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「キレる」って英語でなんて言う?

World Lifeな生活
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コロナ禍頃からでしょうか。

なんとなくイライラしているというか,心に余裕がないのかな,という感じの人が増えたような気がするんですよね。

それとも,自分が知らぬ間にイライラしてしまい,そういう人に目が行くようになったのでしょうか。

なんとな〜く,以前と比べて見かけるような気がするんですよね。

あなたはそう思いませんか?

―突然「キレた」男性―

数年前のお話,コロナ禍になるかならないかの頃です。

その日,私は電車に乗っていました。

平日の昼のためか,都内にもかかわらず乗客の数は疎ら。
1つの車両に5〜6人くらいしかいないんじゃないか?というくらい空いていた車内。

私の前には20代であろう青年がスマホを見ながら,足を組んで座っていました。
まあ,よくある光景です。

とある駅に着き電車の扉が開くと,隣の車両から年配の男性がこちらへ向かって歩いてきました。

そして,その青年の前を通ったその時,

「パッチーーーンッ!」

なんとも言えない乾いた音がしたのです。
私もびっくりして前を見ました。

すると,そこにはキョトンとした表情で慌てて組んでいた足を戻す青年と,
折りたたんだ新聞紙を片手に,鼻息荒く,逃げるようにダッシュで電車を降りる年配男性。

なんとその年配男性,組んでいた足が邪魔だったのでしょう…
青年の足を新聞紙で叩いてしまったようなのです。

「ちょ,ちょっと!」

と年配男性に声をかけようとしたものの,すべて計算だったのでしょう。
男性が降りた瞬間にドアは閉まったのです。

いくら足を組んでいたからと言って,叩くのはダメゼッタイ。
軽い新聞紙であったとしても叩くことは暴力です。

しかし,その青年「自分が悪いから,大丈夫です。」と言い,そのままスマホへ目を移しました。

いや〜,それにしてもいきなりキレるのではなく他の方法もあったでしょうに。

さて,前置きが長くなってしまいました。

このお話の男性は突然キレました。
「キレる」って英語で言うと,どの単語を思い浮かべますか?

頭に浮かぶ単語を意識して,次を読んでくださいね。

―「怒る」<「キレる」 “blow up”―

“angry”(怒る)

この言葉を思い浮かべた方も多いのではないでしょうか。

“He was angry.”(彼は怒っていた。)
“He got angry.”(彼は怒った。)

でもちょっと「キレる」とすると,微妙な感じ。

単に「怒る」と言っても英語では,

“grumpy”(不機嫌な)
“irritated”(イライラしている)
“angry”(怒っている)
“mad”(かなり怒っている)

などがあります。

でもやっぱり「キレる」とはちょっと違いますよね。
「キレる」ってなんだか突発的でアブナイ感じとでも言うのでしょうか…

それを表したい場合は,

“blow up”

という表現があります。

“blow up”には,「膨らませる」「爆発する」という意味がありますが,

「怒りを爆発させる」

という意味でも使われます。

風船がどんどん膨らんでいって「一気に破裂する」そんな感じが “blow up”なんですね。

“He blew up suddenly and hit the young man with a newspaper.”
(彼はキレて新聞紙でその青年を叩いた。)

のような感じですが,これはちょっとカジュアル。

もう一つよく使われる表現がありますので,覚えておきましょう。

―「怒る」<「キレる」 “lose one’s temper”―

“blow up”がカジュアルなスラング的な表現だとすると,

“lose one’s temper”は丁寧な感じ。

「[キレる]にカジュアルも丁寧もないんじゃない?」

と思われた方,よくわかります。

“blow up”=キレる

だとしたら,この

“lose one’s temper”は,

“one’s”(誰々の)“temper”(気性,気分,機嫌)を “lose”(失う)」

となることから,

「冷静さを失う」「カッとする」

のような意味となるんですね。

ですので,「キレる」をちょっと丁寧に言った感じ,というのが掴めましたでしょうか?

“Emily’s boss lost her temper and shouted something at her.”
(エミリーの上司は,カッとなって彼女に怒鳴りました。)

“He lost his temper and hit the young man with a newspaper.”
(彼はキレて新聞紙でその青年を叩いた。)

のように使うことができます。

―「怒る」の表現の幅を広げようー

小学や中学で学習する「怒る」という英単語は “angry” が基本。

でも,怒りの度合いや状況など,話の表現を豊かにして伝えたいですよね。

同じ「怒る」でも,「機嫌が悪い」から「激おこプンプン丸」までは,

“grumpy”(不機嫌な)
“Why are you so grumpy?”(どうしてそんなに機嫌が悪いの?)

“irritated”(イライラしている)
“I’m irritated with my coworker.”(私は同僚にイライラしている。)

“angry”(怒っている)
“Don’t get angry!”(怒らないで!)

“mad”(かなり怒っている)
“I got mad at the man.”(私はその男にかなり怒っている。)

“mad”に関しては,ちょっと口語的なのニュアンスなので,ビジネス等で使う場合は
“very angry”を使って表現すると良いかもしれません。

そして,今回の「キレる」です。

“blow up”(怒りが爆発する=キレる)
“lose one’s temper”(気分を失う=カッとなる=キレる)

さあ,今回だけでも6つの「怒る」言い方がありました。

普段の生活の中では,このような単語や表現を使わない方が happyなのですが,
覚えておくことは損にはなりません。

あ〜,なんだか自分も最近 irritatedしがちかもしれないなぁ。

あ,「キレやすい人」は,有酸素運動とガムがいいらしいですよ。

食事の時に,しっかりと回数多く噛んだり,ガムを噛んだり。
そして,ジョギングやウォーキングなどをすると良いそうです。

ふふふ,私は毎日2時間以上歩かされておりますので,ガムを愛犬との散歩に取り入れてみたいと思います。

あ,でも私…別に

キレてないです。

それではまた来週〜♪

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