おはようございます。
木曜日のCozyです!
最近,風邪が流行っているんですって。
あなたは大丈夫ですか?
実は,私もひいちゃったんです。
熱と鼻水,そしてくしゃみ…
治ったと思っても,またぶり返すんですよ。
もうね,
「ハクション!」
と大きなくしゃみを何度したことか。
そう言えば,日本ではくしゃみをしても誰も何も言いませんよね。
せいぜい側にいる人が「大丈夫?」と言ってくれるくらい。
ところが英語圏では,くしゃみをすると必ずといっていいほど,
“Bless you!”
と言われるんです。
しかも,言わないと
「不機嫌になる人もいる」
って知ってました?
なぜなんでしょうね。
― Gesundheit!(ゲズントハイト) ―
“Bless you!”
日本語にすると
「祝福あれ!」「神のご加護を!」
という意味は,ご存知の方も多いと思います。
でも,なんで,くしゃみをしたら祝福されるのでしょうか。
以前,私と一緒に働いていたカナダ人の同僚がいました。
ドイツ系の方で,私がくしゃみをするといつも,
“Gesundheit!”(ゲズントハイト)
と言ってくれるんです。
最初は「ゲズント…なに?」と戸惑いましたが,
これはドイツ語で「健康」という意味なのだそう。
つまり
「お大事に」「健康でいてね」
という気持ちを込めた言葉なんですね。
英語圏でも,ドイツ系の移民が多いアメリカでは “Gesundheit!” を使う人もいるんですって。
私の周りでは,元同僚以外聞いたことないですが。
さて, “Bless you!”と言ってもらえないと不機嫌になる人もいると話しましたが,
ちょっとこれをみてください。
▶︎ Who doesn’t say bless you?
演技ではありますが,
「なんで言ってくれないの?」
という雰囲気になるのは本当なんです。
でも,なぜ不機嫌になるのか,なぜ「神のご加護を」という言葉を言うのか,疑問に思いませんか
― “Bless you!” の意外な由来 ―
実は “Bless you!” の起源は,はっきりとはわかっていないのだそう。
でも,有力な説が2つあるんです。
【説その1】 魂が抜け出てしまう!?
昔のヨーロッパでは,
「くしゃみをすると,体から魂が一瞬抜け出てしまう」
と信じられていたんですって。
魂が抜けたその瞬間,悪魔が入り込んでしまうかもしれない。
だから,
“God bless you!”
(神のご加護を!)
と言って,魂を守ろうとしたそうなんです。
「ハクション!」のあとに,まさか魂が抜けていると思うとは!
そういえば,昔の日本では,写真を撮ると魂が吸い取られると言われたとか…
そんな感じなのかもしれませんね。
しかも,その時には日本でも
「くさめ(嚔)」
という呪文を唱えて,魂が吸い取られないようにしてたんですって。
それが,「くしゃみ」という呼び方になったんですね。
昔の日本では,まさに “Bless you!”と同じような習慣があったとは,驚きです。
【説その2】 ペストの時代に生まれた言葉
もう一つの説は,6世紀のヨーロッパでペスト(黒死病)が大流行した時代。
くしゃみはペストの初期症状の一つだったため,
「この人は,もうすぐ死んでしまうかもしれない」
という恐怖から,
“God bless you!”
と祈りを捧げるようになった,という説です。
当時のローマ教皇グレゴリウス1世が,くしゃみをした人には必ず “God bless you!” と言うよう命じた,という記録も残っているほどなんですって。
― くしゃみは,気遣いのきっかけだった ―
「魂が抜ける」,「ペストかもしれない」。
どちらの説も,くしゃみをした人への
「大丈夫?」
「守ってあげたい」
という気持ちから生まれた気遣いの言葉だったんですね。
だから,くしゃみをした人に対して,
“Bless you!”
って言ってあげないと,不機嫌になることもあるのは,なんとなくわかる気もします。
時代は変わっても,
「その気持ち」
だけはずっと受け継がれて,今も “Bless you!” として残っている。
なんだか,言葉の温かさを感じませんか。
気温の変化が大きい今の季節,くしゃみが出るたびに
“Bless you!”
と言ってもらえると,なんだか心まで温かくなりそうです。
あなたも,周りでくしゃみをしている人がいたら,
“Bless you!”
と言ってみてくださいね。
あ,返答の仕方は
“Thank you!”
ですよ。
それでは,今日も良い一日を!
See you next week~!
英語教材開発・制作者
米国留学から帰国後、幼児・児童英語教師を経て、中学・高校英語、受験英語、時事英語等多岐にわたる指導を行い英語教師経験を積む。また、ホテル勤務での実践英語経験を積んだり、カナダにて現地の子どもたちの英語教育にも携わりながら、CertTEYL(世界での児童英語講師認定コース)の認定を受ける。さらに、青山学院大学でTutoringの研究員としても活動。英語講師養成のeラーニングコースの日本での立ち上げメンバーとなる。「現場での経験を教材に活かしたい!」と、現在は英語教材開発会社にて日々教材開発に勤しむ。高校入試用のリスニングトレーニング教材(塾・学校向け)は累計10万部以上のベストセラーとなる。英語教材開発の傍ら、全国の英語教師への研修なども行う。また、土堂小学校(広島県尾道市)での英語指導や、初の民間校長として一躍時の人となった藤原校長(当時:杉並区立和田中学校)が手掛けた英語コースの指導に2年間携わるなど、英語教育に関する多様な分野で活躍。大の犬好きから、ホリスティックケア・カウンセラーなどペット関連の様々な資格を取得し、ペットライターとしても活動中。









