おはようございます。
木曜日のCozyです!
突然ですが、
「ヤンキー」
と聞いて、何を思い浮かべますか?
きっと多くの方は、
「ちょっとやんちゃな人」、
というイメージを持っているのではないでしょうか。
でも英語で “Yankee” と言うと、まったく違う意味になるんです。
あなたは知っていましたか?
―「ヤンキー」って何?―
「俺、昔はヤンキーだったんだよね!」
なんだかちょっとよく聞くようなフレーズですが、
このヤンキーとは、ちょっと「やんちゃな人」、ですよね。
英語ではそういうタイプの人のことを “Yankee”とは言わないんです。
でも、 “Yankee”は英語です。
しかし、全く意味が異なるんです。
その意味とは、
「アメリカ人」。
特にニューイングランド地方(マサチューセッツ、コネチカットなど東海岸北部)の人を指す言葉なんです。
だから、ほら
“New York Yankees”(ニューヨーク・ヤンキース)
って聞いたことありませんか?
そうメジャーリーグです。
松井秀喜、田中将大、そしてイチローも在籍していたあのチーム名は
“Yankees”(ヤンキース)ですよね。
ニューヨークはアメリカの北にありますよね。
まさに北部の人たちです。
だから、“New York Yankees”は、
「ニューヨークを本拠地とするヤンキー(北部側)のチーム」
というニュアンスで付けられた名称なんですね。
このチーム名には、そんな意味があったのですね。
でも “Yankee” という言葉、ちょっとだけ注意が必要なんです。
実はアメリカ国内では “Yankee” という表現は、ちょっとデリケートな響きを持っているんです。
南北戦争(1861〜1865年)の頃、アメリカ南部の人たちは北部の兵士たちを “Yankee” と呼んでいたんだそう。
当時は少し皮肉を込めたネガティブな呼び方でした。
今でも南部の一部の人が北部の人をからかって使うことがあるようですが、若い世代ではほとんど聞かれなくなってきているようです。
一般的に現在のアメリカでは日常会話で “Yankee” を北部の人という意味で使うことはあまりないんですって。
多くの人は
「ニューヨーク・ヤンキース」や「アメリカ人」
という意味で「認識している程度」なんですね。
― では「ヤンキー」はどこから来たの? ―
もともとの “Yankee”が、アメリカ北部の人のことを言うのであれば、
日本語の「ヤンキー」は一体どこから来たのか、ですよね。
実は日本の「ヤンキー」の語源には諸説あるんです。
関西弁の「〜やんけ」から来たという説もありますが、よく知られているのは1970年代後半から1980年代前半にかけて、大阪のアメリカ村周辺でアメリカ風の派手な服装をした若者たちを「ヤンキー」と呼ぶようになったという説。
当時は映画『アメリカン・グラフィティ』や『グリース』のように、リーゼントや革ジャン、車、ロックンロールといったアメリカの若者文化を描いた映画がよく知られていました。
ただし、これらの作品が直接の語源になったわけではなく、
「アメリカっぽい若者像」
が日本で独自に受け止められて、日本で「ヤンキー」という言葉として使われるようになったと考えられるのだそうです。
「アメリカ人(Yankee) → アメリカの不良っぽい若者 → 日本の不良っぽい人」
と考えられているのが説の一つです。
同じカタカナでも、英語の “Yankee” とは全然違う言葉として日本で育っていった「ヤンキー」。
これもなかなか興味深いですね。
―では、英語ではなんていう?―
では、いわゆる「ヤンキー」を英語ではどのように言うのでしょうか。
言い方はいろいろとあるのですが、一般的なのは
“Bad boy, Bad girl”
なんかは「やんちゃな子」を表すのによく使われます。
“He’s kind of a bad boy.”
(彼ってちょっとワルなタイプだよね。)
“She has a bad-girl image.”
(彼女にはちょっとワルっぽいイメージがある。)
という感じでしょうか。
また、高校生くらいのティーンエイジャーになってくると、
“punk”
という表現も使われます。
少しくだけた表現で、
“Those punks are always making trouble.”
(あのヤンキーたちはいつも問題を起こしている)
という感じ。
“delinquent”
という言葉もありますが、ちょっと説明的で「非行少年/少女」って感じです。
ニュースなどで使われる感じでしょうか。
このように、日本語の「ヤンキー」にぴったり合う英語はありません。
会話で「ヤンキー」に近いのは “punk”。
ワルっぽさや反抗的な雰囲気を言うなら “bad boy” や “bad girl”。
少し硬く説明するなら “delinquent”、
日本でいう「ヤンキー」って、英語では全然違う言い方をするんですね。
言葉って、使い方が場所によって変化することもある。
そして、その変化の歴史を遡って考えてみるのも面白いですね。
それでは、今日も良い一日を!
See you next week~!
英語教材開発・制作者
米国留学から帰国後、幼児・児童英語教師を経て、中学・高校英語、受験英語、時事英語等多岐にわたる指導を行い英語教師経験を積む。また、ホテル勤務での実践英語経験を積んだり、カナダにて現地の子どもたちの英語教育にも携わりながら、CertTEYL(世界での児童英語講師認定コース)の認定を受ける。さらに、青山学院大学でTutoringの研究員としても活動。英語講師養成のeラーニングコースの日本での立ち上げメンバーとなる。「現場での経験を教材に活かしたい!」と、現在は英語教材開発会社にて日々教材開発に勤しむ。高校入試用のリスニングトレーニング教材(塾・学校向け)は累計10万部以上のベストセラーとなる。英語教材開発の傍ら、全国の英語教師への研修なども行う。また、土堂小学校(広島県尾道市)での英語指導や、初の民間校長として一躍時の人となった藤原校長(当時:杉並区立和田中学校)が手掛けた英語コースの指導に2年間携わるなど、英語教育に関する多様な分野で活躍。大の犬好きから、ホリスティックケア・カウンセラーなどペット関連の様々な資格を取得し、ペットライターとしても活動中。








