少し春が来はじめたニューヨーク。
そろそろ海辺の街のボードウォークを散歩するのもちょっと気持ち良いかなと、また冬ごもりを終息すべく、東海岸のカジノリゾート、ニュージャージー州の「Atlantic City(アトランティックシティ)」へ。
前回は2020年、パンデミック明けのリオープンしたてで、ほんと人も少なかったアトランティックシティ。あれから1年半経ったから、少しは盛り返しているかな。
ニューヨークからの2時間半のドライブの途中、いきなりのスノーストーム。先週たくさん花々が咲き始めて暖かくなったのが嘘のように、思いっきり冷え込んでいます。なんでまたこんな寒い日に、海辺の街へ出かけるかなぁ、と後悔。でもこれも神さまの思し召し。
今回の宿泊先は、前回いろいろお散歩してみて一番おしゃれっぽいホテルかなと思った、
「Hard Rock Hotel & Casino(ハードロックホテルリゾート&カジノ)」
寒い中ではありますが、「ハードロックホテル&カジノ」は総合リゾートなので、ビルの中にプールやジム、各種レストラン、ショッピングモールやフードコートそして、名前の通り「カジノ」など、完備ばっちりなので、屋外は諦めても、屋内で楽しめるはず☆
ただし!レストランを調べたところ、ステーキの有名レストランや、シーフード専門店、お寿司屋さんもあるのですが、値段を見てみたら超一流店〜。カジノで大勝ちすれば、行けるかも、なんてちょっとはかない想いを描いてみたりもする。
交渉してアップグレード☆
さて、到着してまずはチェックインですが、待たされました・・・・。チェックインの時間はとうに過ぎているのに、お部屋の掃除がまだのようで。そこですかさず交渉すると、お部屋をグレードアップするので、待ってもらいたいと。高層階37Fの素敵なお部屋にしてもらえるならよいかと、待つことに。
アメリカでは、何かあったら、言われるままではなく、思っていることは伝えて、しっかり交渉することも大事☆
部屋が出来次第、SNSメッセージで教えてくれるそうで、その間に、ロビーすぐ横のハードロックカフェに。
ステージでは、機材の搬入が始まり、アンプや照明のセッティングが開始されていました。さながら立派なコンサート用のPAシステム(音響機器)365日、プロのバンドのライブ演奏があるそうで、それもここでの晩の楽しみのひとつ。
結局待つこと40分でしたが、感動の37階、オーシャンフロントルーム☆。フロアから天井までの全面窓が良い!窓の外は、見渡すかぎり太平洋。角部屋で、外へ向いている壁が全部ガラス張りで絶景。
Thank GOD.(神さま、ありがとう)
これは深い意味ではなく、英語ではこういう時、自然に「サンク・ゴッド」と言います。
さながらロック博物館♫
さて、ハードロックホテル内の探索です。
このホテルの中は、有名ロックスターたちゆかりの、いろんなものが展示してあります。さながら、ロック博物館のよう。様々なものが山ほどあるのですが、その中でいくつかお届けしたいと思います。
まずは、BEATLS(ビートルズ)♫
実際にステージ上で身に付けた衣装と、乗ったロールスロイスなんだそうです。
次々参ります☆
次は、吉田拓郎など、日本のミュージシャンにも影響を与えた、ノーベル文学賞も受賞した、現代の吟遊詩人、BOB DYLAN(ボブ・ディラン)のギター☆
そして、BONJOVI(ボンジョビ)のギターリスト、RIKCHIE SAMBORA(リッチー・サンボラ)のギター☆
日本ではジミヘンの愛称で呼ばれ、多くのミュージシャンに多大な影響を与えたギターリスト、JIMI HENDRIX(ジミ・ヘンドリックス)のサイン帳☆
シンガーソングライター、作曲家、音楽プロデューサー、映画監督、またもっと他にも、ホント色々な顔を持ち、ファンク、ブルース、ゴスペル、ロック、サイケ、ダンス、ソウル、ポップ等、様々な音楽性を兼ね備えていたPRINCE(プリンス)のギター。
そして、言わずと知れた、キング・オブ・ポップ、Michael Jackson(マイケル・ジャクソン)の手袋☆☆☆
ホント、好きな人にはたまらないお宝な一品もあるかもしれませんね(私自身はJAZZ畑なので、ロック方面はあまり詳しくないんですが)。
さて、前回1年半前にアトランティックシティを訪れた際と比べて、前回よりは人が少しは増えたように思えましたが、コロナ禍前の賑わいまではなかったかと思います。前回とは季節も違ったり、泊まるホテルも違ったりしているので、一概には言えないかもしれないですが。少しでも人が戻って来ている感じは嬉しいですね。
さて、次はいよいよ「カジノ」へ☆
前回は、従業員、ゲストともマスク着用、カジノへの入場に際して体温計での確認、それぞれの人が約2メートルの距離を置き、消毒薬を持った従業員がゲストが立った後のゲーム機を即拭いて回るほどの徹底ぶり。各コーナーにハンドサニタイザーを設置、半分以上の椅子は片付けられたりテープが貼られたり、使用不可能に、なんていう状況でした。
今回はどうだったのか、次回お届けしますね。
また来週
Kayo
ー追伸ー
ふっかふかのベッドでゆっくり休んだ翌朝、部屋着のまま、ホテルのメインレストランであるハードロックカフェから、ルームサービスでハンバーガー!真っ白のテーブルクロスがかかった、特別のテーブルに載って、冷めないように銀色の蓋付きでやってくるルームサービスで朝食☆いつも映画で見るけれど、いちどやってみたかったのでした。
平木かよ / Kayo Hiraki
ニューヨーク在住 2017年より、世界屈指の米国グラミー賞の投票権を持つ。同じく米国スタインウェイ・ピアノ公認アーティスト。現在、グリニッジ・ビレッジのジャズの老舗「Arturo’s」のハウス・ピアニストとして、週に5日、自己のトリオで演奏活動を続けて26年目。ニューヨーカーに、スイングの楽しさを届けている。ベースの巨匠、ロン・カーターとのトリオで、ブルーノート・NYへも出演。JALの国際線機内誌でも、海外で活躍する日本人として大きく取り上げられた。また、舞台「ヴィラ・グランデ青山」では山田優がジャズシンガーに扮するシーンでの、ミスティーのピアノ伴奏。カナダ・トロント・リールハート国際映画祭でブロンズメダルを受賞した映画「Birth Day」への挿入曲提供と共に、ピアニスト役で出演。フランス・パリ日本文化会館での館長招聘コンサートや、台湾にて、最大規模を誇る、台中ジャズフェスティバルへの出場など、世界を股にかけるスイング感あふれる彼女のピアノとボーカルには、定評がある。定期的に、くにたち音楽大学ジャズ専修で講義を持つ。