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パッションフルーツって「情熱の果物」じゃない!

World Lifeな生活
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おはようございます。
木曜日のCozyです!

私、よくスーパーへ行くんです。

果物コーナーをのぞくと、いろんなフルーツが並んでいますよね。

梨や桃、キウイはもちろん、ドラゴンフルーツやパッションフルーツも。

皮が “dragon”(龍)のウロコみたいだから「ドラゴンフルーツ」と名付けられたというのはご存知の方も多いはず。

でも、“passion fruit”(パッションフルーツ)って、

“passion”(情熱)の果物」

って思っていませんか?

実は、「情熱」どころか、全然違う意味で名付けられた果物だったんです。

― “passion”=「情熱」? ―

英語で “passion” といえば、「情熱」。

これはもう、よく知られていますよね。

だったら、

“passion fruit” は、

「情熱の果物」。

そう思いますよね。

南国のフルーツですし、いかにも「情熱」という言葉が似合いそうじゃないですか!

ところが、この “passion”、実は「情熱」ではなかったんです。

では、何なのか……

それは、

「受難」。

え!?じゅ、受難? という感じじゃないですか?

しかも、ただの「苦難」ではないんですよ。

英語で、

“the Passion”

というと、なんと

「キリストの受難」

を意味するんです。

イエス・キリストが捕らえられ、十字架にかけられるまでに受けた苦しみのこと。

メル・ギブソン監督の『パッション』という映画があったのを覚えていますか?

2004年に公開された、イエス・キリストが十字架にかけられるまでを描いた映画です。

原題は、

“The Passion of the Christ”

そう、この “Passion” も「情熱」ではなく「受難」なんです。

とはいえ……

パッションフルーツは果物ですよね。

どう見ても、キリストの受難とは関係なさそうです。

一体、どういうことなのでしょうか。

― 実は、果実ではなく「花」だった!? ―

そのヒミツは、パッションフルーツそのものではなく、「花」にあります。

パッションフルーツの花、見たことありますか?

白や紫の細い糸のようなものが、中心からワーッと広がった、とても変わった形をしています。

日本では「クダモノトケイソウ」と呼ばれていて、言われてみれば、時計の文字盤や針のようにも見えます。

ところが、この花を見た昔のキリスト教の宣教師たちは、まったく別のものを思い浮かべました。

「これは、キリストの受難を表している!」

と考えたんです。

たとえば、中心から放射状に広がる細い部分は、キリストがかぶせられた「茨の冠」。

3本ある柱頭は、十字架に打ちつけた「3本の釘」。

そんなふうに、花のあちらこちらをキリストの受難と結びつけたんです。

そこから、この花は、

“passion flower”(パッションフラワー)

と呼ばれるようになりました。

そして、その花にできる実だから、

“passion fruit”(パッションフルーツ)

と呼ぶようになったんです。

「情熱の果物」だと思っていたら、名前の由来は「キリストの受難」。

しかも、果物ではなく「花」からついた名前だったんですね。

― じゃあ、なぜ “passion” が「情熱」? ―

でも、不思議ですよね。

「受難」と「情熱」は、全然違います。

なんで同じ “passion”を使うようになったのでしょうか。

実は “passion” は、ラテン語の “passio”(苦しむこと)がもとになった言葉だったんです。

そこから、

「感情」や「欲望」

という意味でも使われるようになり、さらに

「激しい感情」

を表すようになったんです。

それが、現在の「情熱」という意味につながっていったんですって。

スーパーで何気なく見ていたパッションフルーツ。

まさか、その名前がキリストの「受難」から来ていたとはびっくりですよね。

今度パッションフルーツを見かけたら、

「ああ、情熱じゃなくて受難という意味なんだよね」

なんて思い出してもらえたら嬉しいです。

きっとパッションフルーツの味も違うように感じるかもしれませんよ。

それでは、また来週!

See you next week ~!

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