【World Life】とは?
スポンサーリンク

“must item”って英語,通じる?通じない?

World Lifeな生活
この記事は約5分で読めます。

朝晩はちょっと寒さを感じるようになった東京ですが,
皆様の地域ではいかがでしょうか。

なんだか,今年はいきなり「夏→冬」になったような気温で,

「秋はどこ行った?」

って感じがしませんか?

ついこの間まで,あんなに「猛暑」「猛暑」と言っていたテレビも

「この冬のマストアイテム!」

なんてことを言っていたり。

ん?

でもこの「マストアイテム」って言葉に

「ちょー,待てよぉ!」

と,キムタクばりのセリフが出てしまいそうになる私。

さて,あなたはそれがなぜだかわかりますか?

― “must”って―

ご存知の通り, “must”とは

「〜しなければならない」
「〜にちがいない」

という意味で使われますよね。

特に

「〜しなければならない」という義務的なイメージが強いと思います。

そこに,「品目」などを表す「アイテム」という言葉を付けて

「絶対に持っておかなくてはならないアイテム」

という意味で,

“must item”としているのだと思うのです。

でも,でもですよ!

“must”って助動詞なんですよね。

「助動詞」とは読んで字の如し,

「動詞を助ける役割」をする品詞。

“must go”「行く」「しなければならない」=「行かなければならない」
“must study”「勉強する」「しなければならない」=「勉強しなければならない」

のように,動詞の原形である “go” “study”などを補助して,

「◯◯しなければならない」

と表現を広げているのが “must”という助動詞。
だから “must+動詞” となるんですよね。

でも “item”は名詞。

“must item”は,ただの英単語を並べただけで,「英語表現」としては成立しないのです。

ではどう言えば良いか。

簡単に言えば,「 “must” の次に動詞の原形を持ってくれば良い」のです。

「必ず持っておかなければならない(持っておくべき)アイテム」

であれば,動詞の原形の “have”を使って

“must have item”



・・・としたいところです…

が!!

[持っておくべき]…アイテム〛

“item”(アイテム)は,名詞です。

その前に「持っておかなければならない(もの)」という形容詞(または名詞)の役割をもたせるためには

“must-have”のように間に「 “ – “ ハイフン」を入れて1つの単語のようにする必要があるのです。

なので,

must-have item”

とすることで, “must-have”が後の “item”を説明する形容詞の役割になり,

「持っておかなければならない(持っておくべき)アイテム」

と表現することができるんですね。

―他にもあるある “must-◯◯”―

日本で言う「マストアイテム」のことを英語では,

“must-have”
“must-have item”

と言い,

“This MacBook Pro is a must-have for me.”
(私にとって,このマックブックプロはマストアイテムです。)

にように言うことができます。

でも,それだけではないんです。

「絶対に持っておかなければならないもの」が

“must-have”

で,「持つ」= “have”が使われていますよね。

では,

「絶対に食べておかなければならないもの」はどうでしょうか。

そうです!

“must-eat”

です。

“Kawara-soba is a must-eat dish when you visit Yamaguchi prefecture.”
(山口県に行ったら,瓦そばは食べなきゃだよ。)

そうとなれば,いろんな動詞で言えますよね。

“English is a must-learn language.”
(英語は絶対に学んでおくべき言語だよ。)

“Have you finished making your must-do list?”
(やらなきゃいけないことリストは作り終わった?)

“Craig David’s new album “22” is a must-listen album for me.”
(クレイグ・デイヴィッドの新アルバム22は,私にとって聞かなきゃいけないアルバムだ。)

“Kobe is a must-visit place in Japan.”
(神戸は日本で訪れるべき場所だよ。)

のように, “must-◯◯(動詞)”を入れるだけで,いろいろな表現ができちゃうんですね。

これだけでも,グッと英語の表現力が広がる気がしてきませんか?

日本でよく聞く,「マストアイテム」という言葉ですが,英語で言う場合は

“must-have”
“must-have item”

私たちがよく使うカタカナ英語って,実は「伝わらない」「伝わりにくい」ものも多くあるんですよね。

だからこそ,違いを知って「使う」という知識も大切になってくるのだと思います。

ちょっとした「ウンチク」もドヤ顔で言えますしね(笑)
(あれ?私だけ?っw)

さあ,次回は

“must”“have to”ってどう違うの?を書いていきたいと思います。

お楽しみに〜!

それではまた来週〜♫

タイトルとURLをコピーしました