もうクリスマスまであと10日。
おしゃれなレストランを予約されている方も多いかもしれませんね。
なぜか,日本では恋人たちが「ロマンチック」な雰囲気を楽しむクリスマス。
予約の取りにくいおしゃれなレストランを1年前から予約していたり,
夜景の見えるホテルを予約したりしている人もいるのではないでしょうか。
でも,欧米では,家族と過ごすのが基本中の基本。
なぜ日本では,恋人たちのクリスマス(笑)なんでしょうね。
でも,家族と過ごすためにクリスマスケーキを予約している人も多いかもしれませんね。
さて,そんな「予約」という言葉。
英語で言う場合,あなたはどんな単語を思い浮かべますか?
―“appointment”と “reservation”―
“appointment”といえば,よくビジネスなどで
「先方のアポとった?」
なんて言葉をよく聞きます。
あなたも日常的に仕事で使っているのではないでしょうか。
でも, “appo” のように英語では略して言わないので,そこは気をつけてくださいね。
さて,そんな “appointment”。
どんな場合に使うのでしょうか。
早速,状況をイメージしながら,例文を読んでみましょう。
1. I have an appointment with Mr. Sato today.
(今日は佐藤さんと会う約束をしています。)
2. I scheduled a doctor’s appointment at 11 a.m. today.
(本日,午前11時に医者の予約をししました。)
3. Could you get an appointment with Mr. Inoue of ABC company?
(ABC社の井上さんとのアポをとっていただけますか?)
なんとなく雰囲気が想像できましたでしょうか。
「予約」という名詞は, “appointment”,
「予約する」という動詞では “make an appointment”
という使い方をするのですね。
それでは次に, “reservation”の例文を読んでみましょう。
こちらは,名詞(予約)では “reservation”,
動詞(予約する)では, “reserve” を使います。
また,名詞の “reservation” を使って「予約する」と表現する場合,
動詞の “make” を用いて,
“make a reservation”
という言い方をすることもできます。
1. I’d like to make a reservation for two tomorrow night.
(明日の夜,2名で予約したいのですが。)
2. Here’s your seat reservation ticket.
(こちらがあなたの指定席券です。)
3. I’d like to reserve a table for 4 for 7 p.m.
(7時に4名で予約をしたいのですが。)
こちらもなんとなく状況がイメージできましたか?
この “appointment”と “reservation / reserve”にはある大きな違いがあるのです。
それは,
“appointment”は,
「仕事や病院など,比較的オフィシャルだったり,
プロフェッショナルだったりする【人(取引先や医者】と会うとき」に使い,
“reservation, reserve”は,
「場所などをキープするとき」
に使うのです。
例文をもう一度見てみると, “appointment”は,
1. I have an appointment with Mr. Sato today.
(今日は佐藤さんと会う約束をしています。)
2. I scheduled a doctor’s appointment at 11 a.m. today.
(本日,午前11時に医者の予約をししました。)
3. Could you get an appointment with Mr. Inoue of ABC company?
(ABC社の井上さんとのアポをとっていただけますか?)
確かに,仕事関係や病院など人に会う予約をとる場合です。
対して, “reservation, reserve”は,
1. I’d like to make a reservation for two tomorrow night.
(明日の夜,2名で予約したいのですが。)
2. Here’s your seat reservation ticket.
(こちらがあなたの指定席券です。)
3. I’d like to reserve a table for 4 for 7 p.m.
(7時に4名で予約をしたいのですが。)
レストランや飛行機,新幹線などの場所などを確保する場合に使うということがわかります。
このように,日本語では「予約」と同じように使っていますが
英語では “appointment” と “reservation / reserve”は使い方が違うんですね。
でも,「人に会う」からって,知人や友人に会う約束に “make an appointment”は
使わないでくださいね。
その場合は, “meet”などを使いましょう。
― “book” “booking”は?―
「予約」「予約する」という英語は
“booking” “book”もあります。
重複した予約のことを「ダブルブッキング」といいますよね。
この“booking” “book”はどういった使い方なのでしょうか。
これも “reservation” “reserve”と同じ「場所などの確保」を表す語なのです。
ですのでレストランなどで,
「7時に4名で予約をしたいのですが。」
と言いたい場合, “reserve” を使って,
“I’d like to reserve a table for 4 for 7 p.m.”
ということも出来ますし, “book”を使って
“I’d like to book a table for 4 for 7 p.m.”
ということもできます。
でも,レストランなどでテーブルの上に「予約席」と書かれた札が置いてあることがあるじゃないですか。
アメリカなどでもあるのですが,その場合は
“Reserved”
のように書かれていて, “Booked” って書かれていないんですよね。
確かに, “book”も “reserve”も同じ「予約する」という意味。
日常の生活ならどちらを使っても特に問題はありません。
でも,細か〜く考えると,ちょっと違うんです。
レストランの予約で
「私たちのテーブルを7時で予約した。」という場合,
“I reserved a table for us for 7 o’clock.”
“I booked a table for us for 7 o’clock.”
の両方とも「テーブル(席)を予約した」と,同じ意味と考えられます。
一方,新幹線などで,「新幹線のチケットを予約した」と言う場合,
“I reserved a Shinkansen ticket.”
と,
“I booked a Shinkansen ticket.”
では,若干ニュアンスが異なるそう。
“reserve”には,「確保する」という意味合いが強くなり,
“I reserved a Shinkansen ticket.”の場合では,
「席が確保されている」ということとなり,
“I booked a Shinkansen ticket.”では,
「新幹線自体は予約しているけれど,自由席かもしれない。」
という感じなのです。
ですので,
“Reserved” という札は,
「確実に他のお客様がこの席をキープされています。」
という意味合いで使われていると考えられるのですね。
― “without reservation”は意味が違う?―
実は, “reservation, reserve”には,もう一つよく使われる別の意味があるのです。
その意味とは,
「遠慮」。
例文をみてみましょう。
“If you have any questions, you can ask me without reserve/reservation.”
(もし,質問がありましたらご遠慮なく訊いてください。)
“without”は,「〜なしで」という意味ですので,
“without reserve/reservation”で,「遠慮なく」となるんですね。
「これだから,英語ってややこしい!」
という声が聞こえて来そうです。
私も本当にそう思います。
でも,こう考えてはどうでしょう?
“reserve”は「予約する」,”reservation”は「予約」。
断然,こちらの方が覚えやすいですよね。
ですので,
“If you have any questions, you can ask me without reserve/reservation.”は,
「もし質問がある場合は,【予約なしで】私に訊いてもいいですよ。」
つまり,「予約なし=いつでもOK=遠慮なく」と考えて,
「事前に予約なんてしなくたって,遠慮なくきいていいよ。」
って感じです。
そう考えると,ちょっと覚えやすい気がしませんか?
さあ,今年もあとわずか。
クリスマスケーキの予約はしましたか?
おせち料理は?
もしかすると,もう福袋の予約をしている方もいらっしゃるかもしれませんね。
今年も来年も,まだまだ「予約」することがたくさんありそうです。
楽しみをたくさん予約して,楽しい年末年始をお過ごしくださいね。
それでは
See you next week♪
英語教材開発・制作者
米国留学から帰国後、幼児・児童英語教師を経て、中学・高校英語、受験英語、時事英語等多岐にわたる指導を行い英語教師経験を積む。また、ホテル勤務での実践英語経験を積んだり、カナダにて現地の子どもたちの英語教育にも携わりながら、CertTEYL(世界での児童英語講師認定コース)の認定を受ける。さらに、青山学院大学でTutoringの研究員としても活動。英語講師養成のeラーニングコースの日本での立ち上げメンバーとなる。「現場での経験を教材に活かしたい!」と、現在は英語教材開発会社にて日々教材開発に勤しむ。高校入試用のリスニングトレーニング教材(塾・学校向け)は累計10万部以上のベストセラーとなる。英語教材開発の傍ら、全国の英語教師への研修なども行う。また、土堂小学校(広島県尾道市)での英語指導や、初の民間校長として一躍時の人となった藤原校長(当時:杉並区立和田中学校)が手掛けた英語コースの指導に2年間携わるなど、英語教育に関する多様な分野で活躍。大の犬好きから、ホリスティックケア・カウンセラーなどペット関連の様々な資格を取得し、ペットライターとしても活動中。