9月に入ってからの金曜日、最近おしゃれと話題スポット、ブルックリンのGREENPOINT/ グリーンポイントに行ってみました。
https://theshopkeepers.com/guides/greenpoint/
うちからだと、地下鉄を3本乗り継ぐので、なかなか普段は出掛けない場所ですが、お友達と、楽しい遠足気分で😀出かけることに。
まず1番の目的は、広いガーデン席もある、ジャパニーズ・カフェ「ACRE / アクレ」。とても良いお天気なので素敵。
チキン南蛮$22とか、鮭西京焼$24とか、私たち日本人にとってものすごくおいしそうなメニューが、値段は安くないけれど並びます。
お味噌汁も一杯8ドル(日本円だと現在1100円位)ですが、ハーフお味噌汁(4ドル)もありましたので、頂いてみました。マンハッタンと並ぶお値段ですが、さすが日本のカフェ!美味しかった〜!最高に幸せ☆
生姜の味がしっかりして、お野菜たっぷりで、とってもヘルシー気分。エコを考慮して、全てが紙(再生紙)でできた食器です。
日本の、酵素や発酵学に焦点を当て、健康食をモットーとしているそうです。糀や、もろみをふんだんに使ったお料理ということかも。
「ACRE」
https://www.acrenyc.com/
さて、2番目のお楽しみは、抹茶カフェ「kettl / ケトル」。最近、ニューヨークにも、抹茶を専門で出すカフェが数軒、見られるようになりました。本当においしい抹茶やラテを入れてくれます。お値段もすごく良いですが、幸せな気分になるので、年に一回位は行きます。
このお店は、オーナーさんが、日本で、お茶を入れるのが上手で賞を取ったほどの方だそうです。木陰のサイドウォークにある小さなテーブルで、冷たい「玄米茶抹茶」をいただきました。
一杯5ドル (約700円)。暑い日の歩き疲れた午後、と言う十分な設定ももちろんありますが、ローストした玄米の香りとお抹茶で、涙が出るほどおいしかったです。
それで、ついつい、この高級なお店で、ティーバッグを購入してしまいました。
12個入って15ドル(約2100円)。作り方もちゃんと習ってきました。350 CCほどのサーモスに、氷をたくさんとミネラルウォーター、そしてこのティーバッグとを一緒に入れて、30秒ほど思いっきりシャカシャカシャカとシェイクします。家で早速やってみたら、できました!美味しい。単純にうれしいです!
「kettl」
https://kettl.co/
その後は少しお散歩へ
お腹いっぱいなのでカフェにはもう入れないし、バーのハッピーアワーは近いうちにまた来ることにして、おいしいと評判のポーリッシュ(ポーランド料理)のお惣菜屋さん「ポルカドット」へ。
まずはピロギ、日本で言う「茹で餃子」っていう感じです。ザワークラウトや、チーズが入ってたり、ミートのもあり、サワークリームなどをつけていただきます。
12個で$18、中に入っている具は、お野菜や、マッシュドポテトやチーズや、お肉、お肉といってもいろんなパーツがあるし、とにかく数々のチョイスがあるらしくて、作り方によってのあらゆるバリエーションを楽しめるそうです。
そして、中に何が入っているかは食べるまでのお楽しみ、なんて言うホームパーティーもあるそう。ポーランドの人々にとって、このピロギは、長年にわたって、家族の伝統や歴史を引き継いできた、大事な食べ物みたいです。
それとザワー・クラウト、ソーセージ、ビーツの冷製スープなども購入。どれもとても美味しく、いただきました。
数年前までは、そんなに人気のなかったブルックリンのこのエリアですが、最近は本当に、どんどん素敵なおしゃれな街に変貌を遂げています。
実は、私は全く知らなかったのですが、来る途中にオートメーション工場のようなものがちょっと見えて、そんなのもあるんだなぁ位にしか思わず、通り過ぎてしまったのですが、後で家に戻ってネットでリサーチしていたら、なんと昔は、大きな下水処理場があるので有名な街だったとか。
なので、以前は町中の匂いが、すごかったそう。でも現在では、その処理場もきちんと整備され、中を見学できるツアーまであるそうです。
ニューヨーク、マンハッタンのファッション界を率いる「ソーホー」なども、1970年以前は倉庫や工場街。殺風景な赤レンガのビル等に溢れていました。
その安価な倉庫跡の建物などに、新進気鋭のアーティストたちが住み始め、作品を作るスタジオやロフトに改造し、それが、現在のニューヨークのアートギャラリーやファッションを牽引する世界トップブランドのブティック街としての発展へ、とつながっていきます。そんな感じと似てるかな。
また少しずつ、こんな感じの場所をご紹介できればと思っています。
思ってはいるんですけれど、何しろアメリカのインフレがすごい。この日、午後の半日で、飲食だけで約100ドル(約14,000円)使ってしまいました。なので、こんな贅沢はなかなかできませんが、またのチャンスを楽しみにしててね。(笑)
ではまた来週♫
Kayo
平木かよ / Kayo Hiraki
ニューヨーク在住 2017年より、世界屈指の米国グラミー賞の投票権を持つ。同じく米国スタインウェイ・ピアノ公認アーティスト。現在、グリニッジ・ビレッジのジャズの老舗「Arturo’s」のハウス・ピアニストとして、週に5日、自己のトリオで演奏活動を続けて26年目。ニューヨーカーに、スイングの楽しさを届けている。ベースの巨匠、ロン・カーターとのトリオで、ブルーノート・NYへも出演。JALの国際線機内誌でも、海外で活躍する日本人として大きく取り上げられた。また、舞台「ヴィラ・グランデ青山」では山田優がジャズシンガーに扮するシーンでの、ミスティーのピアノ伴奏。カナダ・トロント・リールハート国際映画祭でブロンズメダルを受賞した映画「Birth Day」への挿入曲提供と共に、ピアニスト役で出演。フランス・パリ日本文化会館での館長招聘コンサートや、台湾にて、最大規模を誇る、台中ジャズフェスティバルへの出場など、世界を股にかけるスイング感あふれる彼女のピアノとボーカルには、定評がある。定期的に、くにたち音楽大学ジャズ専修で講義を持つ。