【World Life】とは?
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道案内を楽しむための地理的情報

World Lifeな生活
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Swatchの勤務しているところは、東京ドームのすぐ近く。周囲には、大きなホテルがたくさんあります。早朝にホテルを出て、散歩を楽しむ外国人と毎日のように出くわします。

円安の影響で、インバウンドはうなぎのぼり。英語を話せず母国語でまくしたてる観光客は、少し迷惑なところもありますが、英語を話す観光客は、礼儀をわきまえた人が多いようです。

人通りのない早朝に、外国人観光客を見つけたときは、ワクワクします。道案内をするのが楽しいのではなく、色々な人と出会うことができる楽しみがあるからです。

そんな時に、いきなり“Can I help you?”と話しかけると、怪しまれます。ひどいときは、無視されてしまいます。その訳は、、、、。

<Can I help you?で怪しまれる!>

日本に来る観光客は、アジアへの関心も高く、アジアの国々での旅行体験で、言い寄ってくる現地人が商売(金銭)目的だと理解している人も多い感じがします。

アメリカのニューヨークでもバッドマンや人気コミックのキャラの扮装をしたアメリカ人が観光スポットにいて、写真を一緒に取ったら20ドル要求されたという話もあります。

ハワイでオウムを肩にのせ写真をとり、写真ができたら自宅に送るという約束だったのが、それ切りいうのは当たり前です。

新宿や観光地では、日本風の客引きの洗礼を受けているかもしれません。そういうある種の偏見や
危険なことは避けようという行動は理解ができます。

観光地での“Can I help you?”は、「有料である」という感覚がアメリカ人にはあります。何をするにも、それをサービスとして提供するのが、アメリカのビジネスですからね。

“Can I help you?”「お手伝いできますか」と声をかけても、外国人観光客には、「どんなことでも有料でサービスします」と聞こえるのかも知れません。

今回は、道案内で、もっと楽しくワクワクする時間を過ごすことができるコツを、紹介していきたいと思います。

日本で、外国人に声をかけ、手助けする際の心得は、

“Can L help you?は気を付けて”

で、詳しく説明していますのでご覧ください。

<ダウンタウン(Downtown)って下町のこと?!>

道案内をするには、地理の知識が必要です。Swatchは、自衛官時代には、コンパス(方位磁石)一つで、地図を頼りに演習場を歩き回っていました。

その経験は、知らないところを旅したときに非常に役に立っています。外国人に道案内をするときには、地元の地理情報プラス、外国人の地理の情報を知っていると上手くいきます。

アメリカ人の考える地理の常識を頭に入れておくと、色々と応用が利きます。
例えば、日本語にもなっているダウンタウンは、英語のdownで「下」、town「町、街」で「下町(したまち)という直訳型の外来語で意味が通じるのでしょうか。

実際には、ダウンタウンは、「繁華街」と訳し、にぎやかな街という意味で使っています。東京で言うなら、六本木、新宿、原宿、銀座という感じですね。何故ダウンタウンと言うのか?

諸説ありますが、ニューヨークのマンハッタンの南側(下にある)町のことをダウンタウンと呼んでいました。現在では、都市の中心部で商業施設、オフィスが集中している地域をさします。

イギリス英語では、“city centre”(イギリス式のつづりに注意)が一般的です。アメリカで公的な表示は、“Central Business District”(CBD)と表記します、日本では、ビジネスセンターといわれます。

昔、防衛庁があった六本木の跡地には、大規模開発された六本木ミッドタウンがあります。これも英語で、“Mid town”と表記します。意味は、都市の中心部と郊外を結ぶ中間地点という意味です。

Downといえばその反対はupです。 “uptown”(アップタウン)は、上にある街ではなく、住宅街で、ダウンタウンに直結している高級住宅街を意味しています。

ダウンタウンは、「繁華街」という意味は説明しましたが、「下町」は、英語でどういったらよいでしょうか。

下町情緒、お祭りや昔からの風習・文化が息づいている街を、英語では“old town”と言います。

Downtown:都市の中心、商業施設、オフィスビルが集中しているビジネスセンター(CBE)
Midtown:都市の中心部と郊外(住宅街)を結ぶ中間に位置する繁華街
Uptown: 住宅地域、アメリカでは都市部近郊の高級住宅街を示す
Oldtown:下町。古くから栄えた街で、文化、風習が受け継がれた町

単純な言葉だけに、意味をしっかりと理解しておき知識に隙間をつくらないことが大事です。

<Go downは、下へいくってこと?!>

最近は地図アプリで、目的地の住所を入力すれば、すぐに現在地から目的地への行き方を表示し、道案内(ナビゲーション)もしてくれて非常に便利です。

場所、目的地は頭に入りますが、それを英語で説明するには、少しテクニックがいります。どのような表現が適切かを考えていては、その場の英会話には間に合いません。

あらかじめ、こういった場合にはこのフレーズを使うことを準備しておけば、道案内はうまくいきます。英会話は、その場面で、言いたいことが口から出てくれば良いのです。

英会話の本には、例えば「まっすぐ行く」は次のようなフレーズが載っています。

1.go straight
2.go down
3.go up

と紹介されています。

「まっすぐ」という訳の部分が、“straight”“up”“down”で示され、「意味は同じ」と説明されています。

Swatchが、米陸軍の大学に留学していた時は、明確に方向を示すために“Go to the North”「北へ前進」と教わりました。さらに、地図上では「北の方角をUP、南の方角をdown」で表現することを教わりました。

明確なコンセプトがなければ、軍事で統一した行動はできないので当然ですが、民間で一般的な表現の場合は、downでもupでも、「まっすぐに進むこと」が伝われば良かったのでしょう。

ですから実際に道案内をするときは、go downgo upでも自由です。

実際の道を見たときに、そこに視覚の意味が反映されます。これが英語の面白いところ。
上り道の場合は、go upです。下り坂は、go down です。

<どんな道を行きますか?>

道案内で、良く出てくるのが down upのほかに、blockです。

Go down two blocks along this street 
「この道をまっすぐ2ブロック行ってください」

この場合の、2ブロックは、大通り2本分という感じで理解してください。
車社会のアメリカでは、車道が縦横に整備されていて、その道の間をブロックと呼んでいます。

日本は、広い道路から細い道路に入り込むような形ですから、明確に道何本というのは難しいです。実際、数えて見たら教えてもらった道の数と一致していないこともあります。

日本で道案内をする場合は、大通りを基準に何本目と言えばよいと思います。

もう一つ、英語には道を表す言葉がたくさんあります。どのような形状の道を表すのかを大方覚えておくと、外国人に伝わりやすくなります。

  1. road 「道路」。一般的に車両が通れる道のことです。舗装がしていない田舎の車両が通れる道という感じもあります。ジョン・デンバーの歌のCountry roadにでてくる道路は、砂利道なのかも知れません。人が歩くのは、walk way(歩道)、path「小径」です。
  2. street 「通り」。道が街の中を通り抜けているという感じです。道の両脇にビルが立ち並んでいる光景を想像してください。
  3. avenue 「大通り」。かなり道幅が広くなり、さらに両脇に街路樹が植わっている感じです
  4. boulevard「目抜き通り」中央分離帯があり、両脇には歩道と街路樹がある複数の車線がある通りです。大阪の御堂筋やニューヨークの五番街通り、パリのシャンゼリゼ通りなどを想像してください
  5. Drive 「玄関につながる車道」生活道路。あるいは、ショップなどなどが立ち並ぶテナント道路
  6. Ally 「路地」建物に挟まれた狭い生活道路
  7. Lane 「横丁。小路」または、道路の車線にも使います
  8. Highway 「街道、幹線道路」ハイウエイは、高速道路のように感じますが、幹線通りのことです。青梅街道など、旧街道の名が付いた道路だと覚えるのが分かりやすいです
  9. Freeway(Expressway) 「高速道路」もともと高速で物資を輸送できる産業道路から発達した「料金無料」の高速道路。日本では有料なので、エキスプレス(急行)が使われています。

道路の種類とそのイメージを紹介しました。日本で道案内するときには、alley、 lane、 driveといった狭い道を覚えて使ってください。

<英会話は、準備と実際に話してみることで身につく>

「自宅の前の車道に駐車してください」と言う場合にもdrive(自宅前の車道、自宅の玄関につながる車道)を知っていれば、

“You can park the car on the drive”
「家の前の道に止めておいてください」と言えますね。

道案内をするために、地理的な英単語をチェックしておき、あらかじめ会話するフレーズを準備しておくことは、非常に大切です。

英語は、体験したものが身についていきます。準備、実行(フレーズを使ってみる)で、ペラペラ度が上がっていきます。

今回の地理的情報を暗記し、あとは街で外国人観光客を見つけるだけです。道案内だけでなく、楽しい会話を体験できると思います。やってみましょう!

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