いろいろなものが次々にヒットしますよね。
最近では狐ダンス。日本ハムファイターズの女の子が人気が出たり。
その前はBaby Shark、パプリカなんてのも。次から次目移りするほどです。
其の度に評論家やコメンテーターは、メガヒットのワケをもっともらしく述べます。
例えばBaby Sharkなら「短い」「リズミカル」「誰でもできる」「お家時間が長い」
もっともらしいと思いますがただ、、何だかすっきりしないですよね。
なぜってそういう曲って他にもあるはずと思うんです。似たような感じの。そっちはどうなるの?と言う感じ。
そんな時目から鱗の一冊。ムロディナウ(物理学者)の Drunkard’s Walk (「たまたま」)
<ヒットする本当の理由?>
<映画・音楽などのヒットは偶然で、ヒットに理由はない。色々な理屈は全て後付けの説明。後からは何でも言える。そういう説明は知られてない他の似た作品が売れなかった理由の説明にならない。
例えば”Baby Shark”とよく似たBaby Catがあったとします。(Baby Catは私が勝手に作りましたが…)曲の特徴が短くリズミック。誰でも踊れ、お家時代にマッチし販売戦略も同じとする。なのにヒットしなかったなら、ヒットするしないは偶然と言うしかない…と。
<モテる男の秘密?>
もし彼の言うことが正しかったとするとどうかと考えてみました。あなたも考えてみてください。まず仕事の場面で…
☛商品の売れるかどうかが偶然になる。品質の良し悪しや人の努力等ではないことに。
すると成功も失敗も人のせいにならない。誰かの頑張りでヒットしたとか、努力不足でダメだった..ではなくなる…偶然なら気楽。
今度は仕事から恋愛に。超セレブとか例外は別で、大多数の場合、モテる=「ヒット」つまり=「偶然」になる。持てない私はやはり気楽w
☛モテるが「偶然」になる。人となりとか経済状況やスキル等ではないことに。
もう一歩踏み込みます。(気楽になるのは確かに良い。でももし偶然が全てなら,どう対処しよう?)と今度は考えました。あなたもまた考えてみてください。
それは一度や2度の失敗で諦めず、またトライすることでは。何回もチャレンジすれば、いつかうまく行くかも。だって偶然だから。宝くじを沢山買えば当選確率UPするのと同じ。
つまり商品や自分の質を上げるのも大事だが、とにかくトライ数を増やす。これが胆では。
普通量より質と言われますよね。でも質より量、とにかく回数という視点も大事なのかと。
英会話なら、「質より量」=「回数こなす」ということになり、結構筋が通りそう。
恋愛ならアプローチ回数が大事。モテるには分母を大きく、つまり「マメ」かどうかw
冗談はともかく、今回も英書のおかげで普通と違う見方ができました。英語で世界が広がる…これは偶然ではないかもw
See you soon
Jiro
追伸:
◯Baby Shark
◯ムロディナウ氏の著作(原著)
The Drunkard’s Walk: How Randomness Rules Our Lives (English Edition)
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◯ムロディナウ氏の著作(邦訳)たまたま―日常に潜む「偶然」を科学する
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私立学校に英語教師として勤務中、40代半ばに差し掛かったころ、荒れたクラスを立て直す策として、生徒に公言して英検1級に挑戦することを思い立つ。同様の挑戦を繰り返し、退職までに英検一級(検定連合会長賞)、TOEIC満点、国連英検SA級、フランス語一級、スペイン語一級(文科大臣賞)、ドイツ語一級、放送大学大学院修士号などの成果を得る。
アメリカで生徒への対応法を学ぶ為に研修(地銀の助成金)。最新の心理学に触れた。4都県での全発表、勤務校での教員への研修を英語で行う。現在も特別選抜クラスの授業を全て英語で行っている。「どうやって単語を覚えればいいですか?」という良くある質問に答える為、印欧祖語からの派生に基づく「生徒には見せたくない語源英単語集」を執筆中。完成間近。常日頃洋書の読破で様々な思考にふれているが、そうして得た発想の一つを生かして書いた論文がコロナ対策論文として最近入賞。賞品の牛肉に舌鼓をうっている。元英検面接委員