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米のレストランで応対をスムーズにいくために

World Lifeの日常
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2024年の夏、日本からも、飛行機のチケットの値段はまだまだお高いようですが、ニューヨークに観光に見えるお客様もどんどん増えていて、とても嬉しく思います。

パンデミックの時は、今後どうなるかと思いましたが、少しでも、日本の方々にアメリカを楽しんでいただけたら、本当に嬉しいです。

世界には、ヨーロッパ諸国や、アジアの各国、そして南北アメリカとアフリカ、島々、いろいろな人々がいて、いろいろな風習があります。日本は本当にどこも綺麗で、風紀がちゃんとしていて美しい国ですが、たまには、そこを飛び立ってみるのも、何かと今後の勉強になるかもしれません☆

さて、今日は、アメリカのレストランのお話をしようと思います。

日本のレストランとは、ちょっとだけ違うので、そこを書いておきます。ちょっと知識として覚えておかれると、いらした時にアメリカでも、レストランでの応対がスムーズにいくかと思います。

レストランは予約をお勧め

まずレストランに入ると、すぐ、ホステスと呼ばれる綺麗なお姉さんが立っています。ホストと呼ばれるお兄さんのこともあります。

カフェなどでは、自由に好きな席に座って良いお店も多いですが、ちゃんとしたレストランになれば、受付のところにきちんとしたお姉さん(お兄さん)がメニューを持って、立って待っていてくれます。

この人が、席まで案内してくれる役目です。

まずここで、予約のあるなし、を伝えます。人気のあるレストランですと、予約がないと、入れない時もあります。運良く入れても、席が良くなかったりすることもあります。でもそれも時の運。

なるべくなら、レストランは予約してから行くことをお勧めしますが、旅行先では、そんなにうまくことが運ぶとは、限りませんものね。

「すみませ〜ん」と大声で叫ばない

さて、無事に席に到着したら、メニューを見てお食事を選びましょう。まず、アペタイザー(前菜)から。あまりお腹が空いていない時は、これはスキップしても構いません。

メイン・ディッシュ、またはアントレから1つ選びましょう。アメリカのレストランでは、「量がとても多そうだから、2人で1つでいいかな」と思いがちですが、レストラン側からは、それは嫌われてしまいます。

例えばアペタイザーでも、1人1つずつ取った方が良いです。そしてこれをオーダーする時ですが、日本人はついつい手を挙げて、「すみませ〜ん」と大声で叫んでしまいます。これはアメリカでは誰もやりません。

お客さんがウェイト・スタッフをテーブルに呼びつける、と言う事は、誰もやりません。ウェイト・スタッフがテーブルに来てくれるまで、ひたすら、待ちます。

これに結構時間がかかることがあるのですが、でもひたすら、待つのが普通です。

「大丈夫?エンジョイしてる?」

オーダーがうまくできましたら、まずはアペタイザーが来て、それが食べ終わったら、メイン・ディッシュへ。

このアペタイザーの食べ終えた食器類は、バスボーイと呼ばれる、通常はメキシカンなどラティーノの人たちが片付けてくれます。通常彼らは、ほとんど英語が喋れません。

英語が喋れなくてもプロとして仕事ができるのが、この、レストランのバスボーイという職種です。

英語がしゃべれなくても仕事になる、という職種は、レストランビジネスではもう一つあって、ディッシュ・ウォッシャーと呼ばれる人たちです。この人たちは通常キッチンの中で、汗だくで一晩中食器洗いをしています。でも、英語がしゃべれなくても大丈夫です。

食事中に、ウェイト・スタッフが、たまに顔を出して、「大丈夫?エンジョイしてる?」などと聞きに来てくれます。そんな時は、笑顔で、「ベリーグッド」とか言ってあげると良いです。

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これは私だけがそう思うのかもしれないのですが、「おいしいものを食べる事は、楽しいことなのだ」ということを、アメリカに来て初めて知りました。

ちょっと変な話かもしれませんが、おいしいと言う事は、美味しくて脳が喜ぶのですが、私の中では、おいしいと言うことで既に完結していて。「楽しい」と言うのは、何か身体的な別もののように、自分としては思っていたのです。

私だけが変なのかもしれませんが、おいしいものを食べると、楽しい。ですか?どうでもいいことで、すみません。(笑)

アメリカのレストランで、ウェイト・スタッフに、食事とともに「エンジョイ!」と声をかけられることによって、そうか、アメリカ人にとって、食べると言う事は楽しいことなんだ、だから、あんなに太っちゃうんだろうか、と意識を新たにしたのでした。

私にとっては、1日に必要な栄養素を取るためのこと、が食事だと思っていたのかもしれません。
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食べきれなかった時

話を元に戻しますが、レストランで食事の時、どうしてもお腹がいっぱいで食べ切れない時は、遠慮なく、ウェイト・スタッフに、「トゥー・ゴー・プリーズ」と言いましょう。

コンテナに詰めてくれます。いわゆる、「ドギー・バッグ」です。ホテルに帰ってもフリッジ(冷蔵庫)はないし、明日の朝温めるマイクロ・ウェイブ(電子レンジ)もないので、残してしまおう、と思われるかもしれませんが、一応詰めてもらって持ち帰るのが、マナー的には良いです。

シェフに対してのレスペクトにも繋がります。どうしても無駄になりそうな時は、帰りに見かけるホームレスにあげても良いです。

 

取り替えてもらう人が多い

これは、日本では絶対に考えつかないことなのですが、アメリカでは、自分が思ったものと違うものが出てきたときに、文句を言って取り替えてもらう、と言うことをやる人が多々います。

私は、それは自分ではできないのですが、そういうお客さんを何人か見たことがあります。自分がお金を払うのだから、食べたくないものを食べる必要は無い、とはっきりその人たちは言っていました。

私のケースは1度だけ、あ、2度、思いっきり塩辛かったことがありました。1度目はフレンチビストロのパスタ。これは茹でるときに塩を入れすぎた、とシェフも認めましたが、お金を返してはくれませんでした。私の言い方も、甘かったのかもしれない。

2度目はつい最近、メキシコ料理のレストランで、コーンスープがめちゃくちゃ塩辛かったのです。これは、食べれないので、その旨を伝えました。マネージャーが出てきて、申し訳なかった、このお金はいただかない、とちゃんと言ってくれました。アメリカのレストランでは、味見もしないでお客さんに出しちゃうんだなぁ、と少し、お国柄を感じました(笑)

チップの払い方

お食事を食べ終わって、ちょっとすると、ウェイト・スタッフがデザート・メニューを見せてくれたりします。デザートを頼むもよし、もう充分だと思えば、そこで「ビル(請求書)をくれ」、と言います。

「チェック・プリーズ」で通じます。お勘定は、その持ってきた請求書とともに、各テーブルで座ったまま、そのウェイト・スタッフを通じて支払いします。

この時、日本の方が1番頭が痛い、と思われるのが多分チップだと思います。

でも実は、簡単です。

レストランのチップは、現在のニューヨークでは、20%が相場です。請求書には、頼んだ料理や飲み物の値段+タックス(税金)が約10%足されて、その値段が書いてあります。なので簡単な方法は、1番下に書かれている、足されている10%、を倍にした額(20%チップ)をそれに加えて払います。

例えば、2人で100ドル分飲食したとします。請求書には、税金の10%、10ドルが足されて110ドルと書いてあります。なので、この税金の10ドルを倍にして、その額20ドルをチップとして、130ドル払えば良いわけです。

そうなんです、100ドル食べても、130ドルの計算になっちゃうわけですね。先日、コリアンレストランに行ったレシートがあったので、添付しておきます。ここは、黙っていてもチップ20%でちゃんと計算したものが、クレジットカードの支払いについてきました。

嘘でしょ、高すぎる、と思われるかもしれませんが、これがアメリカのやり方です。

ウェイト・スタッフは、お店自体からは、安いお給料しか出ていないそうです。そのかわり、ウェイト・スタッフは、とても感じが良いです。全て自分のチップに反映されるのがわかっているからです。

例えば、デザートのアイスクリームを2人でシェアしたいんだけど、などと言った時に、ちゃんと2皿に分けて持ってきてくれたりすることがあります。そういうときには、チップを弾みます。

アメリカでは、大学の学費は生徒たちが自分で払うということが普通のように聞きます。

学生時代に、アルバイトをするのです。ベビーシッターや、ウェイト・スタッフ、ピザのデリバリーなど、高校時代からあらゆるバイトをして、学費を貯めます。それがわかっているので、大人たちも、なるべく彼らを助けようとします。

日本では、大学時代のアルバイトは、お小遣い稼ぎ、という感じが多いようですが、アメリカでは、大学の高い学費を払うために、骨身を削ってアルバイトをしている若い人たちを見ると、助けてあげたいと思う、そういう大人の気持ちも、貴重だと思います。

というわけで、今回は、アメリカのレストランでのお話をお届けしました。アメリカに来られた際の参考になれば嬉しいです。

それではまた来週♫
Kayo

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