この7月6日から、ニューヨークでは第3フェーズのビジネス(ネイルサロン等、個人向けケアサービス)が再開。
ただしニューヨーカーみんながすごく待ち焦がれていたレストラン、カフェ、バー等の店内営業は、見送られることとなりました。
現在アメリカでは残念なことにニューヨーク以外の州で、この夏休みで人々の気持ちも緩んだのか、コロナがすごい勢いで蔓延中です。そのほとんどがビーチやバー等での感染によるものと言う報告が出たため、せっかくこの4ヶ月かけてアメリカで1番低い感染率まで持ち込んだニューヨークでは、それをキープするためにもう少しの我慢だそうです。
そんなわけで、やっぱりスーパーマーケットでのお買い物は必須。定員の50%以内でのショッピングと言う規制があるため、やはりほとんどのお店では四六時中、約2メートルの間隔をおいて、長い列が。
近くの、マンハッタン、アッパーウェストサイド地区にはとても良いスーパーがいろいろあり、助かっています。
ベストは、なんといってもフェアウェイかな。
とにかく品揃えがすごい。ほとんどの野菜は自分が好きなだけ分量を測って購入できますし、値段がリーズナブル。世界中のいろんな食品が置いてあり、見かけは高級スーパーなのですが、お値段は庶民的なので、近所の人たちにもとても人気があるのだと思います。
そして数年前に新しく出来たまるまるワンブロックの大きな店舗を持つ、ホールフーズ。
すぐ隣にはワインショップもあり、1階がお惣菜など量り売りしてくれるデパ地下風。そして地下には生鮮食料品です。ここは鮮魚&精肉売り場があるのがウリで、この近所には魚屋さん肉屋さんはないので、唯一シーフードはここで購入しています。
よく知らないお魚の調理や保存方法などは、ここで量り売りしてくれるお兄さんに聞くと、「ちょっとフラワー(小麦粉)をはたいてね、バターで表3分、裏 3分焼くと美味しくなるよ!」などなど教えてくれます。
そして最近参画したのは人気店トレーダージョー。
ここはいつでも行列ができる、お値段気軽でポップなデザインのかわいいお店ですが、ちょっと品揃えがコンビニっぽくて、例えばすぐ袋から出せばそのままサラダになるスプリングミックスとか、袋ごとそのままソテーにできるアスパラガスとマッシュルームと紫オニオンのカット入りのパッケージとか、冷凍食品もその中の材料だけで中華の逸品ができたり、なかなか忙しいニューヨーカーにとっては便利なオリジナリティあるものが揃った、おしゃれな空間です。
とにかくレジの行列はすごいんですが。コロナが流行る前は、通常入り口の近くぐらいまで1番奥のレジから列ができるほどの、人気店。
後は、ちょっとおいしいものが食べたい時はシタレラやゼイバーズがあります。富裕層御用達っていうか、とてもおいしいいろんなお惣菜を量り売りしてくれるんです。スイーツも充実!
コロナが早くおさまって、毎回長い行列を待たなくてもゆっくりお買い物が楽しめるようになるといいな、と思います。
Kayo
平木かよ / Kayo Hiraki
ニューヨーク在住 2017年より、世界屈指の米国グラミー賞の投票権を持つ。同じく米国スタインウェイ・ピアノ公認アーティスト。現在、グリニッジ・ビレッジのジャズの老舗「Arturo’s」のハウス・ピアニストとして、週に5日、自己のトリオで演奏活動を続けて26年目。ニューヨーカーに、スイングの楽しさを届けている。ベースの巨匠、ロン・カーターとのトリオで、ブルーノート・NYへも出演。JALの国際線機内誌でも、海外で活躍する日本人として大きく取り上げられた。また、舞台「ヴィラ・グランデ青山」では山田優がジャズシンガーに扮するシーンでの、ミスティーのピアノ伴奏。カナダ・トロント・リールハート国際映画祭でブロンズメダルを受賞した映画「Birth Day」への挿入曲提供と共に、ピアニスト役で出演。フランス・パリ日本文化会館での館長招聘コンサートや、台湾にて、最大規模を誇る、台中ジャズフェスティバルへの出場など、世界を股にかけるスイング感あふれる彼女のピアノとボーカルには、定評がある。定期的に、くにたち音楽大学ジャズ専修で講義を持つ。