ハロウィンも楽しく終わり、各地の木々はセントラル・パークを始め綺麗に色付き、秋も深まり空気も澄んでいて、というかほぼ冬支度のニューヨークです。
アメリカではハロウィンが終わるとすっかりココロはホリデーシーズン。
まず、今週11月25日(木)からサンクスギビングの連休、ロングウィークエンド。
アメリカでは、11月の最後の木曜日が、サンクスギビングデーという国の休日に決められており、毎年11月の最後のウィークエンドは、がんばって金曜日に休みが取れれば、木曜日から続く、四日間の長い週末となります。飛行機で実家へ戻って、家族と一緒にターキーを食べたりするわけです。
そして、翌月12月月は、もうクリスマス。そしてハッピーニューイヤーへ、と心ウキウキが続く、待ちに待ったホリデーシーズンです。
ホリデーシーズンとともに、ニューヨークは青森とか北海道に近い緯度ですから、結構寒い冬が待っています。1月、2月には、毎日最高気温が零下の日が続くこともザラ。
そこで、私が欲しいと思う、ニューヨークで入手困難な、日本のものナンバーワンは!
今一番欲しい日本のもの
それは、ホッカイロ!!
まずアメリカには、ホッカイロがありません…。
日本から輸入したものはあるようですが、販売してるお店はごく少なく、見つけるのも大変。それにとても高額で、ひとつ、1ドル以上するんです。もったいなくて、『使い捨て』できません。(笑)
例年、日本で秋のコンサートツアーがあったので、その時に、いつもたくさん購入してニューヨークへ持ち帰っていたのですが、2020年の3月以降、パンデミックのため、ツアーで日本に行くことも出来ず、残念ですが、まだ次回の日本コンサートツアーの予定もたっていません。
現在は、まだ成田空港到着後、14日間の自主隔離があったり、また空港から滞在先までk公共の乗り物を使えないとか、海外からの日本入国者へは、当分いろいろ厳しい制約があるようですね。
ちなみに、NYの友人にホッカイロを見せると、「なにそれ!?面白い〜」って、みんな興味を示しますが、誰も「欲しい〜」とは言いません(笑)。白人、黒人ともに、我々日本人よりも寒さにつよいのか、結構寒いなあ、という日でもTシャツで平気で歩いてたりするのをよく見かけます。また、外が極寒で、しっかりとした防寒着を着てても、建物の中はかなり暖房が効いているので、それこそシャツ1枚で十分という感じなので、あまりカイロの必要性を感じていないようです。
今2番目に欲しい日本のもの
今ニューヨークで欲しい日本のものナンバー2!これは個人的に在庫が切れて困っているものなのですが、
エビオスとビオフェルミン。
もちろんアメリカにも乳酸菌サプリはあるのですが、どうもお口に合わず。日本のものは、まずカラダに優しい感じがします。
こちらも普段なら日本ツアーで行った際に、買って帰るのですが、今はコロナで日本に行けないので、今年は、友達に送ってもらうことにしました。
3番目に欲しい日本のもの
それはお茶。
私はもともとコーヒー党なので、毎日朝晩お茶を飲むわけではないですが、寒くなってくると飲みたくなる、あったかいお茶。でも、急須を持っていなくて、日本から美味しいお茶の葉を頂いても、いつも最後まで飲みきれず、勿体なくも無駄に…。そこで、そうだ粉末のお茶を買おう!、と思い付きました。ところが、おーいお茶の粉末、なんて売ってないんですよね。なので、緑茶粉末がニューヨークで手に入れにくい日本のモノ本堂々3位。
※画像は粉末ではない、お茶っ葉です。
美味しい和菓子
これはアメリカに長く住んでいる日本人女性の友人が言っていたことですが、
美味しい和菓子が食べたい!と。
ニューヨークには、スイーツも冷凍オッケーなモノは、日本から飛んできます。なので、スーパーで売ってる感じの、大福、おたべ、どら焼き、くず餅、ぐらいはあります。なので、入手困難とまではいきませんが、なにせ値段は日本の倍以上ですので、ある意味入手困難ですね(笑)
この生八つ橋は、6ドル79セント(約780円)。
美味しいー和菓子の「吉兆庵」がミッドタウンにあります!でも高級過ぎて私には敷居が高い。(笑)
和菓子ではないですが、チョコレートで、最近日本の「ロイス」ができました☆
物価高のアメリカ
パンデミック以降、物流の滞りと共に、めちゃめちゃ物価が上がっているアメリカ、そのトップとも言われるニューヨーク。ガソリンの料金は、昨年と比べて5割増、ステーキ用の肉も25%値上がりしているそうです。その他、衣料、家賃、レストランも、どんどん値上がり中。
なかなか厳しい状況が続きますが、景気が回復するまで、我慢を強いられそうです。大食いでなくて良かった(笑)。これを機にちょっと痩せちゃおっかな。
P.S
アマゾンで、10ドル値引きのクーポンが付いてたので衝動買いした、クリスマスデコレーション用のライトが届きました。自分の部屋に思いっきりピカピカ電球が輝いて、なんか少し楽しくなりました。2,000円の贅沢!皆さんも、ちょっとお部屋の模様替えや工夫で、ホリデーの雰囲気を出してみるのはいかがですか? 思ってたより、ルンルンになれるかも。
平木かよ / Kayo Hiraki
ニューヨーク在住 2017年より、世界屈指の米国グラミー賞の投票権を持つ。同じく米国スタインウェイ・ピアノ公認アーティスト。現在、グリニッジ・ビレッジのジャズの老舗「Arturo’s」のハウス・ピアニストとして、週に5日、自己のトリオで演奏活動を続けて26年目。ニューヨーカーに、スイングの楽しさを届けている。ベースの巨匠、ロン・カーターとのトリオで、ブルーノート・NYへも出演。JALの国際線機内誌でも、海外で活躍する日本人として大きく取り上げられた。また、舞台「ヴィラ・グランデ青山」では山田優がジャズシンガーに扮するシーンでの、ミスティーのピアノ伴奏。カナダ・トロント・リールハート国際映画祭でブロンズメダルを受賞した映画「Birth Day」への挿入曲提供と共に、ピアニスト役で出演。フランス・パリ日本文化会館での館長招聘コンサートや、台湾にて、最大規模を誇る、台中ジャズフェスティバルへの出場など、世界を股にかけるスイング感あふれる彼女のピアノとボーカルには、定評がある。定期的に、くにたち音楽大学ジャズ専修で講義を持つ。