今回は、前回からの続きで、アトランティック・シティのカジノ&リゾートのお話。
思いのほかチップで散財をしながらも、やっとルームナンバー3536の部屋へ。暖房の温度も、自由自在に自分で変えられるのはとてもありがたい☆
というのも、ニューヨークは冬には気温がとても低くなので、ニューヨークのアパートでは、法律で、人々が凍死しないよう、すべてのビルはセントラル・ヒーティングになっているのだけれど、ほとんどのアパートのビル自体やボイラーのシステムが古いから、ヒーターは普通は暑すぎるんです。なので、自分で温度調整できるのは嬉しい☆
訪れたタイミングでは、寒波が来ていて、最高気温がマイナス10度とか。ちょっとあったかければ、ボードウォーク散歩したりもできるかな、と思ったけど、甘かった。ビーチ沿いになんて出たら、そのまま凍っちゃいそう。
ネットで、ローカルのとってもおいしそうなシーフードの店を見つけて、歩いて行こうと思ったが、あまりに寒くて諦めたくらい。
普段、Uber Eatsって頼むとやたら高いので、滅多に使う事は無いのだけれど、やっぱり零下の寒さには勝てず、生涯で2度目の利用。
料理の値段+税で、$85ぐらいなんだけど、それに出前のサービスフィーが$9、デリバリーフィーが$2、そしてドライバーへのチップが$8、なので3,000円弱くらいプラスでかかった。
なんてこった。
3日目は、カップラーメン持ってきて、本当に良かったと思った。毎晩Uber Eatsに頼むような、そんな予算はちょいとない。(大笑)
せっかくカジノに来たので、今日は1階のカジノに出かけます。5セントのスロットマシンがありました☆
とりあえず、スロットマシンで、まず$5(約750円)使うと、無料でお酒がもらえるようになります。そのドリンクのカテゴリーが、結構良いんですよ。
ウイスキーや、バーボン、カクテルにはマルティーニ、後はワインやビール、シャンパンもあります。この$5を1度使えば、その後、そのスロットマシーンにいる間中、全部フリー・サービス(無料)みたいです。
15分ほどで、ウェイトレスさんが丸いお盆にたくさんのドリンクを乗せて、ナンバー付けされているスロットマシンのいろんな場所を周り、わざわざ私のスロットマシンまで、頼んだドリンクを持ってきてくれます。
このウェイトレスさん、映画でのラスベガスだと、モデルさんのように美形でスタイルも良く、キラキラした感じのミニスカートだったりしますが、実際は、普通のパンツルックのおばさんです(笑)
持ってきてもらった際、1杯ごとに渡すチップは、昔は$1でしたが、今は相場は$2- 3なのかもしれません。ニューヨークのインフレはすごいです。いきなり、2倍3倍っていうことですものね。
ちなみに、台をチェンジすると、またそのマシーンで$5使わないと、飲み物オッケーになりません。
この5セント(約3円)のスロットマシンは、結構長い時間遊べました。なくなりそうになると、大当たりしてくれて、大当たり〜!みたいな、音楽が高らかに鳴って、画面がガシャガシャ動くのですが、で、いくら儲かったかと言うと、何しろ5セントですから、40倍!といっても、$2(300円)です。(大笑)
最初から、カジノでお金を儲けようというような、大それた試みをするつもりはないので、とりあえず、小さなバジェット(予算)でも楽しみたい!という、このインフレ化でのバケーションです。
さて、次週は、いよいよ広大なカジノ、どんなゲームがあるのか、見に行ってみましょう。
それではまた来週♫
Kayo
平木かよ / Kayo Hiraki
ニューヨーク在住 2017年より、世界屈指の米国グラミー賞の投票権を持つ。同じく米国スタインウェイ・ピアノ公認アーティスト。現在、グリニッジ・ビレッジのジャズの老舗「Arturo’s」のハウス・ピアニストとして、週に5日、自己のトリオで演奏活動を続けて26年目。ニューヨーカーに、スイングの楽しさを届けている。ベースの巨匠、ロン・カーターとのトリオで、ブルーノート・NYへも出演。JALの国際線機内誌でも、海外で活躍する日本人として大きく取り上げられた。また、舞台「ヴィラ・グランデ青山」では山田優がジャズシンガーに扮するシーンでの、ミスティーのピアノ伴奏。カナダ・トロント・リールハート国際映画祭でブロンズメダルを受賞した映画「Birth Day」への挿入曲提供と共に、ピアニスト役で出演。フランス・パリ日本文化会館での館長招聘コンサートや、台湾にて、最大規模を誇る、台中ジャズフェスティバルへの出場など、世界を股にかけるスイング感あふれる彼女のピアノとボーカルには、定評がある。定期的に、くにたち音楽大学ジャズ専修で講義を持つ。