今日は前回に引き続き、ニューヨーク、ダウンタウンの東側14丁目にある「ユニオンスクエア」で毎週末開催されるファーマーズ・マーケットの紹介第二弾!
※第一弾はこちらから
オーガニックの新鮮な野菜や果物はもちろんのことですが、それ以外にも、結構珍しいと思われるようなものなど、いろいろなベンダーが、ところ狭しと軒を連ねます。今回も、面白そうなものを選りすぐって、ご紹介していきますね。
まずは、お花や野菜なんかの苗木のお店。今年こそ、バルコニーにプランターを置いて、いろいろ育ててみたいな、と考えて散策。まずは、子供の頃に育てたことのある、トマトときゅうりを。宮古島の知り合いにビターメロンも簡単によく育つよ、と言われていたので、それとあとニガウリも、そしてハーブも育てたいなあ。自分のミントで、モヒートが作れたらいいなぁ。(笑)
お次はオリジナルの、ワイン屋さん。
ワインで思い出しましたが、以前イタリアのナポリでの演奏に訪れた時、オフの日に、ぶどう園の山ひとつ持っている知り合いがいて、呼んでもらったことがありました。
頂上近くに山小屋みたいなワインの小屋があり、そこで長靴を穿いて、おっきなバケツみたいなのの中で、ぐしゃぐしゃ踏んでワインを作るんだ、っていうところを見せてもらっった。
その後、直径が30センチ位ある、ばかでかいボトルの色々なワインを、はじからテイスティング☆うまいだのまずいだの、酸っぱいだの(こういう時は、タルトと言う表現を使います)、まったりしてるだの、渋いだの、といろんなことを言い笑い合い。その日の朝もぎたてのトマトとガーリックで作ったパスタソースで、グランマ自家製のパスタを食べて、そんな内輪のワイン収穫祭みたいのが、すっごく楽しかったことを思い出しました。
このお店とは関係なかったですが(笑)
そんなイタリアでのお話はまた別の機会に☆
さて、ワインと言えば、チーズが欲しいですね。自家製のフレッシュチーズは、何事にも変えがたいです☆
赤ワインの旨味を、ぐいっと引き出すんですよね。「日本酒」には「するめ」って、八代亜紀さんじゃないけれど、あれは絶妙な組み合わせだと、いつも思っていますが、「ワイン」には「チーズ」ですね。おいしいチーズがあると、安い赤ワインも極上の感じになると思います。
この写真↑のお店は、いろんなコンクールでも賞を取ったりしているらしい。値段もワンパウンドで4000円近く、と高級だけれど、きっとすごくおいしいに違いない。私はこういう時は、クオーターパウンド(100グラムちょっと)とか、すごい薄いひときれですが、買って帰って、それをちょびちょびと味わいながら、贅沢気分を味わったりします(笑)。
ゴルゴンゾーラチーズにおいしいハチミツをかけて、それとナッツと言うのも、以前何かで読んだのですが、白ワインとよく合うのだそうです。うーん、チーズにワインは最高、人生生きててよかった。
こちらの自家製蜂蜜は、ワンパウンド(約450グラム) で8ドル(約900円)。砂糖の3分の2位の糖質はあるそうだけれど、とにかくカリウム、鉄、ビタミンB2、ナイアシンなどの栄養素が豊富。なので、私はちょっと贅沢と思いつつも、普段の料理で甘味が欲しい時、砂糖の代わりにハニーを使っています。天然のハニーは、味もとってもおいしいですよ☆
天然ハニーを購入したから、やっぱり一緒にヨーグルトもエンジョイしたい。ゴート(山羊)乳製品の、チーズやヨーグルトなど、ホームメイド屋さん。ラベンダーも作っているんだって。
ボードに書いてある「Chèvre」 とは、フランス語で、ゴートチーズの事だそう。Feta チーズと、見かけが似ているので、どう違うのかわからなくて聞いてみたら、Feta はゴートミルクが30%、そしてシープ(羊)ミルクが70%の割合で作るんだって。
両方とも、フランスの、アルチザン(職人)によって、アメリカにもたらされたのだそう。
ちなみに、ここの1番の売れ筋は、ハニー・ラベンダー・ゴートチーズ。今度、ぜひいただいてみよう。
こちらはクッキーやポップコーンなどのお店。夕方近くで、私の好きなコーンブレッドが売り切れてたのは残念でした・・・。最近は、いろんな味のポップコーンが流行みたい。キャラメライズド(キャラメルがけ)とか、スパイシーホットとか。
このチョコレートチップクッキーは直径が12センチぐらいゆうにある。最近は、こういう手作りで自然志向の、田舎っぽい、ざっくりしたクッキーが好きになってきました。どれにしようかな〜、ここのブラウニーも美味しそうだな〜、と幸せな悩みです。
マーケットで値切ったりするのも、郷に入ったら郷に従え、でやってみたいと、いつも思いつつも・・・・なかなか実践できていないのですが、私も含め、そんな人でも安く買える方法があります☆
夕方近くになってくると、閉店時間が迫ってきて、どのお店も、せっかく持ってきたものを持って帰るのは無駄なので、何とか売り切ってしまいたいもの。
それで「BOGO 」なんて言う表示も出てくる。
※ちょと見えづらいですが、お花のバケツに「BOGO」って書いてます。
これは”Buy one, get one free.”の略で、ひとつ買えば、もう一つは無料でついてくるよ、つまり、「2つでこの値段!」という意味。
そんなお得な情報も入れつつ、続きはまた来週お届けします。
手づくりウイスキーとか、ソーセージとか、、、お楽しみに☆
平木かよ / Kayo Hiraki
ニューヨーク在住 2017年より、世界屈指の米国グラミー賞の投票権を持つ。同じく米国スタインウェイ・ピアノ公認アーティスト。現在、グリニッジ・ビレッジのジャズの老舗「Arturo’s」のハウス・ピアニストとして、週に5日、自己のトリオで演奏活動を続けて26年目。ニューヨーカーに、スイングの楽しさを届けている。ベースの巨匠、ロン・カーターとのトリオで、ブルーノート・NYへも出演。JALの国際線機内誌でも、海外で活躍する日本人として大きく取り上げられた。また、舞台「ヴィラ・グランデ青山」では山田優がジャズシンガーに扮するシーンでの、ミスティーのピアノ伴奏。カナダ・トロント・リールハート国際映画祭でブロンズメダルを受賞した映画「Birth Day」への挿入曲提供と共に、ピアニスト役で出演。フランス・パリ日本文化会館での館長招聘コンサートや、台湾にて、最大規模を誇る、台中ジャズフェスティバルへの出場など、世界を股にかけるスイング感あふれる彼女のピアノとボーカルには、定評がある。定期的に、くにたち音楽大学ジャズ専修で講義を持つ。