【World Life】とは?
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ニューヨークから人が消える日

World Lifeな生活
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こんにちは
NYのKayoです。

まず最初に、スーパーボウルって何?というところから。

スーパーボウルは、アメリカン・フットボール、NFL (ナショナル・フットボール・リーグ)の年間王者を決める決勝戦です。毎年2月に行われ、全米視聴率は、紅白歌合戦も軽く超える勢い。っていうか、日本で言うと、プロ野球の日本シリーズの感じなのかな。

近年は概ね40%台前半から半ば(約40%〜49%)を推移しており、国民的なイベントとして定着しています。2025年(第59回)のテレビ視聴率は41.7%を記録、視聴者数は1億2700万人超、史上最多を更新しました。

とはいえ、アメリカ人全員がフットボールに詳しいわけではなく、実際は「よく分からないけど、とりあえずみんなで楽しく集まって観る日」。

ニューヨークでは特に、その傾向が強いみたいです。

なぜ、スーパーボウルと呼ばれるのか

スーパーボールっていう、子供のおもちゃで、すごい弾力性のカラフルなボールがありますよね。

そして、大学フットボールの伝統的な決勝戦のスタジアムが楕円形で「bowl / ボウル(椀)」と呼ばれていたのに由来して、

その「 ball / ボール(球)」と「bowl / ボウル (椀)」を掛け合わせて、作り出した造語だそうです。

当初は「AFL-NFLワールド・チャンピオンシップ・ゲーム」って言う堅苦しい長い呼び名だったそうですから、このスーパーボウルと言う新しい言葉は、あっという間にアメリカ中に浸透しました。

とにかく盛り上がる?ニューヨーカーの観戦スタイル

ニューヨークのスーパーボウルは、真剣勝負というより社交イベントって言う感じ。友人宅に集まり、ビールとワカモレ🥑&コーン・チップス、ピザにチキン・ウィング (手羽先唐揚げ) &ディップを山ほど用意し、基本は、止まらぬおしゃべり。試合中もまあまあ話してます。

もちろん応援するチームのユニフォームを着たり、キャップをかぶったりする人もたくさんいます。でも不思議なことに、ハーフタイム(試合の真ん中での休憩、約15分間)が始まると急に静かに。「今どっちが勝ってる?」と聞いていた人ほど、このハーフタイム・ショーは真剣に観る。

毎年、大スターの超豪華ミニコンサートがあるのです。

スーパー・ボウルのこのハーフタイム・ショーと、有名映画スターたちがぞろっと出てくる、この日のためにわざわざ作られたスペシャルなテレビCMも、大人気の秘密です。トイレに行く暇がないほど、コマーシャルも面白いの。

ちなみにこのテレビコマーシャルは、なんと30秒で12億円ほどの広告料がかかっているらしい。ね、だから、気合が入っているわけですよ。毎回1億人以上の視聴者を持つこのスーパーボウル、それほどこのスーパーボウルが大人気、っていうことらしいです。

エンパイア・ステート・ビルが揺らす街のプライド

私は気がつかなかったのですが、この時期、密かに注目されるのがエンパイア・ステート・ビルのライトアップなんですって。

今年はニューヨーク以外のチームカラーで照らされ、SNSでは軽くザワついたのだそう。「ここ、ニューヨークなんですけど?」という声、多数。

東京タワーが突然ライバル球団カラーになったら…と想像すると、ちょっと分かりやすいかもしれません、ごめん、なんか変な例えだけど。高層ビルの色ひとつで感情が動く。ニューヨーカーって、意外と単純かも(笑)。

どこで観る?スーパーボウルは場所取りも大事

当日のニューヨークでは、「どこで観るか」がけっこう大事です。

どこだったら、最高にこの日曜日の夕方を楽しく過ごせるか?!スポーツ・バー、ホテルのラウンジ、ルーフ・トップ・バー(ちょいと寒いね)、近所のレストラン、大きなプロジェクターがある友人宅まで、街中がスーパーボウル仕様になります。

大画面、DJ付き、フードやカクテルのスーパーボウル・スペシャル・メニューなど、条件もさまざま。人気店は予約必須で、直前だとスタンディングも覚悟。

家で静かに観る日本のお正月番組とは違い、外に出ると街ごとイベント。というか、一旦スーパーボウルが始まってしまうと、街には人っ子ひとり見られないって感じ。こういう楽しみ方が、いかにもニューヨークです。

そうなんです、私のピアノ演奏の仕事も、この日は1年に1度、毎年キャンセル。誰もこの時間帯にはピアノを聞かず、お店には特大スクリーンが設置され、誰もがフットボールに夢中になります(笑)。

スーパーボウルは“広告”と“音楽”の日でもある

スーパーボウルは広告の世界でも特別な日です。

タイムズスクエアでは、この時期に合わせて風刺や政治ネタを絡めた看板が登場します。試合と関係あるのか無いのか、よく分からないものも多い。

で、この広告料も、年間で最高に高いらしい。日本なら「今それ言う?」となりそうですが、ニューヨークではスーパーボール名物。スポーツ、広告、政治、ユーモアを全部混ぜてしまう雑多さが、この街の持ち味なんでしょうね。

今年のハーフタイムショーは、ニューヨークの多文化性と相性抜群、プエルト・リカンのスーパースター、バッド・バニー。ラテン音楽やダンスは、この街の日常風景の一部。プエルトリコ系をはじめ、多様なバックグラウンドを持つ人々が多いニューヨークなので、翌日の話題も「試合どうだった?」より「ハーフタイム凄かったよねぇ!」に。

フットボールを知らなくても、音楽は語れる。スーパーボウルが、アメリカの国民的行事であり続ける理由ですね。

今年も、精一杯楽しみました。

ちなみに私どもは近くにあるイタリアンレストラン、カーマインからここの有名料理「スカルパリエッロ・ウィング」をデリバリー予約していました。

これは、イタリア系アメリカ料理で人気の前菜。クラシックなチキン・スカルパリエッロの風味を、カリッと香ばしく、ほんのり甘酸っぱい手羽先にアレンジしたもので、カリッとするまで揚げたり焼いたりした手羽先を、ニンニク、白ワイン、酢、ホットチェリーペッパー、そして少量の蜂蜜やレモンで作ったソースで和えたもの。とっても美味しかったです。

あまりにも値段が高いので、ここには書きませんが、年に1度の贅沢です!よっぽどあきらめようとも思ったんだけれど、あと何回このスーパーボウルを見れるかもわかんないので、大奮発しました。

ドリンクは、今年のNew York、この日は零下17度だったので、あったかく、白湯蜂蜜にレモンをぎゅっと絞って、そこにちょっとウォッカ入れてみたり、フルーツジャムをちょっと混ぜて温めるホットレッドワインなんかも頂きました。

誰かが「人生の楽しみは自分で見つけ出すものだ」と言ってました。ふむふむ、何でもかんでも周りにあるもの、楽しんじゃう。自分に余裕があるときには、ぜひそうしたいものです。

だって私はアメフトなんて全然わからないし、今回のハーフタイムショーのプエルトリコ人の大スターも知らないのですよ(笑)

それではまた次回♫
Kayo

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