この記事は、先週の記事の続編です。
前回の私の記事は…
ほとんど誰でも、日本語に訳さず直接英語を読めるようになる、という内容。
そしてその読み方は
日本語を通して、ではなく英語から直接イメージする、というもの
より詳しくは前回の記事をどうぞ
↓ ↓ ↓
https://worldlife.jp/archives/8090
さて今回どうしてもあなたに伝えたいことは3つ。
<「ま、OK」な発音>
まず、声を出さない黙読でも英文は(頭の中で)正しく読めた方がいいこと。通じるか通じないかの話なら、ひどい発音でも大抵通じるでしょう。でもここは黙読の話。
正しい発音の方が頭の中ですらすら読めます。あんまりひどい発音だとすらすら読めない。読むのがイヤになりそうですよね。
と言っても、完璧な発音を狙う必要はありません。お手本を聞いてマネすればいい位…「ま、OK」(=good enoughなレベル)の発音位。
訳さない読み方のカギの一つが、この「ま、OK」(=good enoughなレベル)の発音かも。
そこで読む物は(お手本の)音声付がいいですよね。中学の教科書ならついています。
<6割は正しいイメージを>
第2点目.「心にイメージを思い浮かべる」なんですが、好き勝手に妄想してはいけませんw
例えば
He is sitting on the chair.
を見て、こんなイメージが浮かぶ
ようなら妄想。
つまり英文の意味を正しくとって読める必要があります。当前ですよね。完璧でなく、少なくとも6割位は正しくとりたい。逆にいうと4割以上想像だけだと妄想に近づくかも。
その為には一通り文法を学ぶのがやはり効率的。絶対必要なのが文法の基本。中学の教科書なら文法の基本は見直しやすいですよね。
<理屈で悩まない>
今回の追加説明で訳さず読む方法は完結。あなたは難しそうと思ったでしょうか。でも書いてある印象ほど実際には難しくないんです。
文字にすると難しそうに感じることってありますよね。
例えばあなたはトイレが使えるでしょう。でも例えば昔の日本人に、使い方を一から教えるとしたらどうでしょう。
どこにどう座る、着物はどうする…江戸時代の人はチョー難しいと思うでしょうね。でも実際には簡単簡単。皆も小さい頃は手取り足取り教えてもらったはず。でも今は目を閉じてもできるw
「訳さず読む」もその類の話。
やってみる → だんだんできる → 慣れる
それだけのこと。とにかく理屈で悩むようなことではないですよね。
私の説明を読み(そんなものか~)と思ったら、次はトライ。私も高校生には説明の時間は全体の4分の1位。でも繰り返しですが、約9割はできたんです。だから確率的にあなたもできるはず。
失うものはありません。安心して実際に試してみるといいですね。コツをつかめばできるようになる…(かな)
Wishing you success!
Jiro
追伸:約一割の高校生に多かった質問は「日本語を頭に出さない」感じがつかめない…でした。そういう時は「日本語の脳波を出さない」とか「日本語の息を止める」とか言いました。でもこれも理屈じゃなく、フィーリングかも。
◯中学教科書NEW HORIZON English Course 1
https://www.amazon.co.jp/dp/4487123917
◯同リスニングCD
http://www.amazon.co.jp/dp/4487356636
追伸:もしあなたがどうしても、中学教科書では…と言うなら、大学図書館等に速読教材が。
例えば以下は地元の静岡大学等で見たもの。
各数十冊以上のシリーズでレベルも多々。(コロナ前は学外者も利用可)
Oxford reading tree ・Penguin readers Easystarts ・Macmillan readers ・Cambridge English readers ・Oxford bookworms library など。
これも勿論最低レベルからスタートですよね。
私立学校に英語教師として勤務中、40代半ばに差し掛かったころ、荒れたクラスを立て直す策として、生徒に公言して英検1級に挑戦することを思い立つ。同様の挑戦を繰り返し、退職までに英検一級(検定連合会長賞)、TOEIC満点、国連英検SA級、フランス語一級、スペイン語一級(文科大臣賞)、ドイツ語一級、放送大学大学院修士号などの成果を得る。
アメリカで生徒への対応法を学ぶ為に研修(地銀の助成金)。最新の心理学に触れた。4都県での全発表、勤務校での教員への研修を英語で行う。現在も特別選抜クラスの授業を全て英語で行っている。「どうやって単語を覚えればいいですか?」という良くある質問に答える為、印欧祖語からの派生に基づく「生徒には見せたくない語源英単語集」を執筆中。完成間近。常日頃洋書の読破で様々な思考にふれているが、そうして得た発想の一つを生かして書いた論文がコロナ対策論文として最近入賞。賞品の牛肉に舌鼓をうっている。元英検面接委員