日本人の平均通勤時間は,1時間10分。東京圏では,1時間45分と長~い!
通勤の満員電車のストレスは,寿命を縮めるといいます。大汗!
長生きして人生を楽しむため、満員電車を避け,通勤ストレスを少なくなるように工夫した。
Swatchの職場への通勤時間は約1時間。
朝の7時を過ぎると, 電車はぎゅうぎゅう詰めになるので,朝6時半に家を出る。
通勤電車では,必ず座れるようにスケジューリングする。
早朝の電車は空いているので,社内の広告や表示が目に留まります。
見回してみると、「え!これってすごいじゃん!」
良く見ると電車内には,そこら中に英語のメッセージが溢れていたのです!
<なるほど,こんな表現があるんだ!>
“The Doors on this side will open”「こちら側のドアが開きます」
ドアの上の動画スクリーンに英文テロップが流れる。
「ふ~ん!」親切だね。満員電車でも上目使いにすれば、次の駅名が確認できるし、その直後にこの案内フレーズが確認できる。開くドアの方向を知らないと後ろ向きで押し流されたりします。
開かない方ドアの動画スクリーンには、「反対側のドアが開きます」と表示。もちろん英文で、
“The Doors on the opposite side will open”
と英文テロップが流れる。
なるほど、on the opposite side(反対側の)と表現できるわけだ。「~の」と考えると、すぐにofが浮かんでしまうのが日本人。こんなところでも、適確な表現が見つかる。
優先席の窓には、”Priority Seat” と英語で表記され、優先される人のイラストが載っている。妊婦、障害者、高齢者、怪我をしている人などに対する配慮です。
イラストが、あることによって「優先すべき人」がイメージで頭に入ってきます。これは大事な脳の使い方。つまり、長期記憶にうったえる記憶法です。頭がフル回転します。
(1)Pregnant 妊婦
(2)Physically handicapped 身体障害者
(3) Disabled 障害者
(4)Aged 高齢者
(5)Elderly 高齢者
(6)Woman with a baby(child) 子供連れの夫人
(7)Passenger with medical condition 身体疾患のある人
イラストのイメージとともに、文字情報を記憶する。さらに、同じカテゴリーの言葉として一緒に憶えると、表現が非常に豊かになるのです。これは、英単語の記憶のコツです。
コロナ禍で追加された表示もあります。「車内の換気」のお知らせと協力のお願い。
窓のふちに小さく表示されています。
This window is kept open for ventilation. Thank you for your cooperation
「こちらの窓を開けて換気しております。ご協力をおねがいします。」
満員電車の中は、ぎゅうぎゅう詰めの状態が、数分から十何分続きます。女性の背中にびったりと密着してしまうこともしばしばあります。
そんな場合は、両手はグーに握ること。可能であれば、吊り手を握ります。さらにもう一方の手は、胸より上に位置するようにします。それが痴漢に間違われない自己防衛術。
そんなことを考えていると、そのものの表現が目に入りました!
「防犯カメラ作動中」 “Security Camera in operation!”
しっかりと監視されています。
<電車の中は英語があふれている>
満員電車の中で、じっと耐えている時間は本当にストレスを感じます。しかし、座って車内が見渡せる状況だと、状況は一変します。目に入ってくるのは、英語のメッセージ。
座っている真正面のドアの横に,“Watch your step!”「足元にお気を付けください」というシールが貼ってある。え!初めて見るような気がする。満員電車では気が付かない!
ドアの中央,降りるときに丁度目線になるところには,「戸袋に引き込まれないように,開くドアにご注意ください」とイラストの付いた注意書きが貼られています。
“Take care that your hand dose not get caught in the door pocket”
ドアの戸袋(とぶくろ;door pocket)って,もしかしたら日本語でも知らない人がいるかも。実際に英語で言ってくださいといわれたら,なかなか出てこない表現ですよね。
英語好きや英語を勉強している人には、便利で役に立ちますねえ。
最近乗った電車は,車内の広告すべてがSDGsの内容。
Sustainable Development Goals「持続可能な開発目標」 の文字が躍っています。チェックするだけで、最新のボキャブラリーが増えます。
SDGsの大切な概念である“No one left behind”も目に入ります。省略がなければ“ No one will be left behind”です。「誰一人として取り残さない」、電車だと頭にす~と入ります。
大学生がこの電車に乗れば,SDGsも詳しくなり,就活が上手くいくのになあ!などと考えています。きっと満員電車で大学に通っているだろう。もったいない!と思いを巡らします。
有名私立大学の広告も面白いですよ。キャッチフレーズは、ほとんどが英語で、Challenge(挑戦), Communication(コミュニケーション), Management(マネジメント)といった単語が並んでいます。
満員電車ではなく、視界が開けた車内では、英語の情報が取り放題です!
<英語のアップデイトに最適>
世の中の変化は,企業が推進役となり進められます。車内に優先席を設けるというサービスも会社側から提案され,それが広報されるという形で広がりました。
優先席は,当初「シルバーシート」でした。高齢者向けの優先席という概念でしたが,その概念が多様性を社会が受容するとともに対象が広がり、priority seatに変化しました。
お年寄りから,妊婦,子供,障害者、怪我をした人など、「誰一人取り残さない」という考えとともに社会に受け入れられていきました。これが情報のアップデイトです。
企業や組織はそれを広告という形で、社会に流布していきます。言ってみれば、車内の広告は、社会へ向けての最新の企業メッセージです。
電車を利用する人すべての人に理解されるよう、英語に翻訳されているのです。
新しい情報をゲットするだけでなく、それが英語に翻訳されている電車内の広告や説明シールを読むだけで、データがアップデイトできます。
電車車内は、言ってみれば動く英語学習室・資料室ですね。これを利用すれば、楽しく、気軽に英語ペラペラ度もアップできます。
執筆家・英語教育・生涯教育実践者
大学から防衛庁・自衛隊に入隊。10年間のサバイバル訓練から人間の生について考え、平和的な生き方を模索し離職を決断する。時を同じくして米国国費留学候補者に選考され、留学を決意。米国陸軍大学機関留学後、平和を構築するのは、戦いを挑むことではなく、平和を希求することから始まると考えなおす。多くの人との交流から、「学習することによって人は成長し、新たなことにチャレンジする機会を与えられること」を実感する。
「人生に失敗はなく、すべてのことには意味があり導かれていく」を信念として、執筆活動を継続している。防衛省関連紙の英会話連載は、1994年1月から掲載を開始し、タモリのトリビアの泉に取り上げられ話題となる。月刊誌には英会話及び米軍情報を掲載し、今年で35年になる。学びによる成長を信念として、生涯学習を実践し、在隊中に放送大学大学院入学し、「防衛省・自衛隊の援護支援態勢についてー米・英・独・仏・韓国陸軍との比較―」で修士号を取得、優秀論文として認められ、それが縁で定年退官後、大規模大学本部キャリアセンターに再就職する。
修士論文で提案した教育の多様化と個人の尊重との考えから、選抜された学生に対してのキャリア教育、アカデミック・アドバイジングを通じて、キャリアセンターに新機軸の支援態勢を作り上げ、国家公務員総合職・地方上級職、公立学校教員合格率を引き上げ高く評価される。特に学生の個性を尊重した親身のアドバイスには、学部からの要求が高く、就職セミナーの講師、英語指導力を活かした公務員志望者TOEIC セミナーなどの講師を務めるなど、大学職員の域にとどまらぬ行動力と企画力で学生支援と教員と職員の協働に新たな方向性をしめした。
生涯教育の実践者として、2020年3月まで東京大学大学院教育研究科大学経営・政策コース博士課程後期に通学し、最年長学生として就学した。博士論文「米軍大学における高等教育制度について」(仮題)を鋭意執筆中である。
ワインをこよなく愛し、コレクターでもある。無農薬・有機栽培・天日干し玄米を中心に、アワ、ヒエ、キビ、黒米、ハト麦、そばを配合した玄米食を中心にした健康管理により、痛風及び高脂質血症を克服し、さらに米軍式のフィットネストレーニング(米陸軍のフィットネストレーナの有資格者)で筋力と体形を維持している。趣味はクラッシック音楽及びバレエ鑑賞。
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