この意味はご存知の通り

「黙れ!」。

日本語で聞いても結構きつい言い方ですよね。

でも英語では,

「日本語以上に失礼になる」

ということを知っておいた方がいいかも。

もしあなたが誰かに何かを言われた時などに,

“Shut up!” なんて言ってしまったら,相手はびっくりしてしまうかもしれません。

びっくりするだけではなく,喧嘩になる可能性も大。

それほど “Shut up!”って注意が必要な表現なんです。

―からかうのはダメだけど…―

事前に言っておきます。

からかうのは良くないことなのですが,

私たち英語のノンネイティブにとって,とても参考になる動画があります。

“Shut Up Mom Prank”(母さん黙れ,のイタズラ)

という動画がアメリカでちょっとしたブームになったことがあります。

それをまとめたのがこちらの動画。

“SHUT UP MOM” The Best Dads Reactions 2022 PART 1 | TikTok Compilation (youtube.com)

8分とちょっと長いので,最初の2つを見るだけでも

“Shut up!”が,どれだけ不快な表現かを知ることができると思います。

いずれの家族も,お母さんと子どもが,お父さんを騙すもの。

まずはお母さんが子どもに何かをお願いしたり,小言を言ったりするのですが,

その後すぐに子どもは,

“Shut up!”

という表現を交えて口答えをします。

すると,それぞれのお父さん達は怒ったり説教をしたりするのです。

子どもたちは,お母さんに対して

“Shut up!”と言うのですが,子どもたちの失礼な言動にお父さんが変わりに怒るのです。
このようにいずれもかなり不快感をあらわしにて感情的になります。

からかった子どもやお母さんは,

“It’s a joke.”
(ジョークだよ。)
“It’s a prank.”
(ドッキリだよ。)

というのですが,お父さんたちの怒りはなかなかおさまりません。

これくらい “Shut up.”という表現は失礼にあたるのですね。

―他の言い方をしよう―

では,相手に静かにして欲しかったり,黙って欲しい場合はどのように言えばよいのでしょうか。

相手から一方的に何かを言われた時には,

「うるさい」や「黙れ」と超ド直球に言うのではなく,

“Sorry, I can’t do that now because I’m busy.”
(ごめんね,忙しいから,今はそれはできないよ)

のように,

「今は無理だ」という「理由を言って断る表現」が良いと思います。

間違っても,

(うるさいなぁ)

と思う心の声をそのまま出さないようにしてくださいね。

“Shut up.”という表現は,私たち日本人が思っている以上に強い言葉。

映画などではよく耳にすることもありますが,それは映画だから。

私たちが普段の生活の中で使いそうになったら

「おっと,これは言わない方がいい表現だったな」

と思い出してくださいね。

そして,別のお断り表現

“I’m sorry. I want to hear your story but I’m busy now.”
(ごめん,あなたの話聞きたいんだけど今は忙しいんだ)

のように,やんわりとした表現をするようにしましょう。

「日本語には,相手を敬って話す敬語などがあるけれど,英語にはそれらはない」

なんて言う人もいますが,多くの英語話者は相手に失礼にならない表現を使って話をしています。

私たちも英語を学ぶだけではなく,その背景にある文化や習慣,マナーも一緒に学習して知識を広げていきましょう。

それではまた来週〜♪

 

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