おはようございます。
木曜の朝のCozyです!
“Good morning!”
これを読んでくださっているアナタは,きっと
「英語力を上げたい」
「話せるようになりたい」
「英語に興味がある」
など,の思いを持っていらっしゃる方だと思います。
私もその一人。
随分前にお伝えしたことがあるのですが,
日本人は日常的にたくさんの「英語」を使っているんです。
たとえば,「ストレス」という英単語。
これ,よく使いますよね。
いわゆる「外来語」「借用語」と呼ばれるものです。
でも,すっごく「気をつけなければならない」語もあるんです。
今回は,私たちがよく使っている3つの英語をご紹介。
それを知ってると知っていないでは大違い!(笑)
きっとアナタにも
「え,そうだったんだ…」
と思ってもらえるものがある…かもしれません(笑)
それでは,Let’s get started!
―日常的に使っているカタカナ英語は2000語!?―
「ストレス」「リフレッシュ」「スタッフ」「サンプル」「アイスクリーム」…
このように,私たちが日常的に使う「英語」ってたくさんありますよね。
一説によると,その数はなんと2000語もあるんだとか!
これ,いわゆる英語ネイティブには通じないと言われる「和製英語」を除いた数なんですって。
すごくないですか?
普通に使っているカタカナで,英語圏にも通じる語が2000語もあるんです。
これって,
「一般的な日本人は英語の語彙力がある」
ということだと思うんですよね。
だからもっと自信を持ってもいいと思うのです。
と,この辺のお話はまた別の機会にするとして…
今回はその
「英語(由来)なんだけど,そのままではネイティブに通じない」
という語を紹介したいと思います。
これ,知っていると知っていないじゃ「大違い」ですよ(笑)
―意味の異なる英語「テンション」―
先日,あるSNSの投稿記事を読んでいたんです。
すると,
「嬉しいことばかりで,もうtension MAX!」
って英語で書いてあるのを見つけました。
もちろん,「喜ばしいことがたくさんあって,大興奮!」という感じで,
「気分(気持ち)が上がる」
ということです。
でも, “tension”という単語には「気持ち,気分」という意味はないんです…
“tension”という英単語の基本の意味は,
「緊張,不安」。
だから, “tension max”は,
「緊張や不安が最大値に達する」になってしまし,まったく反対のような意味になるんですね。
ネイティブに話す時はこのことを思い出して,
“excited”を使って,
“I’m so excited!”
(とっても興奮している。)
のように, “excited” を使って表すといいですよ。
また他にも馴染のある(かもしれない)単語では “hyper”があります。
「今日はテンション高いね!」のように言いたい場合は,
“You are hyper today.”
(今日はテンション高いね・)
のように言うことができます。
逆に,
「今日はテンションが上がらない(テンションが低い)。」
と簡単に言いたい場合は,
“down”を使って,
“I’m down today.”
(今日は気分が落ちてる。)
のように言うことができます。
「テンション」を表す英語の表現って,たくさんありますが
まずは
「知っている単語や馴染のある言葉」
で表現をつかみ,そこからまたバリエーションを広げていくといいじゃないかな,
と私は思っております。
―意味の異なる英語「コンプレックス」―
「私,◯◯がコンプレックスなんだよね。」
こんなセリフ,聞いたことや言ったこと,ありませんか?
こう聞くと,
“complex”って「劣等感,欠点」などのように思いますよね。
でも,英語の “complex”には,
“複雑な,複合的な」という意味で,「劣等感,欠点」のような意味はないんです。
ほら,今の映画館でも言うじゃないですか,シネマ・コンプレックスって。
これも1つの施設の中に複数のスクリーンがあって,それぞれ別の多くの作品を上映していますよね。
さらに,チケット売り場やポップコーンや飲み物,グッズ販売など,複数のサービスが複合的に入っています。
だから, “complex” が使われているんですね。
自分が劣等感を持っていたり,欠点だなぁとマイナスに感じたりすることを英語では,
“feel inferior”のような表現がいいかもしれません。
“Why do I feel inferior to other people.”
(自分はなぜ他の人に対して劣等感を感じてしまうのだろう。)
という感じですが,ちょっと難しいですよね。
では,やっぱり馴染のある単語で考えてみましょう。
“weak point”(ウィークポイント)
という英語,これなら聞いたことがあると思いませんか?
“My weak point is my negative thoughts.”
(私の弱みは,ネガティブ思考です。)
ネイティブと話すときは,“complex”ではなく,“weak point”を使うといいですよ。
―意味の異なる英語「SNS」―
これは,「意味が異なる」というよりも「通じない」と言った方がいいかもしれません。
今は多くの人が当たり前のように使っている「SNS」。
“Social Networking Service”
“Social Networking Site” の頭文字をとって並べたもの。
よくネットなどでは,
「SNSは和製英語です!」
「英語ではSocial Mediaといいます。」
というものを見かけますが,
これ,実は和製英語ではないんです…。
“Social Networking Service”や, “Social Networking Site”という言葉は,英語であり,
これらの単語の並びのままでも使われています。
それなのに,なぜ「和製英語」と言われるのか。
それは,日本のように
「一般的に使われていないから」。
アメリカなどでは “Social Media”と呼ばれることが主流のため,
“Social Networking Serves/Site = SNS”
という「呼び方」はされていない,ということなんですね。
最初に,「SNSは和製英語です」というのを見た時,
「え?なぜ?」と思ってしまいましたが,
「日本でいうような “SNS”という言い方はしない」
ということだったんですね。
―知ることが大切―
私たちが日常的に使っている日本語の中には,「英語」がたくさんあります。
むしろ,英語を使わないと会話が成り立たないこともしばしば。
ほら,
「あそこのスーパー(マーケット)でキャンペーンやってて,ペットボトルをリサイクルするとオンラインショッピングで使えるチケットがもらえるんだって。」
「これを英語なしで言ってください。」って言われても,難しくないですか?
私,自分で書いておきながら「オンライン」で躓いちゃいました…
オンラインって日本語で何て説明するんだろう。
電網上??(笑)
それにしても,この文章だけで
「あそこのsupermarketでcampaignやってて,ペットbottleをrecycleするとonline shopping で使えるticketがもらえるんだって。」
(※ペットボトルのPETはPolyethylene terephthalateの略称)
7つの英単語を使っているんですよ。
私たちが日常でどれだけ英語を使っているか,ですよね。
あとはそれらの「知識を増やしながら,発音など[英語として使う練習]」をすること。
それだけでも絶対に上達しますから!
だって,それだけの単語力があるんです,私たちには。
さ,自信をもって頑張りましょう!
それではまた来週〜♫
英語教材開発・制作者
米国留学から帰国後、幼児・児童英語教師を経て、中学・高校英語、受験英語、時事英語等多岐にわたる指導を行い英語教師経験を積む。また、ホテル勤務での実践英語経験を積んだり、カナダにて現地の子どもたちの英語教育にも携わりながら、CertTEYL(世界での児童英語講師認定コース)の認定を受ける。さらに、青山学院大学でTutoringの研究員としても活動。英語講師養成のeラーニングコースの日本での立ち上げメンバーとなる。「現場での経験を教材に活かしたい!」と、現在は英語教材開発会社にて日々教材開発に勤しむ。高校入試用のリスニングトレーニング教材(塾・学校向け)は累計10万部以上のベストセラーとなる。英語教材開発の傍ら、全国の英語教師への研修なども行う。また、土堂小学校(広島県尾道市)での英語指導や、初の民間校長として一躍時の人となった藤原校長(当時:杉並区立和田中学校)が手掛けた英語コースの指導に2年間携わるなど、英語教育に関する多様な分野で活躍。大の犬好きから、ホリスティックケア・カウンセラーなどペット関連の様々な資格を取得し、ペットライターとしても活動中。