アメリカのスーパーマーケットは、とにかく広いです。
陳列棚も見事に天井まであって、陳列されているものの種類が豊富で、どれを買おうか迷います。
従業員さんたちは、ハシゴを持ち歩いて陳列棚を行き来しているのですが、高くまで陳列しているのは、マンハッタンは、地代が異様に高いから、狭い場所を有効に使おうと言う魂胆なのかもしれません。
今日は、そんなアメリカのスーパーと日本のスーパーの違いについて、お話します。
袋が違う!
まずは袋の大きさ
アメリカに来た最初、野菜を入れる用のポリ袋が、日本のものと比べるとすごく大きくて、どれだけ入れるの!って驚きました。
でも今では、逆に日本へ帰ってスーパーへ行くと、ポリ袋があまりに小さくて、あまり入らないなー、と驚きます。
袋の素材・価格の違い
日本で「レジ袋」と呼ばれたり、「ビニール袋」と呼ばれる袋、アメリカでは「プラスチック・バッグ」と呼びます。
なのですが、素材の違い、と言っているのは、ここ最近は、このプラスチックバッグの使用が禁止されて、どこのスーパーでも、写真のような有料の不織布の袋にかわったんです。
しかも、この不織布のレジ袋、最初の画像のは1枚25セント(約36円)!次の写真は1枚50セント(約73円)!もするんです!
日本のレジ袋は、ポリ袋でしたが、1枚5円くらいだったので、日本では助かりました。
こんな価格のレジ袋だけに、これは再利用しなければ!!と思っているのですが、ついつい持って行くのを忘れて、仕方なく買ってしまった袋が玄関に溜まっています(笑)
氷をもらえる!
日本のスーパーが凄い!と思う、アメリカのスーパーにないサービス!
それは、冷蔵や冷凍の品物を買ったときに、氷や氷を入れるポリ袋をタダでもらえたり、お店によっては、ドライアイスなんかも用意されてあったりすることです。
なぜなら、ニューヨークでは、それはないから。
冷凍食品やアイスクリームなど、真夏の暑い日に購入した時はどうするのですか?
と聞かれれば、答えは1つ
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「全速力で走って帰る」です。(笑)
スーパーに限らず、ケーキ屋さんなんかでも、日本だと保冷剤を無料でつけてくれたりするようですが、こちらではそれもありません。
なので、暑い日にケーキを買った時は?
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やっぱり、全力で走って帰る、です。(笑)
スーパーでの袋詰め
スーパーでの違いの極めつけは、スーパーのパッキング。
こちらでは、スーパーで買い物をすると、レジにもう1人、バッグに詰める専門の人がいて、その人が詰めてくれます。
なので、日本に帰国すると、スーパーで買い物をしてレジでお金を払おうとしていると、「あっちの機械でお金を払って、自分で袋に詰めてください」なんて言われて、そうか、そうだった!って、逆にちょっと驚いたりします。
でも、ここで私が思うのは、
やっぱり日本のように、自分で袋に詰める方がいいよなぁ!ってつくづく思います。
というのも、大体アメリカ人ていうのが、このコラムを読んでいる方はもうお分かりとは思いますが、日本人と比べると、がさつな方が多いです(笑)
バッグに詰めてくれるのはありがたいですが、冷蔵のものも、暖かいものも、全部いっしょくたです・・・。
生のお肉など購入しても、それをポリ袋に個別に入れてもらえるなんてことはなく、血が滴ったまま、普通のエコ手提げに入ります。
先日は、握り寿司のパックを購入したのですが、それがなんと!!
縦に入っていました・・・・。
ポリ袋にも入らずに、もし蓋が空いちゃったら、お寿司が全滅どころか、あちこちに、白ごはんとお刺身が散らばることになるのに・・・。
その時は、全滅こそなりませんでしたが、縦に入ってるもんだから、片方に寄っちゃって、せっかくの握り寿司が、なんだかひとかたまりになってしまってました(笑)
そんな事は日常茶飯事、ここはアメリカ、いちいち驚いてはいられません(笑)
というわけで、今回は日本に帰国した際に改めて気づいた、アメリカのスーパーと日本のスーパーの違いについてお届けしました。
それではまた来週♫
Kayo
平木かよ / Kayo Hiraki
ニューヨーク在住 2017年より、世界屈指の米国グラミー賞の投票権を持つ。同じく米国スタインウェイ・ピアノ公認アーティスト。現在、グリニッジ・ビレッジのジャズの老舗「Arturo’s」のハウス・ピアニストとして、週に5日、自己のトリオで演奏活動を続けて26年目。ニューヨーカーに、スイングの楽しさを届けている。ベースの巨匠、ロン・カーターとのトリオで、ブルーノート・NYへも出演。JALの国際線機内誌でも、海外で活躍する日本人として大きく取り上げられた。また、舞台「ヴィラ・グランデ青山」では山田優がジャズシンガーに扮するシーンでの、ミスティーのピアノ伴奏。カナダ・トロント・リールハート国際映画祭でブロンズメダルを受賞した映画「Birth Day」への挿入曲提供と共に、ピアニスト役で出演。フランス・パリ日本文化会館での館長招聘コンサートや、台湾にて、最大規模を誇る、台中ジャズフェスティバルへの出場など、世界を股にかけるスイング感あふれる彼女のピアノとボーカルには、定評がある。定期的に、くにたち音楽大学ジャズ専修で講義を持つ。