おはようございます。
今日のお話は,ちょっとだけ◯◯なテーマなので,
お食事中の方,もしくはこれからお食事をされる方は,
後から読んでくださいね。
最近の気温,暖かかったり寒くなったりで
風邪が流行っていますね。
当たり前ですが,風邪の症状って日本語ではすぐに出てくるのに,
英語ではどう言うかわからない
ってことありませんか。
今回はそんな
言えそうで言えないシリーズ,
「鼻に関する風邪の症状」
について考えてみましょう。
―鼻水が走る?―
ここのところ,やっと寒くなってきましたよね。
朝散歩でも,
「寒いね―」
なんて言葉もよく聞くようになりました。
でも,昨日の東京の日中は20℃超え。
もう師走も近いというのに,汗ばむなんてどういう事?
という感じですが,こんなにも気温の差が激しいと体調も心配です。
そういう私はここのところずっと「鼻水」に悩まされております。
かんでもかんでもキリがなく,まるで花粉症のよう。
熱が出るわけでもなく,だるくなるわけでもない。
鼻水だけなんです。
さて,そんな鼻水,英語でどう言うと思いますか。
なんとなく日本語感覚で,
“nose water”
なんて思ってしまいそうじゃないですか。
おそらく,話の流れ的に “nose water”と言ったとしても
ネイティブの方は理解してくれると思います。
思いますが,中には
「意味がわからない」
と言う人もいますので実際の表現を覚えておきましょう。
まずは想像してみましょう。
鼻水って,何もしなければ「ツーッ」と垂れてきます。
鼻の奥から外に向けて,鼻水が走り出てくるわけです。
「走る」は英語で “run”ですよね。
まずはここを頭にいれておいてくださいね。
英語で “fun”は「面白いこと,楽しいこと」。
“funny”となると「おもしろい,おかしな」という形容詞になります。
それと同じように,
“run”は「走る」という動詞以外に「走ること」という名詞があります。
これを
“runny”にすると,
「(走りやすい)→流れ出やすい」
というニュアンスになります。
それに “nose” をつけると
“runny nose”=流れ出やすい鼻=鼻水
となるんですね。
辞書で “runny”を調べると,
「流れやすい,粘性がひくい,柔らかすぎる,粘液を分泌する」
という説明が並んでいます。
これらを一つひとつ覚えると大変!
“run”は「走る,走ること」という基本的な意味は覚えやすいですよね。
そこから,
“runny”=「走り出やすい」=流れやすい
のようにニュアンスを広げていきます。
「流れやすい」から鼻水を想像させておけば,
「粘性がひくい」「粘液を分泌する」
という意味にリンクさせるのは意外と簡単だと思いませんか?
このように英単語はまず基本の意味からつなげて覚える,これがCozy式でございます。
文章としては,
“I have a runny nose.”
(鼻水が出ています)
のように使うことができますよ。
また,“nose”を主語にした場合は,
“My nose is running.”
(私の鼻は走っています=鼻水が出ています)
のように表現することもできます。
やっぱり基本は “run”なのですね。
―鼻が詰まる,は?―
鼻に関する風邪といえば,鼻水ともう一つありますよね。
そう,「鼻づまり」です。
鼻がつまると不快だし,息がしづらくて苦しいんですよね。
そんな鼻づまり,英語ではどのように言うのでしょうか。
鼻づまりは,
“stuffy nose”
と言います。
“stuffy”の原形は
“stuff”。
これは,「詰め込む」という意味。
※〔お店のスタッフ〕などで使うスタッフは,“staff”のようにスペルは “a”を使いますので,間違えないでくださいね。
この “stuff”を形容詞にしたのが “stuffy”。
「詰まった」「風通しの悪い」
という意味です。
“a stuffy nose”で,「鼻づまり」を表すことができます。
ちなみに,ぬいぐるみのことを英語で何と言うかご存知ですか。
ぬいぐるみは,中に綿などが詰め込まれていますよね。
ですので, “stuff”(詰め込む)を, “stuffed”(詰め込まれた)にして,
“stuffed toy”
「詰め込まれたおもちゃ」
となるんです。
「詰め込まれたおもちゃ」なんて表現,面白いですよね。
でも考えてみたら「ぬいぐるみ」だって,
「縫って,中に詰める(くるむ)」
から来てるんですって。
だから,
「縫って中に詰めたもの」
という感じでは,英語とあまりかわらないのかもしれませんね。
さて,これから冬本番。
クリスマス,年末年始と忙しくなりますので
くれぐれも体調には気を付けてくださいね。
“runny nose”
“stuffy nose”
が出てきたら,暖かくして早めに休みましょう。
それではまた来週〜♪
英語教材開発・制作者
米国留学から帰国後、幼児・児童英語教師を経て、中学・高校英語、受験英語、時事英語等多岐にわたる指導を行い英語教師経験を積む。また、ホテル勤務での実践英語経験を積んだり、カナダにて現地の子どもたちの英語教育にも携わりながら、CertTEYL(世界での児童英語講師認定コース)の認定を受ける。さらに、青山学院大学でTutoringの研究員としても活動。英語講師養成のeラーニングコースの日本での立ち上げメンバーとなる。「現場での経験を教材に活かしたい!」と、現在は英語教材開発会社にて日々教材開発に勤しむ。高校入試用のリスニングトレーニング教材(塾・学校向け)は累計10万部以上のベストセラーとなる。英語教材開発の傍ら、全国の英語教師への研修なども行う。また、土堂小学校(広島県尾道市)での英語指導や、初の民間校長として一躍時の人となった藤原校長(当時:杉並区立和田中学校)が手掛けた英語コースの指導に2年間携わるなど、英語教育に関する多様な分野で活躍。大の犬好きから、ホリスティックケア・カウンセラーなどペット関連の様々な資格を取得し、ペットライターとしても活動中。