おはようございます。
木曜日のCozyです!
9月19日から始まった第20回アジア競技大会も、いよいよ4日の日曜日で終わりですね。
大会を見ている人も、見ていない人も「絶対に聞いたことのある曲」がテーマ曲になっていますよね。
そう、Bon Joviの “Livin’ on a prayer”。
これ、最近は盆踊りでも使われていて、なかなか印象に残る曲調ですよね。
この、“Livin’ on a prayer”、どういう意味だか知っていますか?
実はこれ、スポーツには全く関係のない内容だったんです。
—実は、こんな歌だった—
地上波では、TBS系列で放送している第20回アジア競技大会。
番組などで使われているテーマ曲は、Bon Jovi の “Livin’ on a prayer” ですよね。
私はこの曲を高校生のときによく聞いていたのですが、今聞いても、色褪せないキャッチーなメロディです。
でも、あまりこの曲の歌詞を意識しながら聞いている人は多くないのではないでしょうか。
“Livin’ on a Prayer”がリリースされたのは1986年。
Bon Joviを代表する曲の一つなので、タイトルを知らなくても、
「この曲、聞いたことある!」
という人は多いかもしれません。
では、いったいどんなことを歌っているのでしょうか。
歌に登場するのは、Tommy(トミー)とGina(ジーナ)という若いカップル。
Tommyは港で働いていましたが、ストライキの影響で仕事がなくなってしまいます。Ginaはダイナー(diner:食堂)で働きながら、二人の生活を支えています。
当然、暮らしは楽ではありません。
そんな二人について、歌詞にはこんな言葉が出てきます。
“We’ve got to hold on to what we’ve got.”
(今あるものを大切にして、頑張っていこう)
“Take my hand, we’ll make it, I swear.”
(僕の手を取って。きっと二人なら乗り越えられるよ)
Ginaは、このままで大丈夫なのかと不安になりますが、Tommyは
『二人なら乗り越えられる』
と励まします。
そして、あの有名なサビ、
“We’ll give it a shot”
(やれるだけやってみよう)
“Whoa, we’re half way there”
(ほら、もう半分まで来たんだ)
“Whoa oh, livin’ on a prayer”
(希望を頼りに、何とか生きている)
“Take my hand, we’ll make it, I swear”
(僕の手を取って。きっと二人なら乗り越えられるよ)
“Whoa oh, livin’ on a prayer”
(希望を頼りに、何とか生きている)
につながります。
♪“Livin’ on a prayer”
“prayer”といえば「祈り」という意味。
そして、 “live on 〜”は、「〜を頼りに生きる」という意味です。
でも、ここでは単に「祈りを頼りに生きている」という意味ではありません。
「頼れるものはほとんどない。それでも希望を捨てず、二人で何とか生きていこうとしている。」
そんなTommyとGinaの状況を表しているんですね。
あれだけ力強く、盛り上がる曲なのに、歌われているのは生活に苦しむ若いカップルの話。
そう考えると、ちょっと印象が変わりませんか?
—“live on”の使い方—
“prayer”は「祈り」という意味でしたね。
よく、「選手」を表す “player”と間違われるので、注意してくださいね。
そして、“live on ~”は、「~を頼りに生活する」「~で生きていく」という意味。
例えば、
“He lives on a small pension.”
(彼はわずかな年金で暮らしています)
“They lived on bread and water.”
(彼らはパンと水だけで暮らしていました)
のように使いますが、日本語は状況に合うように変えてOKです。
“live”だけなら「生きる」「暮らす」ですが、“on”がつくことで、「何を頼りに暮らしているのか」という意味が加わるんですね。
“Livin’ on a Prayer”の場合、その頼りにしているものが“a prayer”。
お金もない。仕事もうまくいかない。先のこともわからない。
それでも「きっと何とかなる」と信じて生きている。
タイトルには、そんな二人のギリギリの状況が込められているんですね。
—なぜBon Joviで盆踊り?—
ところで、“Livin’ on a Prayer”といえば、最近は日本でちょっと変わった楽しみ方もされています。
それが、盆踊り。
2018年の「中野駅前大盆踊り大会」、
会場で DJ Celly さんが “Livin’ on a Prayer” を流したところ、日本民踊家の鳳蝶美成(あげはびじょう)さんが「鹿児島おはら節」の振り付けで踊り始めたことがきっかけなんですって。
すると、Bon Joviの曲なのに、この振り付けが妙に合う!
会場も大いに盛り上がり、その様子を撮影した動画がSNSで大バズリ。
さらにBon Joviの公式アカウントまで反応したというからびっくりですよね。
そんな経緯で話題になっていったんですね。
そして、「盆踊り」と「Bon Jovi」を合わせて、
「盆ジョヴィ」
と呼ばれるようになったんですって(笑)
おもわず「上手いっ!」って思っちゃいました。
今では中野駅前大盆踊り大会の名物の一つになり、Bon Jovi側から大会にメッセージが届くほどの交流に発展してるなんて、すごいですね。
アメリカで生まれたロックに、日本の盆踊りの振り付け。
しかも、使われているのは鹿児島の「おはら節」。
なかなか面白い組み合わせですよね。
今回のアジア競技大会では、スポーツを盛り上げるイメージソングとして流れている“Livin’ on a Prayer”。
でも、その歌詞を見てみると、描かれているのは、苦しい生活の中でも希望を捨てずに生きていこうとするTommyとGinaの物語でした。
今度この曲を聞いたときには、
“Livin’ on a prayer”
というタイトルの意味も、ちょっと思い出してみてくださいね。
それでは、また来週〜!
See you next time!
英語教材開発・制作者
米国留学から帰国後、幼児・児童英語教師を経て、中学・高校英語、受験英語、時事英語等多岐にわたる指導を行い英語教師経験を積む。また、ホテル勤務での実践英語経験を積んだり、カナダにて現地の子どもたちの英語教育にも携わりながら、CertTEYL(世界での児童英語講師認定コース)の認定を受ける。さらに、青山学院大学でTutoringの研究員としても活動。英語講師養成のeラーニングコースの日本での立ち上げメンバーとなる。「現場での経験を教材に活かしたい!」と、現在は英語教材開発会社にて日々教材開発に勤しむ。高校入試用のリスニングトレーニング教材(塾・学校向け)は累計10万部以上のベストセラーとなる。英語教材開発の傍ら、全国の英語教師への研修なども行う。また、土堂小学校(広島県尾道市)での英語指導や、初の民間校長として一躍時の人となった藤原校長(当時:杉並区立和田中学校)が手掛けた英語コースの指導に2年間携わるなど、英語教育に関する多様な分野で活躍。大の犬好きから、ホリスティックケア・カウンセラーなどペット関連の様々な資格を取得し、ペットライターとしても活動中。






