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世代で違う「スマート」の使い方

World Lifeな生活
この記事は約6分で読めます。

Smart(スマート)って英語,
もう日本では英語本来の意味として浸透しているのでしょうか。」

先日,このような質問を受けました。

確かに,最近では当たり前のように,

スマートフォン
スマート家電
スマートウォッチ

等,「スマート」という言葉がたくさん使われるようになってきました。

でも,本当にその「本来の意味」が浸透してきたのでしょうか。

その,「本来の意味」,あなたはわかりますか?

−世代で違う?「スマート」の使い方−

まだガラケーが主流だった頃のお話。

巷では,

「二つ折りがいい!」
「やっぱりワンセグ付きでしょ!」
「アンテナが光るタイプが好き。」

とか言っていた頃,ありましたよね。

いやぁ,懐かしい。

その頃,私はある長文読解教材を執筆していました。

その長文のストーリーは,

「ある主人公が携帯ショップへ機種変更をしに行く」というもの。

その中で,主人公が選ぶのに迷った3つの機種にある架空の名前を付けたのです。

Power Phone(パワーフォン),
Cool Phone(クールフォン),
Smart Phone(スマートフォン)と。

もちろん全て「架空の機種」です。
まだ「スマートフォン」なんて誰も知らなかった時代です。

その頃,英語で “smart” と言うと,ほとんどの人は,

「細い,細身の人」というイメージを持っていました。

だから,この長文読解問題を読んだ人も,

「ほっそりとした薄型の電話」

と思っていたそう。

しかし,「スマートフォン」が携帯電話の主流となった今,

“smart”と言う英語は本来の

「賢い,利口な,賢明な,洗練された」

という意味が浸透してきたのでしょうか。

あなたはどう思いますか?

あくまでも個人的な感覚ですが,おそらく答えは微妙。

なので,私の周りにいる若い世代と40代以上の世代の人たちにそれとなく聞いてみました。

すると,若い世代では「かっこいい感じ」という意見が多かったのに対し,
40代以上では,「スリムな体型」と答えた人が多かったのです。

確かに,若い世代向けの情報誌やファッション誌などでも「スマートな着こなし」のように,
「洗練された」というような使い方をしている記事を多く見かけます。

一方,私たち世代の頭はときが止まったまま。

「スマート」=「細い」は,和製英語ですので,私たちの世代も情報をアップデートしていきたいですね。

−「スマート」が「細い」になったのはなぜ?−

“smart”という英語は,

「頭の良い,賢明な,洗練された」などの意味がメインなのに,なぜ日本では

「体がほっそりとした」

という意味で使われるようになったのでしょうか。

一説によると,なんときっかけはアメリカのテレビドラマだそう。

1965年から放送されていたスパイドラマ「それ行けスマート(原題:Get Smart)」。
ご存知の方,いらっしゃいますでしょうか。


(NBC Television, Public domain, via Wikimedia Commons)

このドラマから, “smart” という英語がカタカナとして日本に入ってきたのだそう。

そのドラマの主人公は,スパイの「スマート(名前)」とその相棒のエージェント99。
彼らはカッコよくて,細身でおしゃれ。

このように主人公のスマートや相棒の女性がとっても洗練されたカッコイイ人達だったので,

「洗練された人,外見が良い人」=「スマート(主人公)はカッコよくて細身」=「細い人はスマート」

となった説が今のところは最も有力なのだそう。

でも,もともとはやっぱり「洗練された」から来ていたのです。
それが日本国内では違う意味に変化していった…,

言葉ってやっぱり面白いですね。

そう言えばこのドラマ,2008年にスティーブ・カレルとアン・ハサウェイのコンビでリメイクされていたんですって。

でも私はやっぱり,当時のものを見てみたいなぁ。

−じゃあ,「細い」を英語では…?−

「スマート」が和製英語だということはわかりましたが,
では,「体型が細い」を英語で表すとどういうのでしょうか。

それはみなさまご存知の,

“slim”(ほっそりとした,華奢な)

や,

“slender”(すらっとした)

です。

この2つは,「健康的で美しく痩せている」という良い感じの「細い」を表しますが,
普通に痩せている感じの場合は,

“thin” (細い)
“skinny”(やせている)

も使えます。

ただ,言いようによっては “skinny”は「骨と皮」のような意味合いもあり,
ネガティブに「痩せこけている」とも捉えられますので,
驚いたような表情で使うと,ちょっと失礼になっちゃうかも!?

−スマートは「頭がいい」「スタイリッシュな」等の意味−

英語の “smart”には「痩せている」の意味はなく,

「賢い,洗練された(スタイリッシュな)」等の意味が主。

なので,最近よく聞く「スマートスピーカー」も,「賢いスピーカー」なんですよね。

(辞書で “smart”を調べると,[高性能の・ハイテクの]という意味で載っていますが,結局はそれも「賢い」ということ)

うちにも賢いスピーカーがいらっしゃいます。

「アレ○サ,電気つけて。」
「ア○クサ,レッチリかけて!」

など,うちでも大活躍しているスマート家電です。

また,冒頭でもお話した一番多くの人が持っているスマートなもの。

それはスマホ。

これも「賢い電話(phone)」ということですよね。

確かに初期の携帯電話と比べたら,それはもう賢いです。
バブル期に出た初期の携帯電話「ショルダーホン」と比べると,ものすごく洗練もされていますよね。

まさに「おったまげー」です(笑)

ところで,スマホはスマートフォンの略。

なんで『スマート[フォ]ン』なのに,短くすると

『スマ[ホ]』

になるんですかね?

スマフォ,じゃダメ?

今日,周りの人に言ってみてください「スマフォ」って。

どんな反応されるのでしょうか。

きっとそれが答えなのかもしれませんね。

 

(オマケ:これが元祖スマートフォン?)


(General Artists Corporation-GAC-management., Public domain, via Wikimedia Commons)

ではまた来週〜♪

 

 

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