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“Congratulations”が使えない「おめでとう」?

World Lifeな生活
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まだまだ寒いのですが,

なんとなく外の日差しが春を感じる日が出てきたような気がする東京。

春というと,出会いと別れの季節。

そして,いろいろな場所でこんな言葉が聞こえてきそうです。

「おめでとう」

あなたはこの「おめでとう」を英語でどのように言いますか?

―複数にすることが大切!―

卒業,入学,転勤…

いろいろな別れと出会いがある春。

これまで頑張ってきたことを次のステップへと進める

そんな季節です。

卒業はもちろんそうですが,

入学も転勤も,今まで頑張ったことを土台に新しい生活となるんですもの

やっぱり

「おめでとう」

の季節なんですよね。

そんな「おめでとう」,

英語ではどのように言うのでしょうか。

多くの方は,

「コングラッチュレーション!」

と思われたのではないでしょうか。

実はそれ,

「正解」でもあり「不正解」でもあるんです。
「おめでとう」を

「コングラッチュレーション!」

という人が結構多いんです。

英語で書くと

“Congratulation”

です。

実はこれだと,

「祝辞・祝うこと」

という名詞となるんです。

だから,「おめでとう」と言う場合は,

“Congratulations!”

のように,最後に “s” をつけて複数形にしなければならないんです。

このように複数形にすることによって

「強意の複数」

といわれる「意味を強調して表現するための複数」になるんですね。

ほら, “Thank you.”をもっとカジュアルに言う言い方あるじゃないですか。

そう, “Thanks.”

これは誰も

“Thank”

とは言わないですよね。

それと同じです。

― “Congratulations!”は努力の賜物!?―

誕生日に言う「おめでとう」と言えば

“Happy birthday!”

ですよね。

ごくたまに

“Congratulations!”

というのも聞いたことがある気もしますが,

やっぱり誕生日の場合は

“Happy birthday!”

です。

「あけましておめでとう」は,

“Happy new year!”

です。

それはなぜか。

実は, “Congratulations!”には,

「(頑張って手に入れた)おめでとう!」

というニュアンスが含まれているからなんです。

たとえば,

“Congratulations on your graduation.
(卒業おめでとう)
“Congratulations on your promotion!”
(昇進おめでとう)
“Congratulations on passing the exam.”
(試験合格おめでとう)

のような場合です。

でも 誕生日に使える場合もあるにはあるのです。

それは節目や特別な誕生日の場合。

“Congratulations on turning 20!”
(二十歳の誕生日おめでとう)
“Congratulations on your 60th birthday.
(60歳の誕生日おめでとう)

のような場合。

この節目って,

(20歳まで元気に頑張って成長したね)
(60歳まで本当に頑張ったね)

のような意味も込められている気がしませんか?
また数字だけではなく,それぞれの特別な場合もあるかもしれません。

そのような場合は

“Congratulations!”

も使えるのだそう。

通常の誕生日の場合は “Happy birthday!”で十分です。

でも私の場合,節目であっても最大限の気持ちを込めて

“Happy birthday!”

って言っちゃいますけどね。

ということで,

“Congratulations!”は,

「必ずSをつけること」

誕生日などは,

“Happy birthday.”

のように “Happy” で表現するのが一般的,

ということ。

言うときには意識してみてくださいね。

でも間違っても問題ないです。

お祝いの気持ちは必ず伝わりますので。

あ, “Congratulations!”は,短くすると

“Congrats!”(コングラッツ)

と言うのも一般的。

これはちょっとカジュアルなので,家族や友達に対して言ってくださいね。

ということで,また来週!

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