【World Life】とは?
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あ,その単語,要注意です!

World Lifeな生活
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さて,いきなりですが問題です!

次のカタカナ英語,まちがいはいくつあるでしょうか。

リラクゼーション
シュミレーション
ティーパック
ゲージ(ペット用)
アボガド
ナルシスト
アタッシュケース

あなたはわかりますか?

―発音間違いのカタカナ英語―

さて,解答をみてみましょう!

❌リラクゼーション
❌シュミレーション
❌ティーパック
❌ゲージ(ペット用)
❌アボガド
❌ナルシスト
❌アタッシュケース

な,なんと,全部間違いなんです!

なぜ?って思いますよね。
だって,私も普通に間違って使っているものもありますもの。

実際の正しい発音は,

リラクゼーション → リラクーション
シュミレーション → シミュレーション
ティーパック → ティーバッグ
ゲージ(ペット用) → ージ
アボガド → アボ
ナルシスト → ナルシシスト
アタッシュケース → アタッシェケース

ひぇ〜!って思いませんか?
ケージやアボカドはわかったとしても,ナルシシストなんてねぇ。

と,書き出しは「カタカナ英語の発音の間違い」をご紹介しましたが,
カタカナ英語の「使い方自体」を間違えているケースが最近本当に多いのです。

日本語で話す時はとくに問題ないと思うのですが,

「英語では違うんだ」ということを知っておくことは大切。

ですので,今日はそのお話をさせてくださいませ。

―その英語,意味違う…―


「めっちゃテンション上がるね!」

先日,家でこう発言した私は次に

「あっ・・・,やばっ…。」

という表情をしてしまったのです。

実はワタクシ,2年ほど前にこのような記事を書いております。

『テンションって何?』
「超テンション上がる~!」ってよく聞きますが、これが「超楽しい、うれしい!」 という意味だとわかるということは、日本人の多くは、「テンション=気持ち、感情」と思ってるってことですよね? たしかに英語には “tension”という語があります。

日頃から,

「これは日本でしか通用しないカタカナ語だから,英語で話すときは気をつけよう!」

と口を酸っぱくして言っております。

その代表格的なものが「テンション」。

以前の記事にも書いていますが,英語で “tension”は,

「緊張・ピンっと張り詰めた状態」「電圧」の意味。

私たち日本人が使っているような「気分」という意味はありません。

「テンション上がるよね!」をそのまま英語にしてしまうと

「強い緊張感」「高電圧」みたいな意味になってしまうのです。

なので,普段は使っても大丈夫だけど「英語では違う意味」ということを知っておこうね,と言っているのですが,私もついつい,使っちゃうんだなぁ,これが(汗)

だから「あ…,やばい」となって周りはニヤニヤしてしまったんですね。

このように,本来の英語の使い方とは違う「カタカナ英語」を,
私たちは本当によく使っているんですよね。

今回は,よく使っている中からいくつかを考えてみたいと思います。

― “style”(スタイル)―


「あの人,すごくスタイルいいよね。」

よく聞くような表現。

日本語で言う「スタイルがいい」って,きっと「スラッとした体型で素敵」という感じでしょうか。

でも英語の “style”は,「様式」「やり方」「型」などが主な意味で,「体型」を表すものではありません。

もし,「体型」を褒めるとすれば,

“You have a great figure.”(スタイルいいね。)

のように, “figure”の表現を用いると良いと思います。

たまに

「太ったんじゃない?」
「痩せたねー。」
「顔が小さくてかわいい。」

のように言う人がいますが,他国,特に欧米では捉え方が違ったりしますので,
体型に言及するのは気をつけたほうがいいかもしれません。

特に

「昨日,俳優の○○を見かけちゃった。顔が小さくて素敵だった。」

のように,「顔が小さい」と言うのはNG

「顔が小さい」=「頭が小さい」=「脳が小さい」=「頭が悪い」

のようにとらえられることもありますので気をつけましょう。

でもなぜ,”style”という言葉が日本では「体型」のような意味合いでつかわれるようになったのでしょうか。

あくまでも憶測ですが,「洋服などの【型】」を表すこともあるので,

「素敵な型の服を着た人」から,「スタイルの良い人」になったのかもしれませんね。

―“revenge”―

これも以前お伝えしたのですが,やっぱり多くの人に意識していただきたいので,もう一度。

「この前,あの人気店のシュークリームが売り切れだったから,今日はリベンジするぞ!」

なんて表現,よく聞きますよね。

ご存知の方も
“revenge”は,「復讐,仕返し,報復」という意味。

スポーツの試合で,「敗者が勝者に再挑戦する試合」に対して使われる “revenge match”(リベンジマッチ)というところから,「もう一度チャレンジする」という意味で使われているのだと思います。

でも,それはスポーツの話。

基本は「復讐,仕返し,報復」という意味なので,テレビなどで出演者が

「今回のお料理。前回は失敗してしまったので,今日こそリベンジしたいと思います。」

などのように使われているのを聞くと,

「みんな【再チャレンジ=リベンジ】という意味って思っちゃうじゃん!!」

と思ってしまうわけです。

状況によってこの英語表現は異なりますが,基本的には「再挑戦する」の

“try again”
“retry”
“challenge again”

など,使うようにしましょうね。

―まだまだあるある―

もう少しだけ,ちょっと短めにご紹介。


“naïve”(ナイーブ)
「感受性が強い,純粋で繊細な心」のような意味で使われますが,英語では
「世間知らず,お人好し」といったネガティブな意味合い。

「うちの子はナイーブなんです。」って言ってしまったら・・・ちょっと失礼ですよね。

“baby car”(ベビーカー)
「赤ちゃんが乗る車」だからペビーカー。
よく考えたものだと思いますが,英語では国によって呼び方が違うそう。

イギリスやオーストラリア等では
“pram”
“pushchair”
“buggy”

アメリカでは,
”stroller”

がよく使われているようです。

“baby car”と言うと,子どもがまたがって乗って遊ぶ小さい車や,ミニカーのように思われるかもしれませんね。

“stove”(ストーブ)


そろそろ暖房器具も片付ける時期でしょうか。(まだ早い?)

日本では,ある種類の暖房器具のことを「ストーブ」といいますよね。
灯油だけではなく,電気で暖める「電気ストーブ」もあります。

でも,英語で “stove”というと,一般的には「調理器具」のことになるんです。
いわゆる「コンロ」。

暖房器具としての “stove”もありますが,それは「薪や石炭などで暖を取る本格的なもの」。
寒い地域の方は, “stove”を使っている方も多いかと思います。

それ以外の暖房器具は,英語では “heater”(ヒーター)と言うのが一般的なんですね。

あ〜,ここまで書いてきて,なぜかさっきから頭の中にシュークリームが出てくるんです。

「疲れてるから甘いものでも食べたいのかなぁ。」

と思ったら, “revenge”のところの例文で「シュークリーム」って書いているではありませんか。
そこからだったんですね。

でも,なぜこのシュークリームをチョイスしたかというと,「英語ではないから」。

英語でそのまま, “I like shoe cream.”(私はシュークリームが好きです。)と言ってしまったら,多分 “shoe cream”(靴磨き用のクリーム)と思われること1000%。

フランス語で,「クリーム入りのキャベツ」chou à la crème(シュー・ア・ラ・クレーム)から来てるんですって。
なんでも,キャベツ(シュー)の形に似ているからとか。

面白いですね。

ちなみに英語では, “cream puff”(クリーム・パフ)と言います。

ということで,私,コンビニにシュークリーム買いに行くこととします。

それではまた来週〜♪

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